秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

暮らしの山里 早春の集落に煙が棚引かず

2014年02月27日 | Weblog

低気温の日々が続いたのであろうか雪解けがなかなか進まず何時までも集落の

畑に残って畑仕事に取り掛かれないお年寄りたちをやきもきさせた

だいたい、今頃から、畑で残材の枯れ草や畦の枯れ草などを焼いている人たちを

見かけるのだが、今年はまだ雪を被っている畑がたくさんある

畑や畦から一筋の煙が立ち上がって早春の淡い空色に棚引いているのを遠めに見かけると

ああ、とうとう春だよな、やっと始まったかとよく深呼吸したものである








代々の畑大事に畦を焼く

雨上がり末黒の芒力見し

芝焼や守人走り火も走る

土割りて力を見せし蕗の董

祖谷にゐし想はれ橋や春時雨