秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷秋点描 仲秋の山里は爽やかに 

2015年09月02日 | Weblog

仲秋の声を聞くと、身体にも、ああこれから秋が深まっていくよなあとの
思いになる、大気も澄み渡り爽やかになり暮しよい時候にほっとするよね

夏の疲れが出始めているが、身体と気分を新たにして秋を楽しみたいものだ
食欲の秋、うま酒の秋となり、食べすぎ、飲みすぎには気をつけねばと思う

50歳代半ばすぎまで割合とルーズに生活していた、接待、付き合いで
あまり飲めない酒で飲み屋街を渡り歩き午前様になること毎日であった
まあ、高度成長期であり、交際費は使い放題であり、仕方ないこともあった

その付けは覿面に身体にきた、ぶくぶくの肥満体になってしまった
このままでは成人病になるのは目に見えている

以前から高校の同期会が2,3年おきにに開催していて、時折出ていた
さすがに50歳代になると、健康の話が多く話題にのぼりだしていた

同期には医者になった者がかなり居て、みんなはじぶんの身体について
よく質問していたものだ
ぼくも懇意なやつに、肥満を解消するのにどうすればよいかを聞いた

彼は朝飯、昼飯はしっかり食べて夕食は控えめに質素なものにすればよい
朝と昼は食うや喰わずで晩は豪華に肉や酒のグルメの食習慣をやめて
逆にする食習慣を身につけることだよ

要するに昼間は活動してカロリーを消費して多少の不足気味にする
晩は質素にして控えめに取りカロリーを0かマイナスに維持するだけだよ

運動はよくすることだ、また、予防医学を取り入れて身体を管理すれば
ある程度元気で老後を迎えられるよとの持論であった

彼の持論をぼくはやってみることにした、さすがに夕食控えめはしんどかった
酒は元々あまり飲めないから、それほどではなかった

運動については、それまでアユ釣りを毎週のように本場の高知に出かけていたが
同好の知り合いが亡くなったのを機会に山歩きに転向した

以後、5年あまりの間に肥満は完全に解消した、体重は一定をキープしている
予防医学について彼に病院と医者と病気の上手な付き合い方を教わった

50歳を過ぎれば一年に一回は体のすべての検査をする、良い病院とホームドクターを
見つけ、病気が見つかれば大事にならないうちに治療することなどであった

病気を大きくしないことを彼は力説していた、大事になってからでは医者も神様ではないから
助けてくれと云われてもどうしようもない

なによりも、これから楽しみにしている余生を入院や病院通いに費やすことはもったいない
何のための老後か判らないことになってはつまらないではないか

と云われれば、ぼくにはお気に入りの奥祖谷通いや山歩きを目標にしていたので
身体の管理には気を使って今日まで元気でこれたと思っている

いま、思えば彼の一言がきっかけであった、また、それを素直に曲がりなりにも
ある程度で実行したのもよかったのだろうと思っている
別に、変ったことをしたわけではない、ごく普通の生活習慣を維持しただけなのだが




仲秋の雲広ごりてたなごころ



名峰を盃に浮かべて秋燈下


































































コメント (2)
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