さまざまなものごとはいろいろな変化をしてきて、いま、この状態にあるんどよね
でも、いまある状態はそんなに長続きはしないだよな、すぐに変化することもある
なかなか変化しないものもある、が、それが知らぬ間に変化しているんだね
個々のものごとは他のものごととちょうどよいバランスを取っているんだよね
だから、いまある状態に敬意を表してていねいに扱わないといけないよな
このようにものごとが次々と変化して流れているのを思うにつけても
空間と時間を軸に過ぎ去っていくひとの人生もそうなんだろうね
よろこびも、たのしみも、おもしろみも、かなしもも、くるしみも、いかりも
始まっては治まり、始まっては治まり、の連続したり、途切れたり、その間が
短かったり、長かったり、激しかったり、秘かであったり、形を変化させて
人の人生を形作っていくんだよね
それは、海を渡り歩く生きた波と波なんだよな、どこともなく現れては彷徨う波は
美しいものであったり、荒ぶれた感情を顕にして襲い掛かったり、子守唄のようであったり
腹立たしさ、悲しさ、失意、寂しさ、悔しさを押し寄せてきたりと戸惑うばかりだよね
そんな波でも必ずといっていいほど、そのすき間、すき間があり切れ間があり
途切れる瞬間があるものだよね
そんなときはしずかで、なぎの状態なんだろうね、そのときどきをみつけてはこころを
精神を、身体をおだやかに休めて次に来る波に備えておきたいね
そうこうしているうちに、人生のたそがれ、ゴールが近づいてくるものだよな
そうなれば、占めたものだ、やがて、波が徐々に小さくなりおだやかになって
小さく、小さく、形も崩れて、やがて治まるんだよな
波は必ず治まるものだ、治まらない波はないんだよ 、だから、だいじょうぶなんだよね