秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 災害は舌の乾かぬうちに来る

2015年09月18日 | Weblog

堤防決壊、なんとも遣り切れない災害ですね、どこで暮していても安全な場所はない
昨今の自然災害にプラス原発災害と余分なものまで背負って暮らす世のなかになり、住み辛いことですね

福島の原発震災の後処理など何も見えてこないし廃炉に至っては何十年、或いは100年単位で
処理しなければならないことを思うとその膨大な金額を国民の負担となるのは目に見えている
が、再稼動することは、いま、生きている人たちの欲望でもあるのであろう

すべての原発が再稼動ともなれば、増えてくる放射能ゴミをどのようにするのだろう
いままでのゴミでさえ、どのように処分するのかさえ、何も決まってないし、見通しも付いてない
有耶無耶のままに、後世に付けを押し付けるつもりでいるわけだよね、いま、生きているぼくらは
なかなか悪賢くて見切り発車が好きで責任逃れの上手い世渡り上手なんだよね

世のなかの動きや暮らしはネットの急速な普及でずいぶんと変ってしまいました
世界の情報が瞬時に居ながらにしてわかるようになり、どのように動いているのか
ある程度わかるようになり、便利になったのか、不便になったのか判らないけどね

ただ膨大な情報をやりくりして、判ったような、判らないようなことに、何事も有耶無耶にして
やり過ごそうとする社会風潮になったよな、ものごとがそのように流れても普段の暮らしに
なんら不便なこともなく、困ることも格段ないよな

そんなんで、中身がどうなっているか、見えないけれど、何かすれば何かが出てくる
そのようなことが、あまりにも多くなって、ひとの生き方や働き方までずいぶんと
わかりづらくなってしまったよな

ブラックボックスのようなものが彼方此方にやたらとできて、なにか強力な力のようなもので
監視されて暮らすような窮屈は大変だろうなとつくづく思いますな
難しい世のなかについ、弱音を吐きたくなるよね

ひとむかしも、ふたむかしも前のようなシンプルな世のなかや暮らしが懐かしく
なってきますね

しかし、これも世の流れであれば所詮いたしかたないもの、そのままやり過ごして
時間がながれてゆき、最後のゴールに行き着くのでしょうか、きっとそれでいいのだよね

なにげなく撮った写真にすばらしいものが写っていたりして、こころときめかしたり
豊かにしてくれるものであったりしたものならいいのだけどな
でも、なかなかそうもいかないのも人生そのものなのかもしれないよね






咲き初むなべて無垢なり薄かな