■昨日の無料相談会に来た中国人研修生の相談は、帰国したときは税金、社会保険金の返還をどうしてするのか?適法に今の会社を変わる方法があるか?というもの。
我々の回答は、帰国後に本国で返還手続をする。一時帰国するだけのときは返還できない。適法な転職はできない。というもの。給料が少ないという不満があるが研修生の目的は技能習得であり労働ではないから正規の給料とはいえない。
現実には中国では日本で働くと稼げるからといって中国ブローカーが人集めをして法外な手数料・保証金を取ったり貸付をして日本に送り出す。日本では事業共同組合が受託して各地の企業に送り出してその企業で3年働いて帰国する。という流れなのだがどんな企業に送られるかで人生の明暗が分かれる。
彼の会社は福井の著名企業だが業績が悪化して仕事がない。そんな時のしわ寄せはまず彼らに来る。彼は来日一年半で月収十万円。通訳してくれた日本語のできる研修生がうらやましそうに「私は3年目で7万円なのに、、」
彼の本心はどうも中国に帰りたいようだ。ブローカーには70000元(105万円)支払っているらしい。大学卒初任給2000元の生活水準からすると破格の金額だが、ブローカーが彼らをどのように待遇しているかは一切藪の中。日本政府、我々の関知しないところだ。ブローカーに借金して送り込まれているといってもいい。ちょっとした違反や事故が原因で本国送還にでもなれば彼らにとって莫大な借金がのこるだけ。
ちょっとした生活習慣の違い、コミュニケーションの違いがトラブルの原因となる。畑の大根を盗んだということでも窃盗犯として本国送還になる。泣き叫びながら送還されていった人の話も聞く。
S先生は「もっと日本語を勉強しなさい。そして会社の人に認められるようになって、、、」という。W先生は「この制度は雇用労働の機会を与えるものでなく技術習得して本国で活用し日中友好のため、、、」、、、。依頼者はいまさら何を言われても去るも地獄、残るも地獄の状況は変わらないと思うけど、、まず、自分の今の状況は理解できているのだろうか?我々を会社のまわしものと思ってないだろうか?等々。
日本政府が外国人労働者の入国を規制するのは外国人の人権擁護のためだという法務省の理屈が走馬灯のように頭をよぎる。後味のよくない時間だった。
我々の回答は、帰国後に本国で返還手続をする。一時帰国するだけのときは返還できない。適法な転職はできない。というもの。給料が少ないという不満があるが研修生の目的は技能習得であり労働ではないから正規の給料とはいえない。
現実には中国では日本で働くと稼げるからといって中国ブローカーが人集めをして法外な手数料・保証金を取ったり貸付をして日本に送り出す。日本では事業共同組合が受託して各地の企業に送り出してその企業で3年働いて帰国する。という流れなのだがどんな企業に送られるかで人生の明暗が分かれる。
彼の会社は福井の著名企業だが業績が悪化して仕事がない。そんな時のしわ寄せはまず彼らに来る。彼は来日一年半で月収十万円。通訳してくれた日本語のできる研修生がうらやましそうに「私は3年目で7万円なのに、、」
彼の本心はどうも中国に帰りたいようだ。ブローカーには70000元(105万円)支払っているらしい。大学卒初任給2000元の生活水準からすると破格の金額だが、ブローカーが彼らをどのように待遇しているかは一切藪の中。日本政府、我々の関知しないところだ。ブローカーに借金して送り込まれているといってもいい。ちょっとした違反や事故が原因で本国送還にでもなれば彼らにとって莫大な借金がのこるだけ。
ちょっとした生活習慣の違い、コミュニケーションの違いがトラブルの原因となる。畑の大根を盗んだということでも窃盗犯として本国送還になる。泣き叫びながら送還されていった人の話も聞く。
S先生は「もっと日本語を勉強しなさい。そして会社の人に認められるようになって、、、」という。W先生は「この制度は雇用労働の機会を与えるものでなく技術習得して本国で活用し日中友好のため、、、」、、、。依頼者はいまさら何を言われても去るも地獄、残るも地獄の状況は変わらないと思うけど、、まず、自分の今の状況は理解できているのだろうか?我々を会社のまわしものと思ってないだろうか?等々。
日本政府が外国人労働者の入国を規制するのは外国人の人権擁護のためだという法務省の理屈が走馬灯のように頭をよぎる。後味のよくない時間だった。