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素敵な伝統

昨日ようやく上棟に漕ぎ着けた某二世帯住宅
心配されたお天気も御覧のような快晴となりました。
さて、ちょっとわかりにくいかも知れませんが、写真の真ん中に写っている梁は「古材」です。
工務店さんから提出された図面(プレカット図という柱梁の加工図)をチェックしているときに、
最初の図面には無かった「古材使用」の文字が。
「??」と思って確認をしたら、この地方では新築の際に前の住まいを受け継ぐと言う事で
このような形で解体した家の材料を必ず少しだけ再利用するのだとか。
う~ん、良い話ではないですか。
もちろんこの部分はプレカット(柱・梁を工場で刻む)ではなく、大工さんの手刻み。
ここの大工さんは今でもかなりの工事を手刻みでされているとの事で、このような加工は手馴れたもの。
「でも建て方はプレカット材の方が早いね~、最近は殆ど間違ってないし」とのことでした。
まさにプレカット恐るべしで、これは技術の進歩ではあるのですが、ちょっと寂しい気もするかな。
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