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上手に住まう

今日は小田原まで、昨年お引渡ししたリノベーション住宅の一年目点検にようやっと行ってきました。
築40年の数奇屋風外観・洋風インテリアのなかなか不思議なテイストの住宅で、
良いところは極力いじらずに、水廻り・断熱・空調などを中心に大改修したのですが、
しばらく人が住んでいない時期にやや湿気てしまったのと、
今回新たに全館24時間空調を導入したせいもあってか
もともとの無垢の床材には大分隙間が出てきたりしているようです。
「出てきたりしているようです」というのは、最近雨が続いたせいか、
今日はすっかり隙間が閉じてしまっていたため。
クライアントさんは「あら?なんでかしら。下が見えるくらいあいていたのに??」
と不思議がっておられましたが、無垢材と言うのはかように動くものなのです。
その他、壁などで既存下地を残して仕上げた部分に細かい隙間が出てきてしまっているところもあり、
今年補修するところと、もう一年サイクルを経て動きの落ち着きを見計らってから直すところを検討し、
これらの補修や、建具・空調の調整に伺う日程の相談などをして、一年点検を終りました。

さて、写真は既存の造り付けの食器棚。
微妙に野暮ったいところなどがなかなかいい味ではないかということで、
ガラス交換・清掃・再塗装など少し手を入れてリノベイトしたもの。
お皿などが綺麗に整理・ディスプレイされていて、なかなか素敵です。
どの部屋も適度に片付いていて、やっぱり上手に住んでいて下さると嬉しいですね。
箱根に別荘もお持ちなのですが、
「最近は行ってもあんまり快適じゃなくてすぐ家に帰ってきちゃうんですよ。」
との嬉しいお言葉も頂いた今日のお仕事でした。
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さよなら神奈川都市交通

諸般の事情が重なって神奈川都市交通の建物が解体されることになった、ということで、
急遽建築家協会から同社にお願いをして社屋を拝見させて頂きました。
この建築は神奈川都市交通の前身である横浜市街自動車(T7年設立)が
昭和4年(1929年)に建設したものですが、一時期は売却され、市役所や銀行だった時期もあるそうです。
一説によると(吉田鋼市先生は「それは僕の説で、僕が調べた範囲では」と言っておられました)
神奈川都市交通は現在営業しているタクシー会社の中ではもっとも歴史が古いらしい。
そんな歴史のある会社にふさわしい社屋であり、関内に入っていくときのランドマークであった
この建築が無くなるのはやっぱり寂しいですね。。。
(といっても東横線が無くなってみなとみらい線として地下に潜っちゃったんで
 渋谷から桜木町へ、という私的ルートは先に無くなっちゃったんだけど)
当日は市の委託で国大吉田研の学生さん達が実測などをされていました。
また、テラコッタが残っている煙突については部分的に保存を検討されているそうで、
(外壁のタイルは1990年前後に張り替えていて、オリジナルではない)
解体は残念だけど、こういった継承措置を所有者や行政がしていこという姿勢には
敬意を表したいと思います。

さよなら神奈川都市交通
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なかなか壮観

ここの吹抜けは大きく抜けていて以前からなかなか格好良かったけど、みなとみらい線のホームまでつながって正に壮観!

豪快な吹き抜け

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なかなかの眺め

この辺も人が回遊するようになって来ましたが。。。風情のある中古物件からは赤煉瓦倉庫がよく見えました。

波止場会館

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かわる横浜

運河から帝蚕倉庫方面を望む。いろいろ変わった。いろいろ変わる。いい空間ができたり、壊されたり。ここには超高層が建つ予定。

海岸通の運河

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