西武線の高架下をくぐり進むと、
小さな神社らしき社がありました。建物らしきものは見当たらず周辺には石塔があるだけ
よく見ると熊野神社などとあるのですが分かりません。また先へ進んで行くと
庚申塔もあります。さらに向こうには何やらお寺らしきものが
行って見ましょう。
こんな立て札が立っています。周辺全体が境内のように広い場所になっています。
真新しい六地蔵が出迎えてくれました。
これは密厳院というお寺の道標らしいです。相当古いものですね。
本堂へ到着です。ところで、このお寺はどんなお寺なのでしょう?
真言宗豊山派寺院の密厳院は、菩提山佛國寺と号します。密厳院の創建年代等は不詳ながら、弘法大師が当地に菩提樹の木を植え、当寺を菩提山としたとの伝説があるといいます。圓清(元和8年1622年寂)という方が開山したといいます。奥多摩新四国霊場八十八ヶ所23番で、菩提樹村の由来伝説によりますと弘法大師空海が東国を修行して歩かれた折りに、当地に於いて三尊阿弥陀如来を刻まれ、そのしるしに現在翁樹神社と呼ばれている所に菩提樹の木を植えられた事によって、当地を菩提樹村と呼び当寺を菩提山密厳院佛國寺と名付けたと伝えられております。約千二百年前の平安時代初頭に弘法大師によって植えられた菩提樹の末葉は現在も翁樹神社の地にそびえ立ち悠久の時の流れを見つめております。
それでは、その菩提樹という木を見つけて見ましょう。
ありましたよ、これがそうらしいです。かなり老木のため根元は下支えされています。
つづく