新青梅街道をさらに西へと進むと、今度はまた大きな神社に着きました。
立派な山門です。
井草八幡宮という神社です。
細かい案内図もあります。
狛犬は、なかなか貫禄がありますね。
これは由緒ある松の木だそうですが、福を求めておみくじが随分あります。
左側が社務所になっています。
これは、黒松の大木の幹でしょうか、由緒あるようです。
頼朝公お手植えの松もありました。
こちらは観音堂です。
今度は、また立派な楼門へやって来ました。
境内へ入ると末社もあります。
こちらは、力石ということです。
本殿へ到着しました。
ところで、井草八幡宮は杉並区善福寺にある八幡宮です。井草八幡宮の創建年代は不詳ですが、建久年間の創建と伝えられ、源頼朝や太田道灌が戦勝を祈願、慶安2年(1649)には、江戸幕府より社領6石の御朱印状を拝領したといいます。明治6年に村社に列格、昭和3年郷社に列格しており、昭和41年には別表神社に列格しています。また、この神社は旧上、下井草村の鎮守です。御祭神は八幡大神で、明治時代までこの付近の古い地名から遅野井八幡宮とも呼ばれていました。
境内東側付近からは縄文時代中期(約四千年前)の住居址が発見され、多くの土器が発見されました。その中の顔麺把手付釣手形土器は、国の重要文化財に指定されております。このように当社周辺は太古の昔から森もあり水も豊かで、生活に適した景勝の地であったと思われます。当社は九百余年の歴史をもつと伝えられ、社前には源頼朝が文治二年(1186)奥州藤原泰衡征討の際、戦勝を祈願して手植寄進したという天然記念物の大きな松がありましたが、残念ながら昭和四十八年枯れてしまいました。また、江戸時代の慶安二年(1649)徳川家光は、社殿を造営させ朱印領六石を寄進しております。祭日は十月一日を中心に、三年ごとに神輿の渡御、五年ごとに鎌倉の昔をしのぶ珍しい流鏑馬の神事が行われています。とまぁ、歴史のある神社なのですね。
つづく