さぁ、これから善福寺池へと行って見ます。
何やら立派な人物像がありましたよ。どういう人物なのでしょう?この人物の名前は、内田秀五郎という方だそうです。この方は明治40年5月、30歳という日本一の若さで井荻村長に就任した内田秀五郎(うちだ・ひでごろう)。道路や街路灯、水道の敷設、駅の誘致など都市基盤の整備の他、農業、教育、経済、産業など、幅広い分野の発展に貢献して、現在の住みやすい杉並のまちは、内田秀五郎村長の功績が土台となっています。それでここに銅像を設置したのですね。
東京都杉並区にある都立公園が、善福寺公園ですね。武蔵野三大湧水池に数えられる善福寺池(上の池)の畔にあるのが遅の井の滝(おそのいのたき)といわれていて、善福寺池の湧水のひとつです。残念ながら現在は自然湧水ではなく、地下水をポンプで汲み上げて流して復元していますが、23区内に残る貴重な滝だそうです。遅野井の湧水を水源としていた善福寺川は、この遅の井の滝が源流ということから、かつては遅野井川と呼ばれていました。昭和5年、当時の井荻町(現・杉並区の一部)が善福寺池周辺の地下水を利用して水道を開設するため、浄水場を建設、昭和7年、井荻町が東京市に編入されたことにより、水道も「東京市水道局」へ移管されていますが、これが現在も地下水を水源とする東京都水道局杉並浄水所のルーツで、遅の井の滝近くにあります(地下10mほど掘り下げると水源が確保できます)。それで、ここに碑が造られているようです。
善福寺池を少し離れて見たら、今度は善福寺へとやって来ました。
これから中へ入って、いろいろ見て見ます。
つづく