楽しいお散歩

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 自然豊かな多摩地区、そこには歴史の宝庫の神社仏閣もありますね。

今日は、杉並区を歩きます

2023-08-17 18:54:22 | 日記

いろいろな歴史遺産があると聞いて、杉並方面を歩いて見ます。

 降り立った駅は荻窪駅西口です。ここから西荻方向へと歩きましょう。

しばらくして到着したのがここ、白山神社といいます。荻窪白山神社は、杉並区上荻にある白山神社で、荻窪白山神社といい、文明年間(1469-1486)関東管領上杉顕定の家来中田加賀守が屋敷内に五社権現社を奉斎、江戸時代には下荻窪村の鎮守社となっていたといいます。この神社は旧下荻窪村の鎮守で、祭神は伊邪那美命です。下荻窪村が中世に村をつくっていたことは、宝徳3年(1451)の上杉家文書や、昭和54年に荻窪三丁目三十三番から宝徳前後の年号をもつ板碑が発見されていることからも知られます。それでは、さっそく訪問しましょう。

かなり長い参道が続いています。しばらく行くといろいろな碑が建っていました。

これは、荻窪駅開設記念碑でした。奉納 昭和十六年 荻窪驛開設満五十年記念樹 十二月二十一日 と彫ってあります。

山林奉納碑とあります。奉納 三百十五坪とありました。

続いて、隣にも土地奉納碑というのがあります。昭和24年 土地三十一坪とあります。当神社の敷地に加えられたようです。

 今度は畑地奉納碑です。こちらは大正時代に二百有数坪の畑地を奉納されたという碑です。

手水舎に来ると、何と猫がいるではありませんか、手水鉢にはどこでも龍が水を流しているというのが決まりですが、ここは猫なんです。調べたところ眠り猫と言うそうです。猫の石像で有名な荻窪白山神社、社殿向かって右手に境内社の稲荷神社、田守稲荷神社、三峯神社が祀られているのですが、一の鳥居から三の鳥居まで三つ鳥居が並んでいます。境内社の為にこれだけ並ぶのは珍しく、猫像がある理由としては宮司の方が猫好きだからだそうです。その石像も実は昔境内に足繁く通っていた猫が亡くなって、それを悼んで作ったのだとか。さらに、当社はかつて歯の神様として知られていました。伝えられるところによると中田加賀守の弟兵庫が、激しい歯痛に悩んでいたある夜、御神託により境内の萩を箸として食事をすると不思議に歯の痛みが止ったという。この事情を聞いた近隣の人々は、歯痛もなおる神様として信仰厚く参拝者も多くなったといわれます。その萩もかつては境内に多く繁っていましたが、今では社殿北側の老松の根元に一株残っているだけになりました。昭和43年の社殿改築の折には、古い社殿の長押から納められた萩の箸が、たくさん出てきたといいます。これが「荻窪」の由来にもなっているんでしょうかね?

                        つづく