帰りの駅にも近くなったので、ここをよく見て行きましょう。
いろいろな文化財もたくさんあるようですね。
ここに立っている柱には、文化財についての説明が書かれています。
これは? ふつう神社には狛犬の石像が多いのですが、ここは犬のような変わったものです。後で神社についての説明でわかりましたが鹿ですね。
末社がいくつかあります。その中の稲荷社でしょうか、狛狐があります。
力石がたくさん置かれていますが、すべて床の面とくっついています。
本殿へと来ました。ところで、この神社は、「新編武蔵風土記稿」には春日神社とあって、「除地・二段五畝六歩・小名本村にあり、神体は木の坐像長五寸許・太神宮八幡を相殿とす。木の坐像各長五寸許、覆屋一間半四方、内に小祠を置、当村の鎮守にして、例祭は十月廿二日に修す、慈宏寺持」とあるように旧大宮前新田の鎮守で、大宮前開村の万治年間(一六五八〜一六六〇)に、農民井口八郎右衛門の勧請によって創建されたと伝えられています。祭神は、武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売命の四柱です。拝殿は明治十年、本殿は明治二十一年の建築です。境内末社に第六天神社、御嶽神社・稲荷神社があります。境内の石燈籠二基は文久二年(一六八二)十月の造立です。石造りの大神鹿一双は明治二十七年四月に、小鹿一双は明治三十三年四月に、それぞれ氏子の奉納といわれています。社殿前の「大宮前鎮守」の石碑は、この地域の地名変更に伴って”大宮前”の地名を保存する意図で造立されたと言われています。今も郷土芸能として”早間の大宮前ばやし”が例祭日に奉納されます。春日神社という歴史の流れから、あの狛犬ならぬ狛鹿があったのですね。それでは、これにて失礼します。
この稿おわり
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