県道40号線から国道102号線へ出て八甲田を超えます。
酸ヶ湯温泉付近は人でごった返してるわ、駐車場から溢れてる車でワヤだわ、中高年の登山客だらけ。
いつもは路肩に停めて普通に撮れる笠松峠も道交法的に上り坂付近は駐停車禁止って事を思い出す始末。
八甲田超えで、こうして紅葉の写真を撮れたのは、ここが唯一でした。
工事中の片側通行信号待ちで写真を撮れるだけ、あとはずっと車の数珠繋ぎに付いて行く。
いつもは小型バイクを無理矢理抜く車も数珠繋ぎじゃどうしようもない。
蔦温泉付近になったら自動車が動かなくなった。
それでもすり抜けしないポリシーの私なので景色を見ながら待ちます。
やっと動き出したら次の目的地である奥入瀬ユースホステル跡見学です。
ここね、高校時代に高校のサイクリング部の合宿?ツーリング?に参加させてもらって泊まった所です。
場所はここで下調べ時には廃墟確定でした。
当時は舗装路だったが、今はこんな感じ。
舗装の上に落ち葉が堆積してて何だか分かりません。
やんや倒木かよ。
目的地まで100mぐらいだから歩くけど、これで2kmとかあるなら引き返したわ。
一応、ゴムボーイを持って来てたが、この太さじゃ無理だしビッグボーイでも切らないと思います。
でも、カタナボーイなら切ったでしょう(笑)
なにやら付近一帯クマ出没中看板が多いから、熊装備も持参します。
クロスカブをUターンさせて停めて行きますか。
昔は舗装も出てて自転車で普通に来れたんですけど・・・
見えてきました。
青春時代の思い出の場所が廃墟になってるし・・・
そうそう、ここが入り口でペアレントさんに挨拶したっけ。
夜に来たらいろんな意味で肝試し間違いなし。
長居する気にもなれないのでトットトずらかります。
つづきまして、45年前のサイクリング部のツーリング時、十和田湖を回る際に休屋経由か御鼻部山経由か相談した結果、休屋経由にして、その後一度も通ってない御鼻部山回りで十和田湖を回ります。
そしたら下調べ時に日本一のブナの巨木を発見、それを見てみます。
それは良いが、あまりの交通量で奥入瀬渓流への道が営業車以外通行止めで、その車がみんなブナ巨木のある奥入瀬バイパスに集中してる。
そして、ブナ巨木の入り口への林道(舗装)が奥入瀬バイパス譲りゾーンの右側です。
分かりますかね、今まで遅いカブと足並みを揃えて走ってたのに譲りゾーンが現れても譲らないカブがいるんです。
当然、左側追い越しをする車もいますが、仕方ないのでスルーしました。
譲りゾーンを走ったら、林道入り口で停車しても、いつ右折出来るか分かりませんので。
そして、林道入り口には、この看板がある。
林道に入れば当然の事で、逆に携帯が繋がればラッキーって感じですけど・・・
一般の人にそれはないから危険でしょう。
林道から約1.6km舗装林道を走ったら駐車場が現れた。
木彫りの熊が二頭居るって・・・夜ならビビると思います。
ここにクロスカブを停めて数百メートル歩くとブナの巨木に会えるはず。
アブラムシが若干うるさい以外は静かな森です。
日本一のブナの巨木があるだけに他のブナも道南なら巨木のブナです。
あれ、なんか前方に巨大なブナが見えてきた・・・これも違うか?
なんだこれ!
あぁ~これだわ、朽ち果てた切り株の横に銘板が見えた。
幹周り6m 高さ30m 樹齢400年だそうです。
太さ6mという事は、パイで割ると直径1.9mって事になります。
遠近法が無茶苦茶で大きさがよく分からない。
しかし、他の木と比べれば全然違う。
よく、なんとか杉とか言われてる巨木なんか、根の近くは太いけど、上へ行くに従って細くなってる木とは違います。
下から上までバランスよく巨木になってる。
こりゃ見に来て正解でした。
この木の名前?「ニドムカムイ」だと・・・青森でアイヌ語の「森の神」に出会うとは思いませんでした。
ブナの巨木見学終了したので戻ります。
やんや、条件反射でビビる訓練?されてるので、この木彫りの熊やめて欲しいわ(笑)
つづきまして御鼻部山コースで大鰐町へ向かいます。
へぇ~御鼻部山展望台ってこんな感じなんだ。
しかしまあ、人が多くて見なくてもいんでないかと思ってしまう。
一応、見ますけど・・・
なるほど、十和田湖の御倉半島と中山半島がよく分かる。
そこから大鰐町までは、ワインディングロードというより舗装の林道。
落ち葉は浮いてるし対向車も飛び出して来るから要注意で走ります。
道路脇に規則正しく立ってる青竹は、北海道でおなじみの固定式視線誘導柱とスノーポールを兼ねてると思う。
奥入瀬付近の渋滞で少し予定より遅いが、日本の原風景が広がってるから停まってしまう。
ここなんか、私の絶対制空権かそれ以上の絶景です。
画像じゃよく伝わりませんけど・・・
のんびり走るには最高の道でありました。
大鰐町に到着したら、まずは「いこい食堂」です。
コロナになる前、ここの「大鰐温泉もやしラーメン(中華そば)」を食べたかったんですよ。
早速お店に入ったら「もやしが入荷してません」の張り紙。
もう店に入ったし、出るのも申し訳ないからもやしのない中華そばを注文。
函館では味わった事のない優しい煮干し出汁のラーメン(中華そば)でありました。
これで今回の予定地はすべて回りました。
まだ時間があるので大鰐温泉街の見学。
大鰐町地域交流センター
トラス橋が多いので私的には珍しい。
地域交流センターで若干のお買い物してもまだフェリーの時間に少し余裕がある。
そうそう、奥入瀬ユースホステルの次に泊まった西十和田ユースも見てみましょうか。
20km程寄り道になるが、パンクでもしなければ大丈夫でしょう。
そして、ここが西十和田ユースホステル跡、「森のあかり」という宿泊施設になったらしいが、閉業して今はこんな感じ。
岩木山を見ながら帰路につきます。
グーグル先生まかせで走ったらこんな道を走らされたのは嬉しいが・・・
流石にこれはどうよ?ってんで、走りたくないけど国道7号線を15km程走ってフェリーターミナル到着。
走行距離約200kmで、予定通りゆっくり見られた秋の八甲田界隈でありました。
おわり
そう言えば北海道ではあまり見掛けないかな、とおもって記憶を辿っても思い浮かぶのはラーメンばかり。あっ支笏湖にありましたね、妹背牛橋もそうだった。それから旭橋、これはアーチ部分がトラス構造。いっぱいあるんでしょうがあまり注意してないのでぜんぜん思い浮かびません。
東京は多かった。東京ゲートブリッジなんて観光スポットになってるところもあります。八幡橋、まだあるのかな?
北海道でトラス橋を作ると着氷や着雪が暖気で融けたら下を通る車に被害が出るからだと思ってました。
その対策で設計費とかかかるんでしょう。
なので高圧コンクリートを使ったラーメン橋が多いんだと思ってます。
青森県でもアイヌ語が残っていましたか。
そもそもがアイヌさんは東北地方にもいたわけで(東北アイヌ)、それがまあ南から和人に攻められて追われて北海道のみになっていったわけでして。
ブナの森は良いですね。
道南にもあるけど画像のような立派なのは見たことがありません。
しかしまぁ奥入瀬渓谷にまで外国人が押しかけていましたか。
私は人知れず道道970号線(戸井側)で我慢します。
あれれと思ったら蔦温泉手前から大渋滞です。
渋滞の原因は車の数もありますが、ワガモノ顔で走るレンタル自転車でした。
しかも道路が所々流水が流れてるので、そこを自転車が避けるので渋滞が発生してると思いましたね。
もちろん徒歩の人も大勢で、こんなに人がいたら自然を楽しむどころじゃないと思いました。
唯一人のいなかった場所は杉沢村と奥入瀬ユースだけでしたね(笑)
いろんな場所に行かれてますね。(^^)
写真を拝見しますと、やはり道南は北東北の地形や植生なんだなって
思いました。
ブナの巨木、立派ですね。
頭の中で、となりのトトロの『風のとおり道』という曲が流れました。(笑)
神々しさを感じますね。
もやしラーメンが食べられなかったのはちょっと
残念ですが、美味しそうなラーメンでしたね。
大鰐駅前、ちょっとだけ懐かしいです。
また駅前のカフェに行きたいものです。(^-^)/
ミズナラの大木ならこのぐらいの大きさのを見た事ありますけど、これも大きなブナでしたね。
今回大鰐町へ行きましたが、北海道の地方都市と同じだなと思いました。
というのも、当時(昭和60年頃)の大鰐町はもっと都会でした。
で、調べてみたら案の定で、当時の人口が15,000人で今は8,000人を割ってましたね。
つまり人口半分になっちゃったわけです。
またリベンジに行きますよ(笑)