草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

八月納涼歌舞伎第1部を2等席で拝見(*^。^*)

2013年08月07日 | 歌舞伎

つきみ野の姫様のご主人(これから「つきみ野の殿様」と呼ぼう)がその広ーーーい人脈で歌舞伎座の2等席を頂いたとかで、、ご多忙な殿様の代わりに私がご一緒できることになりました(*^。^*)

     

その昔、歌舞伎は夏場の8月はお休みだったらしいですが、亡くなった勘三郎さん・三津五郎さん・福助さんなどの当時の若手が中心になって20年くらい前から始まったようです。

通常「昼の部・夜の部」ですが、納涼歌舞伎は3部制。見るほうは短くていいけど、演じる方は結局一日やるのだから大変!

私も納涼歌舞伎には何度も来たけど、怪談ものや、水を使うものなど面白い演目が多く楽しかった。

銀座から東銀座への通路には昔の演目やいくらで見られたかなどの資料や、看板などいろいろ楽しいものが並んでおります。時間があるのでじっくり拝見。

          

東銀座駅直結のお土産コーナーは大賑わいですが、特に先日染さんが「徹子の部屋」で紹介していたぽっくり型のバームクーヘンは長蛇の列、「何も買うものないなぁ」と思っていたけど、これは買ってみたかった!なんとこんな小さなぽっくり2個で1050円です(^u^)

        

今回の1部は「野崎村」と「春興鏡獅子」

野崎村は初めてだと思う。福助さんがとても可愛らしい、悲劇のお光を好演、結婚を前に浮き浮きの娘がとっても可愛いし、悋気の娘もいいなぁ、、結局皆の幸せのために大どんでん返しで出家しちゃうっていう悲劇の主人公なんですけど、

もちろん大店の娘役の七之助さんは適役!本当に美しい!これは世話物のストーリーとは別に、義太夫を楽しめる演目かもしれない。

1階のだいご味はやはり花道がぜーーーんぶ見えるってこと、いいなぁ、、この景色(*^。^*)以前の1階席の2等席辺りには太い柱があってちょっと残念だったのですが、

しっかり取り払われており、いいですねぇ

おそらく自力では1階席では見ることはない(笑)と思うので堪能しました。椅子の背の裏側についているのは何のためかな?

    

2部はまさかの真夏に毛振り全開の「鏡獅子」です。なんだかなぁ、、勘三郎さんが思い出されて、、泣けてきちゃう(^^ゞ

胡蝶を勘太郎・七之助さんがやっていたり、3人で鏡獅子やっていたりしたのも思い出される。

3部は三津五郎さんと勘九郎さんで「棒しばり」らしい。うーんこれも勘三郎・三津五郎の最高の演目だったなぁ、、

2部の「髪結新三」も勘三郎さんがやっていたのを思い出す(^^ゞ

そうは言っても仕方がないので、これからの歌舞伎に期待しましょう!

坂田藤十郎さんに連れられて初舞台でとってもかわいかった「虎之助君」と中村屋の秘蔵っ子「鶴松君」が胡蝶の精ですから、、年月は流れます。

つきみ野の姫様ありがとうございました明日からまたお盆関連のイベントで名古屋通いだそうです。ということで歌舞伎座の前でお別れしました。

      

 

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風薫る「明治座五月花形歌舞伎_夜の部」は美しくて、楽しくて、最高!

2013年05月06日 | 歌舞伎

さて肝心の「明治座」ですが、若手の当代の人気メンバーたちです。リーフレットには「風薫る初夏、明治座花形歌舞伎にて若き花舞う 明治座でかぶく!」とある。

      

この季節絶対に見てみたかった七之助さんの「藤娘」含む夜の部をチョイスしました。。亡くなった勘三郎さんの「藤娘」もとっても可愛かったけど(笑)美しさではこちらに期待。

    

明治座での歌舞伎は初めてですが、当然イアフォンガイドも利用します。明治座に最初に来たのは風間杜夫さんの舞台「火炎太鼓」で瑞姫と一緒だったなぁとちょっとしんみりしてしまった(-_-;)

夜の部の1話は「将軍江戸を去る」です。有名な真山青果ものですが、実はこういうセリフで魅せる作品は疲れていると眠くなるのでちょっと苦手(-_-;)

半ば寝そうになりながらだったけど、染さんと、勘九郎さんのやり取りは、父上同士(幸四郎・勘三郎さま)のやり取りに聞こえてきてびっくり!!恐るべしDNA!

2部が「藤娘」です。これはもう舞台そのものでまず度肝を抜かれるスタートです。暗闇から一転すると中央に藤の大木、舞台いっぱいの藤の花が垂れ下がっていて、藤柄の着物、帯の藤娘が黒塗りの傘をかぶって藤の枝を持って立っているだけで「うわ~~~!」

心なしかちょっと硬さも感じられるけど、そりゃ美しいですよぉ。以前七之助さんの「娘道成寺」が歌舞伎界一のアスリート系だった(笑)という印象だったけど、、これからもっと色っぽくなって来そうだから楽しみ!

今回超、超びっくりしたのは3話の「鯉つかみ」でした。

「釣家」の(ネーミングから凄い)姫様が恋煩い、、相手は美貌のお小姓滝窓志賀之助(実は釣家に積年の恨みを持つ鯉の精)という歌舞伎独特のスーパーデューパー出鱈目ワールド全開です。

花道から現れたのは大きな鯉、、そのままワイヤーで釣り上がってきたら、、愛之助さん演じる「鯉の精」が現れる。そしてずーーーーーっと昇ってきたら何と3階席の目の前(1列10番の私の席のほぼ真正面)でした!!

なんてこと、、テンションあがりまくりです(笑)お話は恨みを晴らそうと姫様を狙う鯉の精を本物の滝窓志賀之助(実は清若丸)=愛之助さん二役がやっつけるというものですが、黒子さん演じる鯉との大立ち回りが半端じゃない!なぜなら1階の前半分くらいの観客にはビニールシートが用意されているのです!(この写真は終わった後ですがみなさん無事被らなかったんでしょうか?ってくらい水撒きまくっていたんです)

最後の鯉との大バトルは本物の池(水)の中での大乱闘、半端じゃない(-_-;)いったん白眼をむいて死んだ?と思いきやまた生き返る鯉!愛之助さんも毎日これをやるんですか???

最後の花道からの引っ込み前のところではご本人も「くたくた感」を出して、これがまた観客を引き込むんですね。お見事の一言。チケット取れたら見に行くことをお勧めします。

お隣の若いお姉さん二人組「愛ちゃん」とか呼んでいたし、この席には大満足だったでしょう。

このメンバーはちょっと前まで「浅草歌舞伎」の中心メンバーでしたが、今やすっかり当代の一流メンバー、、でも若さがあって、構成も斬新なことをやるしワクワク、歌舞伎、、いいなぁ!!再発見。

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青春18切符ラスト1枚の旅 その⑤ ありがとう歌舞伎の神様、、

2013年04月11日 | 歌舞伎

さて、ぴかぴかの歌舞伎座参上です。入り口の絨毯も豪華絢爛神社仏閣!!

  

以前は「歌舞伎会」の特別会員だったくらい熱心に通ったが、(座席はお安い場所のみ、、浅草や新橋なども)いつも解説を聞ける「イアフォンガイド」というのを利用します。1回だと700円に(以前は650円?)デポジットが1000円のところ、プリペイドカードだと、デポジットがいらなくて割引になるのでプリカ式に19回で10,000円更新しながら使っていました。

プリカの数字を見たら最後に利用したのは2009年の1月22日(アサクサ)となっていたので、かれこれ4年と3ヶ月くらいぶりってことです。ずーっとしまっていたけど、今回出してみたらなんと「有効期限が5年間で2013年4月16日」となっていた。残念なことにまだ5回分あるから、どう考えても使えない、、

そうか!11回分で6,000円というのを追加チャージすれば有効期限は延びる?しかし、、そんなに行くかな?などと気をもんでいたのです。しかし今日6,000円は(..;)

ところが、窓口で聞いたら、イアフォンガイドカードが変わるので、移行措置で今までものと変更する場合は有効期限が無視されるとかで、、なんとお金も足さずに5年後まであと4回になりました!

    

歌舞伎座新装もうれしいが、私には今回の一番のうれしい!エピソード(*^_^*)

さて館内には今までなかったエスカレーターやエレベーターがあって、楽ちん!

  

トイレも宝塚劇場のように、「一方通行」になって、数も増えた気がします。

  

客席のシートはずいぶんよくなったけど、3階席はそんなに広くないな、、でも3階席の一番後ろでもちゃんと花道の半分くらいは見られますので7:3で見得を切ったりするのはばっちり!

一幕見も結構見られそう、今まで2列だった東西の3階席が1列になっているし、座席数は減ったのかもしれないけど、体格も大きくなっているし外人もいるし、いいことです。

1階席にも行ってみました。

    

2階席はこんな感じ、3階席の東が1列でしょ?

    

3階の西側、公演中も何人か手すりに乗り出して再三注意されていました。ちょっと上手側は見にくいのかも?

    

入り口入って左側にあったお土産売り場が東銀座駅の地下に移動した感じですが、入り口の右側のお土産売り場はあります。歌舞伎座キャラメル、、買えばよかったかな(..;)

        

2階は今までとあまり変わりない感じですが、小さな丸いにぎり寿司のセットが飲み物付きで700円で売られていました。

      

そしてみんなこの前で「あ~あ」とため息つくやら、ぼやくやら、、なんで勘三郎さんと團十郎さんがこの仲間(..;)

緞帳の紹介も、、今回は資生堂もパナソニックも、、ないわなぁ、、(..;)永谷園様、清水建設様、伊藤園様、LIXIL様、、でした。

              

2階にあったカレー屋さんは見当たらなかったかも?3階にもおなじみの紅白のお餅入りの「めでたい焼き」が200円になっていた。(以前は180円だった?)でも常に行列でついに完売!

    

肝心の公演は大好きな仁左衛門様の「盛綱陣屋」とおなじみの「勧進帳」の二本立て、全然眠気はなく、堪能しました!「綱盛陣屋」では染さんの息子さんの金太郎ちゃんが全部持って行ってしまった!大きくなってがんばっている!!

「勧進帳」は弁慶=幸四郎様、富樫=菊五郎様となると染さんや勘九郎さん、松禄さん、左団次さんも小さく見える(*^_^*)  

最後まで青春切符を使うべく有楽町まで出て、京浜東北線→横浜線で帰りました。京浜東北線では若者が席を譲ってくれ大助かり!

さすがに20,000は無理だったが19,102歩!次の青春切符も是非使ってみたい!

着物を着ていくつもりだったが、青春切符と抱き合わせでさすがに無理、、5月の明治座は行けるかな?

          

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歌舞伎のお練り、、、

2013年03月27日 | 歌舞伎
今日は銀座で新しい歌舞伎座のお祝いもかねて、総勢60名の歌舞伎役者さんのお練り(パレード)が予定されていた。

オリンピックも、Gの優勝パレードも行く気もなかったが、これはちょっと気になって、副都心線のつながり具合?とか上智大学のキャンパス拝見とかのついでに行ってみよう!

と昨晩は洗濯から、ゴミ捨てのセットまで済ませ、電車も調べ、ちょっと高いく見られるように、お風呂の椅子を持って行こうなどど、画策(笑)

サッカーのヨルダン戦も前半だけで寝たけど、、

朝起きたら、、雨?このくらいの雨なら催行でしょうが、、寒さで一気にトーンダウン(^^ゞ

月島在住なら出かけたとも思うが、、なんだか風邪をひきそうなので6時半に「やーめた」と決定。

ブログ書いたら、久しぶりにお掃除でもするか、、(笑)

4月のこけら落としなど完売だろう、、と思い込んでいたが、末席でいいから新装歌舞伎座を見てみたい、、と思いたって1週間くらい前に松竹Nのチケットサイトを見たら、、

あらあら、、3部ならまだ少しチケットがありました。

しかし、一番お安い席は今回は4000円なのね、、一番後ろですが真ん中寄りが1つだけ空いていたのでゲットしました。

東銀座からエスカレーターで上がれる、、とか新しい歌舞伎座に入るだけでもいいし、一部や二部ほど人気がないとはいえ、

三部は仁左衛門さまの「盛綱陣屋」と高麗屋の「勧進帳」拝見いたしましょう(^。^)y-.。o○

二部の玉三郎さまのもついでに見たかったけど、二等席しか空いていないので、今回は見送り、、

一部は勘三郎さん追悼の「お祭」だから即日完売でしょう。

胃の手術以降、なんだか休憩状態に入っていました歌舞伎ですが、年に二回ぐらいは行こうかな?

と思ったりしているうちに、明治座の五月の七之助さんの「藤娘」だけは見たい、、とか思って取ってしまった(笑)

うーん、年に三回くらい?行けると良いかな。イアフォンガイドもまだ10回分くらい残っています。
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残念としか、、、

2012年12月05日 | 歌舞伎
勘三郎さんが、、亡くなってしまった(-_-;)  同級生の星が、、

日本の歌舞伎の宝が消えたよう、

合掌
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一番アスリート系の娘道上寺

2009年01月22日 | 歌舞伎
浅草歌舞伎は若手が大役にチャレンジするので、新鮮な楽しみがあります。

お年玉の日替わりご挨拶も一部は七之助さん(^o^)で嬉しかったが、中村屋のプリンスは優等生すぎかも(^^;

二部は亀鶴さんで、コチラは最初と最後以外はマイクを持って舞台から客席に降りて、大サービス。
去年は獅童さんがこんなのやっていたかな。
浅草公会堂はきれいで、座席もゆったりで居心地が良く好きです。
演目は一部が「一條大蔵卿」「土蜘蛛」

二部は「一本刀土俵入」「京鹿子娘道上寺」
何れも何度も見た演目だが、勘太郎さんの駒形茂平を初役がとても良い(^o^)もちろんお蔦の亀次郎さんと共に。

七之助さんは娘道上寺を踊り切ったが、ちょっと色気が足りないかも?(^^;

動きがシャープ過ぎたからかな?今まで見た誰よりもアスリート系だった。

勘三郎さんもちょっと重い感じがするが、やはり玉三郎さんか福助さんが色っぽくてまだ数段上かな?

七之助さんは綺麗さではかなりのアドバンテージがあるから頑張ってくださいね(*^.^*)
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吉例顔見世大歌舞伎 夜の部 外人率かなり大

2008年11月22日 | 歌舞伎
四階の一幕見にはかなり外国人が来るが、三階席には時にはとバスご一行さまが一幕だけという感じで現れる。
今日はチェックのプリーツスカートがかわい多分日本にあるインターナショナルスクールご一行さまに加えて、もうちょい歳上みたいなグルーブなど、やたらに外国人がいる。

先日佐保姫のおJUNNYお嬢さんの通う上智大には浅草の平成中村座の勘三郎「法界坊NYバージョン」が安く斡旋があったりしい。

今日の演目は「菅原伝授手習艦(すかわらでんじゅてならいかがみ)」から「寺子屋」
歌舞伎らしい、まさかの展開、、のストーリーだが、もうこのくらいじゃ驚かないぞ(笑)幕間にインターの日本人の先生が他の外人の先生や生徒にストーリーの解説をしていたが、「何で黒い着物になるの?」とかいろいろ質問されていた。

二話目は「船弁慶」
松羽目仕立てで、解説がないとちょっと?だが、左団次さんの弁慶は威厳があっていいなぁ。富ん十郎さんの義経、あれっ?芝翫さんに菊五郎さんって、なんと国宝のオンパレードじゃないですか!

さすがに顔見世と言うだけあって豪華なメンバーでありますな。


三話目は「八重桐廓噺-嫗山姥(やえぎりくるわばなし-こもちやまんば)」

これは福助さんが演じた時に超感動して大ファンになったきっかけの作品。
ストーリーは坂田の金時(金太郎)さんの両親の話ですが、これまたエンターテイメントにあふれる構成になっていて超楽しい!

と思ったら、、あれあれ?外人チームがかなり消えている。松羽目物はちょっと退屈だったかね?
これを見なくちゃ!という演目なのに、もったいない。

それはともかく、確かタメのはずの「時蔵」さんは色気もあって踊りもいい。
坂田の金時さんが乗り移った後の演技も迫力があって、客席は大喜び。

後ろに座った多分中国地方からのおばちゃんたちも、喜んで帰って行った。インターの生徒さんにはどうだったかな?
歌舞伎座の場合は踊りともう一演目がいいんじゃないかな?お勧めは「藤娘」と何か、、出来たら花魁とかお姫様出てくるのが華やかで良いかな。

と言いながら12月の予約はしていない(^_^;)何故か話題の1月の海老蔵さんの予約も入れていない。
浅草歌舞伎は行ってみようかと思っているが、、、演目が決まってから考えます。
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歌舞伎座10月は絢爛豪華、成駒屋親子に拍手喝采

2008年10月26日 | 歌舞伎
いよいよ再来年には改装が発表になった歌舞伎座。
体調が不安と言いながら、月末に昼と夜を一緒という暴挙に出た。
昼には中村芝翫さん(しかん)が80歳を感じさせない「藤娘」を披露。
夜は福助さんの「英執着獅子(はなぶさしゅうちゃくじし)」に拍手が鳴りやまない。

中休みに立ち寄った和装屋の「橘屋」さんでも、奥様方が「あれで80歳って、これで最後かもしれないわね(笑)」とか話題をさらっていた。

中村屋や音羽屋の鏡獅子は何度も見たが、福助さんのって、女形の?と不思議に見ていたが、鈴の着いた獅子頭で愛らしい(^o^)
まさか毛振りはないよね?

しかーし!これがびっくりの迫力のあるシャープな毛振りに、観客唖然!→拍手鳴りやまずとなり、興奮を持って帰宅しました。(もちろん今日は月島泊まり)
今月の目玉はもちろん、玉三郎さんと菊五郎・菊之助親子で、これはもう世話物のお手本のような「魚屋宗五郎」の安定感は抜群。

様式美の代表作「本朝廿四考(ほんちょうにじゅうしこう)」は玉三郎さんの美の展覧会みたいに惜しみなく拝見しました。

玉三郎さんや福助さんの女形が美しいのはやはりスリムな体型と切れ長の目だと思う。若手では七之助さんが好きだが。

菊之助さんや亀次郎さんもきれいだが、目が宝塚(笑)
「雪暮夜入山畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)」では菊五郎さんと菊之助さんが親子でおいらんと極道の大恋愛(>_<)だが、歌舞伎ならでは。
松緑さんの「奴道成寺」では「とう」尽くしで会場の笑いを誘う。
改装されて、きれいでお年寄りにも優しくなってほしいが、料金も是非とも据え置きで気楽に見られると良いなあと思います。
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秀山祭九月大歌舞伎夜の部に間に合った(^_^;)

2008年09月24日 | 歌舞伎
第1話の「近江源氏先陣舘 盛綱陣屋」は歌舞伎の中でも数多く上演される名作だが、なんといっても子役の熱演が大きい。

ストーリーはこれまた奇想天外で、そもそも兄弟が敵味方に分かれていて、その弟方の大将の息子が兄方に捕らえられており、いよいよ大将(弟)の首を取ったので、兄が首実験をすることになった。

実はこの首は偽物なのだが、「今生の別れに父の顔をみたい」と息子が出てきて、顔を見るなり切腹をしてしまう息子の策略。
父の首が本物という何よりの証拠という訳だ。

むろん叔父に当たる兄も、ここは家族のつながりを大切にして口裏を合わせて「弟に間違いない」という。

体調いまいちで、久しぶりの歌舞伎だったので、「眠くなっちゃうかな?」と不安だったが、この静かだが重い作品をゆっくり楽しめて自分自身にびっくり(笑)
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俄獅子(にわかじし)はただうっとり

2008年06月12日 | 歌舞伎
芸者と鳶頭といえば江戸で粋な2トップだから、それを福助さんと染さんがやるんだからださいハズがない。

染さんの気品と若々しいキレのある踊りに福助さんはもうそりゃ色っぽくて現役の深川芸者さんもかなわないかなぁ(笑)

女形では玉三郎さんが代表的だが、あそこまで気品高いとちょっと近寄れないが、福助さんの時々見せるお茶目な顔とか好きだなあ(^o^)

おもーい第一話のあとのこの踊りはお口直しというか、楽しい気分で梅雨入りの銀座を帰途についた。

写真はこの舞台とは関係ないが福助さんの写真です。
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