草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

すぞいぞ歌舞伎10月夜の部

2005年10月21日 | 日記
10月の夜の部に行きました。2つ目の演目は”玉三郎人形振りにて相勤め申し候”って何だ?と思っていたら、、、
菊之助さんを(もちろん後見という黒子が重要)人形使いにして、玉三郎さんが人形浄瑠璃の人形になってしまうというもの。もちろんもう一人の登場人物の船頭さんも薪車が勤めますが、こちらも人形仕立てで愛嬌もたっぷり。日本有数の舞踊ができる玉三郎さんがあえてお人形のように演じるというのは「やられた!」感です。昔の人はいろいろ考えたんだね。またこれが顔が小さくて本当に人形のように見えるので感激です。モチーフは有名な安珍・清姫で、安珍を追っかけて川まで来た清姫に船頭が船は出さないというので、蛇になって渡っちゃうというだけのものですが、あえて人形になってしまって、指の先までなりきっているのがすごいなぁとおもいました。
3つ目は雁治朗さんの代表作とのことでしたが、どうも関西弁の舞台は吉本新喜劇に見えてしまう。そして女形はやはり細身で美しくあってほしい、、、

 1つ目の演目は「引き窓」といって、中秋の名月の差し込む引き窓を使ったトリックともいえるお話ですが、人情あふれる優しい気持ちのやり取りで、一瞬夢の別世界でした。

昨日は初めて「大向こうから声をかける!」そのおじさんが隣に座られていて、他にも何人もいたのでとても活気がありました。
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