草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

二歳のいつきちゃんが全部持って行っちゃう(笑)6月大歌舞伎

2007年06月08日 | 歌舞伎
一話目は先月の新橋演舞場についで「妹背山婦女庭訓」(いもせやまおんなていきん)
話としては演舞場のより前の部分になる。

日本版ロミオとジュリエットとか名作中の名作と聞いていたがなるほどと納得した。

特に「吉野川」は舞台のこしらえも立派。キャストも重厚さが要求される。
藤十郎さんと幸四郎さんが並び立ち、梅玉さんと魁春さんがそれぞれの子供たち、まぁロミオとジュリエットという事です。

二話目は「閻魔と政頼」(えんまとせいらい)この脚本は松貫四という実は吉右衛門さんだ鷹匠が地獄の入り口で閻魔大王と赤鬼青鬼相手に話をしたり踊ったり。
閻魔大王の富十郎さんが鷹に反応したりして結構おかしい。
松羽目物だがウソっぽく飛ばす鷹も良いかな。
最後は「侠客春雨傘」とは言うものの要は染さんの息子さんの初披露という事。
初舞台とは違ってただお披露目だけだがまだ二歳になったばかりなのに羽織袴でおじいちゃんの幸四郎さんに手を引かれて花道から登場。舞台中央で仁左衛門さんに「ところでおいくつだね?」なんて言われてめでたい手締めにかわいくお辞儀をするから
もう歌舞伎座中可愛い!かわいい!カワイイ!っていう事になる。
たいしたものです、梨園の御曹司は。 はらはらの染さんお疲れか今日も声がちょっとひっくり返っておりましたよ。

コメント
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