川越雑記帳2(川越見て歩き)

雀ノ森神社のお焚き上げ・午前中の準備


新宿町1丁目にある雀ノ森神社では、毎年9月1日に「お焚き上げ」が行われる。

今年はこのお祭りが、川越市の無形民俗文化財に指定されて初めての年なので、本当に久しぶりに行ってみた。




午前9時頃、写真中央の富士塚の前には、「お焚き上げ」と書いた紙が掲示されいる。

その右側には、時間は午後8時から9時とあり、左には「雀ノ森 浅間神社」と書いてある。




富士塚の右手には、まだ新しい山車庫があるが、シャッターが開き、山車が引き出されていた。



左手の境内では、お焚き上げの薪を積み上げる作業が行われていた。





昼前に通りかかると、入口には「鎮守御祭礼」と書かれた大きな幟が翻り、瑞垣には紅白の幕が張られていた。

右手の山車庫はシャッターが下ろされていて、前には何も置いてない。



両側には箱形の灯籠があり、それぞれに絵と文が書かれている。

富士塚の前の灯籠には、「しミも酒乱と 酔さけのへき」とあり、裸で踊る男の絵が描いてある。






一方の灯籠には「パーマネント工女 故郷へ錦なり」の下に、着物姿の女性の絵がある。





書いてある内容からも、どちらもかなり古そうに思われる。

参道入口には白い紙が貼られた大きな板が設置され、脇にはまだ脚立が置かれている。



境内では、お焚き上げの準備は終わっているように見えた。

中央の薪の山を囲んで、四隅に竹が立てられ、それを注連縄で結んでいる。



雀ノ森会館の境内側の戸が開け放たれ、太鼓などお囃子の準備ができていた。

午前中に山車庫が開いていたのは、これらを出す作業をしてたようだ。



敷石の参道右側にはテントが張られ、真新しい「川越市指定無形民俗文化財」の看板が掲げてある。




中をみると、両側に「富士浅間神社」と書かれた挑燈がある。ここに「富士浅間神社」が祀られているようだ。



社殿は氷川神社だが、こちらは横幕が張られ、扉は開いていた。

その右手にも、1張のテントがあった。



露店も出ると思うが、機材が並んでいるだけで、まだ準備中のようだった。

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