川越雑記帳2(川越見て歩き)

桜見て育ったカラスの巣立ちかな(地方庁舎跡)


電柱を追われたカラスは、割と近い桜の木に巣を作った。
道路に面した並木の1本で、下は地方庁舎跡の空地である。


まだ花の咲く前に、プラスチックハンガーなどを使って巣を作っていた(3月15日)。


桜の花が咲き始めた頃、巣は桜に囲まれているように見えた(3月26日)。


巣を見ると、カラスの尾羽が見えた。
この時は、もう卵を生んでいたかも知れない。


桜が満開になると、巣は花で見えにくくなった(3月31日)。


巣を見ても、カラスがいるかどうか分からなかった。


少し花が残り葉桜になりかけた頃は、また巣が見やすくなった(4月12日)。


ヒナは生れているようで、親鳥が忙しく出入している。
この写真の左端の黒い陰は、巣を飛び立ったカラスの姿である。
巣に入ったと思ったらすぐに飛び出したので、シャッターチャンスを逃してしまった。


その後、すっかり葉が広がると、巣からカラスの頭が見えた(5月8日)。


おそらく子供だと思う。


数時間後にまた見ると、今度は口を開けていた。
間違いなく、子供のカラスのようだ。


更に日が過ぎた頃、巣の近くの枝にカラスが1羽とまっていた(5月15日)。


角度を変えて見ると、1羽ではなく2羽いた。
2羽とも全く同じ向きで、同じ枝にとまっている。


おそらく巣を出た子供だと思う。
巣の外で親鳥を待っているのか。


昨日巣を見上げたが、巣の中にカラスは見えなかった(5月24日)。
近くでカラスの鳴き声がし、チラッと飛ぶ姿が見えたので、もう巣立ってしまったかも知れない。
電柱に巣を作れずどうなるか心配だったが、無事子育てに成功したようだ。

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