********** 思いつき。**************
自分はどうしてこんなに「楽しく仕事したい」ということにこだわるのだろう。
楽しい仕事、というのは、自分の能力を発揮しそれが役に立つと認められていると実感できること、だと思っている。
逆に、苦手なことを失敗を繰り返し、反省したり自己嫌悪に陥ったりしながらそれでも苦手でしかない仕事、ほど苦痛なものはない。
思うに、私の得意で能力を役立てられる範囲は、とても狭い。しかし、あまり競合相手は居ないようで(要はニッチな市場)そこにハマると、とても楽しく仕事ができる。
そんな状態になると、仕事以外のことをしたくなくなるので、それはそれで厄介なことになるのだが。
まあ、残念なことにニッチな市場を開拓するのはそう容易ではない。
だからあまり需要は無い、故に私は楽しく仕事ができる場面になかなか出会えない、という仕組み。しかし、私の狭い能力のうちの一つに、諦めず挑戦し続ける、というのがあるので、あちらこちらの職場に漂着しては、自分の需要開拓をし続けている。時々は開拓に成功したりするけれど、だいたいは需要と供給のミスマッチ状態に陥る。
こんなことを繰り返しているのは、要するに私が自分自身の孤独を自覚していて、
その孤独を畏れているからだと、思い至った。
人間、みんな孤独だということくらいわかっているし、自分だけが深い孤独に居るなんてファンタジーを、さすがに信じてはいない。
ただ、私自身は、自分の抱える孤独を制御することもできず、忘れることも出来ず、
常に仲良くしているくせに、深く畏れているようなのだ。私はいつも隣に居る孤独が怖い。
だから、私は楽しく仕事がしたい。
そこで気がついた。
人一倍孤独を制御できず畏れていることそのものが、私の最強の武器になりうる唯一のものなのだと。
これ以上、私を救ってくれる武器はなかったのだ。
そんなことを、今更気づいた、なぜは、夏の終わりの休日の夕方、アイロン掛けをしながら。
欠点は、最強の武器(となりうる。)あとは努力次第。