ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

こんな下町の隙間のような町にも新築が

2012-10-02 09:03:54 | 日本文化

ここは、お江戸上野のお山のお膝元の下町です。

下町ですが、浅草とか上野のような繁華街、商売の地でもなく、元色町でもなく

なんとなく、隙間にすっぽりと落ちちゃったような町です。

一軒間口、二件間口の家族経営の小さな町工場とか、小さな卸問屋とかが多く

小さな材木屋さん、ガラス扱い会社、が多いのも特徴です。革製品、鞄、アクセサリー関係も多いですね、職人さんが多く住んでいます。

 

 

そんな忘れられたようなこの辺りは、ここ10年くらいの間に、古い建物が新しいマンションに数多く立て替えられています。私もそんなマンションの一つにすんでいますが、私がこして来てから10年、かなりマンションだらけになりました。

マンションもそれぞれの土地が小さいからか、中小規模のファミリー層、老人世帯向けや、単身世帯向けのような小さいマンションが多いです。

気になるのは、新しい建物の色、形です。

どうも、この町のおっとりした風景に違和感を発する新築のたてもの。

なぜ、白くて四角くて、ピカピカなんだろう?と思うのですが・・・設計された方に聞いてみたいなあ。

この辺でよく雑誌にも取り上げられる人気カフェナンバー2は

合羽橋珈琲 と iriyaplus cafe ですが、どちらも古民家再生リノベーションの建物で、これが落ち着くから人気なんじゃないかと思うのですが。

新築を建てる施主は、きれいでピカピカがいいのでしょうか。

森に生えている毒キノコ?里山に落ちている空のペットボトル?なんて言い過ぎかなあ。

 

見た目にも、もう少しいい感じの町にしたいものだと、思うのです。