私は手帳好きです。なんといっても、常時3冊持ち歩いているのだから、手帳好きに決まっています。おかげで鞄が思いの何のって。
子供の頃、小学校入学する前の記憶があります。
父が会社の仕事を家に持ち帰ってきていました。なんだか方眼紙のような冊子に文字やら数字やら計算式やらを書き込んでいました。私が子供の頃は小学校入学前に字なんか教えられなかったので、文字は書けず、鉛筆でぐるぐる線を書いて、仕事をする父のまねをしていたことを覚えています。冊子に何か書いているのが、凄く羨ましくて、自分もやってみたかったのです。
学生時代も、勉強はしませんでしたが、ノートをきれいに作ることは好きでした。ノートに書くのが好きだったので、大事なことは何も覚えませんでしたが。先日実家に帰省して、大学時代の自分のノートを発見して読んでみましたが、まあ、よくも美しく丹念に書いてあること。なぜこのノートであの無惨なカフカな成績だったのかが不思議です。
毎年、10月になるといっせいに翌年の手帳類が売り出されます。
文具店や書店に手帳コーナーが出来るこの時期、ワクワクします。
私の常時持っている手帳はここ数年同じものです。来年のものもきっと同じものを用意するのだと思います。
スケジュールは、京都造形大のタイポグラフィの教授の作っているものをずっと使っています。基本的に過去の手帳は捨てないので、みたら2006年から使っていました。この手帳のデザインは本当に秀逸でフォントがライノタイプユニバースなのが自慢。おまけにこの先生のライノタイプユニバースは、シリアルNo.1なのです(マニアックな自慢)
主に仕事用の何でも書き込み手帳は、gentenのカバーに中身はMUJIの文庫本サイズの無地ノートです。無地のノートに思いついたことを書き留めるのが好き。
そして、短歌ノート。これも無地の文庫サイズのノートに文庫本用の革のブックカバーをかけています。隙間時間とか、カフェに入った時とか、何かいい感じのことばを思いついた時とかに書き込んでいます。
そういえば、この3冊にはどれにもカランダッシュのボールペンを付けています。(無駄だなあ)それぞれ、無地のお手頃なもの、ブルー地に雪の結晶柄のもの、銀製の高級ラインのもの。この3本のカランダッシュが、鞄を重くしているのかもという気がしてきましたが。
最近は、「ほぼ日手帳」とか「ミドリノートの手帳」とか「ツバメノート」とか、手帳好きには気になるものがいろいろ。
もひとつ好きなのが「旧暦日々是好日」旧暦のスケジュール帳で、凄く楽しいし素敵です。