ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

万年筆の魅惑

2009-07-13 00:13:49 | 工芸
万年筆をいただきました。

実は私はけっこう文具好きです。
紙が好きなのは言うまでもなく、ペンも、絵具も、消しゴムも、ステープラーも
クリップも好きです。

そうそう、ハンコも好きです。
京都の田丸印房のオリジナルハンコ(樹脂印)、もう堪りませんね。

そんな文具好きの私に、万年筆をくださった某先輩のセレクトがとても素敵です。
ありがとうございます。

Lamyのクラッシックなペンがこんなに素敵だとは存じませんでした。

インクを入れて書いてみると、柔らかいペン先。

昔、子供のころ、父の万年筆をいたずれして書いていたら、
万年筆ののペン先は金でできていて柔らかいから、書く人の癖が宿るのだ、だから人の万年筆は使ってはダメだ、と諭されたことを思い出します。

これまで、使っていたのは、父から貰ったモンブランかパーカーでした。
どちらも気に入っていて、学生の頃から愛用していました。
手紙を書くときは万年筆、と決めていました。

大学の友人で、授業のノートを黒の太字のモンブランでとっていた子がいたなあ、
すごいお洒落だと思いましたが、私にはちょっとマネ出来ませんでした。

社会人になり、手紙なんか書かなくなってしばらく経ってから
転職して入社した会社の経営者に、
お礼状は必ず自筆でその日のうちに書いて出せ。
と仕込まれました。

もともとお礼状を書く習慣があったので
そして、はがきとか便せんとかも好きなため

デスクの引き出しにはいつも、
鳩居堂の季節のシルクスリーンはがきと罫線はがき、
丸善の便せん、記念切手を常備していました。
まあ自己満足とうか、形から入る典型というか。
そのツールが揃ってるだけで、営業がうまくいくような気分ですね。
いまもこのツールは常備しています。
切手は必ず記念切手を手帳のポケットに入れて持ち歩いています。

中学に上がった時、おもちゃみたいな万年筆を入学祝にもらった時の
ワクワクした気持ち、忘れちゃいけませんね。


最新の画像もっと見る