京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

勤務助産師セミナー【9・10月】

2016年10月31日 | 報告

秋はたくさんの勉強会など行事がございます。

今回は、9月と10月の勤務助産師セミナーのご報告です。

①9月24日(土)マザークラス
10時~12時 岡本美由紀助産師(ゆき助産院)

地域で保健指導活動のご経験の深い岡本先生による、マザークラス講座。

集団指導の方法の前に、まずは、対象者となるお母さんたちのことを知らなくてはなりません。

妊娠中だけでなく、出産、そして産後も見越したお母さんたちのたどる経過、

そして今のお母さんたちの置かれている環境など、幅広く学んだ上で、

実際のクラス運営、構成内容について学びました。

他の病産院ではどのようにしているのかを学びあえたり、

実際にどうしていったらよいのか、個別で相談されている方もいらっしゃいました。

学び合う熱心な助産師さん!

 

②9月24日(土)乳房トラブルを予防するための指導
13時~16時 藤垣真貴子助産師(IBCLC講師)

事後アンケートでのご意見でも多くみられました

「ハンズフリーの指導の大切さ」。

どうしても助産師は、授乳指導の際、

片手で赤ちゃんを抱き、片手でお母さんのおっぱいをつかみ、

「はい!こうしたらよいのよ!」と授乳介助をしてしまいがちですね・・・

それでは、

「助産師さんがやってくれなければうまくくわえさせられない・・・」

真の指導にはならないのではないでしょうか。

グループに分かれて、「ハンズフリーで授乳指導をしてみよう!」

難しさもたくさん感じつつ、でもお母さんのため、みなさん工夫しながらお伝えするワークを行いました。

 

③10月22日(土)退院指導で大切なこと
10時~12時 藤原朋子助産師(当会保健指導部会長)

母子訪問指導のエキスパートの藤原さんに講師をしていただき、

産後のお母さんたちのこころとからだの変化を学びました。

実際たくさんの母子をみてこられたご経験から、

退院後のお母さんたちの姿がリアルに見えてくるようなお話でした。

そして具体的な指導の方法も大変参考になりました。

グループに分かれて、勤務先の退院指導についての情報交換会も

行われました。

 

④10月22日(土) 母と子の整体的診方
13時~16時 梅田直子助産師(トコ助産院)

‘整体的な視点‘というのは、助産師の資格を取った後にしか

じっくり学ぶ機会はありません。皆さん興味深々でご参加されたようです。

ちょうど受講者様の中に赤ちゃん連れの方、妊婦さんがいらっしゃったので

モデルになっていただきました。

骨盤サポートのベルトの代用として、さらしが利用できるとのことで、

実習を行いました。

また、骨盤ベルト、さらしを巻けば終わりではなく、

動かすことも同じだけ大切であるということで、様々な運動を教わりました。

妊娠、産後、そして赤ちゃんの抱っこの仕方、盛り沢山な3時間となりました。

 

勤務助産師セミナーは、まだまだ1月まで続きます!

ただ今、11月以降の講座申し込みを受け付け中です。

 11/26(土)10:00~12:00「助産師の可能性;開業のために」 カーティー倫子

 11/26(土)13:00~16:00「乳房トラブル時のケア」 長尾早枝子    

 12/17(土)10:00~12:00「助産師による性教育」 渡邉安衣子      

 12/17(土)13:00~16:00「困難事例への対応~乳房編」 越山茂代  

  1/28(土)10:00~12:00「助産院へ行ってみよう!」 堀口君子

 

いずれも京都アスニー第7研修室(5F)

受講料

午前(2H) 会員2,500円 非会員5,000円

午後(3H) 会員4,000円 非会員8,000円

一日受講 会員6,000円 非会員10,000円

 

パンフレットDL

http://tukinowa-mw.sweet.coocan.jp/Temp3/img/file2.pdf

申込フォーム

https://ws.formzu.net/fgen/S43536277/

 

広いお部屋を借りております。

お申込み、お待ちしております!

 

勤務助産師セミナースタッフ 渡邉安衣子(中支部)

 


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【福知山会場】4日目 産前産後訪問支援員養成講座

2016年10月30日 | 報告

4日間にわたって開催してきました、産前産後訪問支援員養成講座 福知山会場も、ついに最終日を迎えました。

すっかり秋も深まり、朝晩はずいぶん冷え込むようになりましたが、皆さま、元気な姿でお越しいただきました。

 

まずは当会会長、丹所より、ご挨拶させていただきました。

(写真は承諾を得て掲載しております)

 

 

本日の最初の講座は、京都生活協同組合 くらしの助け合いの会の木戸潤子様より、

「訪問活動を通した地域の中でのちょっとしたお手伝い~私たちにできるお母さんへのサポート~」についてお話いただきました。

京都生協は、1986年に、京都市左京区にて33名の会員でスタートされ、2016年現在、21の行政区で2000名を超える会員さんで成り立っているそうです。

「お互いさま」の気持ちで助け合いをされている会の皆さま、産前産後の家庭への援助活動や配食活動、地域のコミュニケーションの場となるサロンでの活動等、詳しくお話くださいました。

活動の中で大切にされている、対等・平等の立場で、守秘義務、傾聴、受容など、貴重なお話を経験を踏まえてお伝えくださいました。

福知山近隣のそれぞれの地域でのニーズについてなど、会場から質問もあり、お答えいただきました。

 

休憩をはさんで、同じく、くらしの助け合いの会の、川田様、花城様、小林様より、たくさんの事例を紹介していただきました。

数年にわたってサポートされたケースや、さまざまな家族背景に合わせて介入された事例など、たくさん教えてくださいました。

 

 

 

お昼を挟みまして、午後の1コマ目は、京都市 塔南の園児童館の池田英郎館長より、「児童館、子育て広場など、地域でつながる楽しさを学ぶ」についてお話いただきました。

0歳~18歳未満の児童と保護者が対象の児童館ですが、さらにその前段階の妊婦さんたちにも来てもらえるような児童館運営をされています。

さらに、中高生ボランティアの活動や、お年寄りと子どもたちとのかかわりあいについてもご紹介いただきました。

 

児童館に来られるお母さんたちは、ただ「支援される」だけの存在ではなく、お母さんたちが主体となっての子育てグループ誕生、ゴスペルグループを作ってのコンサート開催など、人と人とのつながりの中でお互いが育っていくということを、たくさんの映像や写真を通じて見せていただきました。

 

 

 

本日は演習も盛りだくさん! 

沐浴や抱っこひも体験、妊婦ジャケットの体験もしていただきました。

 

 

 

妊婦ジャケットを装着して、

 

 

階段ののぼりおり・・・

どんな危険があるか体感していただきました。

 

 

 

演習時間が短く駆け足でしたが皆さま、一生懸命実習してくださいました。

 

 

 

 

引き続き、グループワークです。

 

ロールプレイを通して、不賛同、賛同、受け止める、を体感・・・

 

また、相手の良いところを見つけ、伝える練習もしました。

 

 

 

グループで出たたくさんの意見を会場でシェア・・・

 

 

 

さらにに当会吉田助産師より、4日間にわたる産前産後のまとめをいたしました。

 

 

最後に、産前産後訪問支援員養成講座を修了された皆さまへ、京都府山田知事より修了証の授与です。

 

 

 

 

皆さま、長時間にわたる講座、演習、実習、本当にお疲れ様でした。

現地実習も実りのあるものとなりますように。

皆さまの今後のご活躍を、助産師一同、願っております。

 

 

 

ブログ担当 奥村

 

 


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多胎育児支援事業 第2回えんどう豆ファミリー教室を開催

2016年10月22日 | 助産師会支援事業

2016年10月14日(金)10時~京都府助産師会館でえんどう豆ちゃんたちのファミリー教室をしました。

 朝から青空が広がり秋晴れ爽やかな一日でした。


  ファミリー教室後半、筆者は子どもたちと庭に出て3人野球のルールを作って「ホームラン!ヒット!ファウル!」と走り回りボール探しのゲームになりました。
 7歳頃に成長すると双子ちゃんはお互いの考えや性格を分かりあい意識しあい仲良く遊んでいる様子を微笑ましく感じることができました。

  今回は来年1~2月頃が出産予定の妊娠20週~27週になる妊婦さん4名とご主人様3名にご参加頂きました。

    全員初めての出産が双子ちゃんで不安ながらも出産を楽しみにされていらっしゃいました。
 講師は7歳の男の子と女の子の先輩ママさんです。

  始めに助産師から妊娠後半から出産の経過、育児の話しをしました。
  その後、順番に「気になること、不安に感じていること」を質問され先輩ママが双子ママになったエピソードを語りながら質問に答えてもらいました。

 

   気になること(交流会での談話を一部抜粋しています)

Q双子用のベビーカー準備したほうが良いですか又移動手段について。
 ・1人は抱っこ、1人はA型ベビーカーに乗せて移動していました。
 ・双子用ベビーカーを置く場所があるか確かめておきましょう。

Qお産までの入院中の過ごし方について
 ・安静中は腹部にオイルマッサージをしながら我が子の成長を楽しんでました。
 ・お腹の張り具合からお産に向けてのイメージトレーニング。
 ・「入院中だからこそ 今出来ること」を見つけて・・・例)DVDで映画やドラマをみる。

Q妊娠中の体重増加について
 ・食事制限して低栄養にならないよう赤ちゃんの健康を守るためにバランスよく摂取し食事を楽しみましょう。(助産師)

Q帝王切開は痛くないですか。
 ・分娩方法と割合について説明(助産師)
 ・手術中は麻酔で痛みは大丈夫。手術後も鎮痛剤で乗り越えられました。
 ・帝王切開中は周囲の雰囲気が分かるので、産まれた瞬間の双子の泣き方が「オギャー」と「フニャー」で違ったのが印象的。2人それぞれの個別性を感じました。 

Q退院後の生活について
 ・NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」ホルモンの変化と夫婦関係について解説。(助産師)
 ・夫や家族等の協力的なサポートは必要不可欠です、心身ともにかなり助けられました。

Q育児について
 ・抱っこやラックで揺られながら寝かせました。振り返ると親がイライラすればするほど子どももよく泣いたな~。
 ・おっぱいの飲み方が上手い下手がありましたが、搾乳も飲ませながら混合栄養で育てました。
 ・赤ちゃんの入院中、医師や看護師さんから子どもの成長や世話についてのアドバイスを受けていると何でも相談すればいいと思えたことは気持ちを楽にしてくれました。

 

    アンケートから(一部抜粋しています)

 ・今まで双子の情報が少なく不安になることがありました。
 ・皆さんが同じ悩みを持ち不安な気持ちでいることを知り心強くなりました。
 ・胎児人形を見てわが子のイメージが湧きました。
 ・体重差があっても元気に生まれた話しや管理入院や帝王切開を具体的に知ることが出来ました。
 ・助産師の話しから重要なポイントを知ることが出来ました。

 

 上記以外に多くの質問があり先輩ママの前向きな一言は参加者の不安を解消し心強くしてくれたことを直に感じました。

 本日ご参加頂きました皆様ありがとうございました。双子ちゃんに会えるのを楽しみにしております。

 

   次回教室は2017年2月18日(土)です。

 多胎と分かればファミリー教室へご参加くださいね。

不安なこと大変なことを皆さんで一緒に乗り越え成長を楽しみましょう。

                                                  えんどう豆ファミリー教室担当:三島  岡崎(文責)


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【福知山会場】 3日目 産前産後訪問支援員養成講座

2016年10月20日 | 報告

10/15(土)産前産後訪問支援員養成講座の3日目が、市民交流プラザふくちやまにて開催されました。

本日は25名の方にご参加いただきました。

参加者の方も3日目となると、にこやかに参加者さん同士の会話も進みながら、講座が始まりました。

 

今回は、4つの講座があり、専門的な知識や現場でのお話も聞くことができました。

 

1つ目の講座は

公益社団法人京都府栄養士会の管理栄養士 石井由貴様より、

「赤ちゃんの栄養はお腹から」~胎児期から始まる、妊産褥婦、及び家族の食育の大切さ~でした。

妊娠期には重要な貧血のための食事や減塩減カロリーの食事の工夫について、実際の野菜や、手軽に利用できるコンビニのパンやサンドイッチ、観物などを計量したり、成分表示などを見て、イメージしやすく具体的に教えていただきました。

 

 

 

2つ目の講座は、

亀岡シミズ病院 メンタルヘルス科 精神科医長の島田稔先生より、

「妊産褥婦のメンタルヘルスとケア、子どもへの影響」でした。

島田先生からは、保健医療の視点による対象者とのかかわりとは?という観点から、実際のコミュニケーションの場を再現して参加者さん同士で会話してもらったり、グループワークもありました。

産後のメンタルヘルスの具体的対応方法について、具体的に生活の視点からお話を伺うことができました。

 

 

 

昼食をはさんで、

3つ目の講座は、ハシイ産婦人科 副院長の藤井治子先生より、「ハイリスク妊娠・出産・産褥期の疾患、合併症・治療について」でした。

ハイリスクという難しい内容の部分ですが、スライドをたくさん用意していただき、現場での取り組みもまじえながら、わかり易くご講義頂きました。

 

 

 

 

4つ目の講座は、

京都府助産師会副会長 出張開業つぐみ助産院 国際認定ラクテーションコンサルタントの越山茂代助産師より

「妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ」~楽しく自信を持って母乳育児を継続するために~でした。

 

まずはストレッチで身体をほぐしてリラックスしてから始まりました。

母乳がでるしくみ、母乳育児のメリットや、母乳育児支援の内容を学びました。

また実際に風船を使って、赤ちゃんがどうしたら深く乳房を加えることができるかを体験しました。

また母乳で育児を行うお母さんが増えている分、授乳に困ったことがあるお母さんも多く、どのような支援を行うかを学ぶことができました。

 

 

<アンケートより>

・講師の先生方のお話が、教科書通り、マニュアル通りのお話ではなく、実体験もふまえたお話をしていただけて、自分自身の育児についても肩の力を抜いていいんだという気持ちになれたし、周りで悩んでいるお母さんにもアドバイスしてあげたいと思えました。

 ・子育てについて改めて、昔と今との問題点等、考えたり、思い出したりできてよかった。

・妊娠・出産を経験していますが、それがとっても神秘的なことに思えるほど、様々なリスクがあることを知りました。自分は仕事をせずに子育てしてきたので栄養士さんの実体験は参考になりました。支援するうえでも相手を受け入れる姿勢の大切さを実感できました。

・頑張りすぎないでいいんだなと安心しました。手軽に利用できるものを活用していきたいと思います。グループワーク、たくさん話すことができてよかったです、ストレス発散になりました。母乳をあげたくなりました。

 

 

本日は講座が4つということで盛り沢山な1日でした。

皆様お疲れさまでした。

講師の先生方、貴重なお話をありがとうございました。

産前産後支援員養成講座@ふくちやまも残りあと1日になりました。

今週末、10月30日に開催です。

次回もよろしくお願いいたします。

 

文責 ひがしの


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丹後支部交流会のご案内

2016年10月17日 | 支部活動

ブログをご覧いただきありがとうございます。

京都府助産師会 丹後支部交流会のご案内です。

 

医療費抑制政策、少子化、医師不足、助産師・看護師などの医療者の不足により京都府北部のような地方の医療は危機的状況の中、綱渡りで現場の医療者の努力により維持できている状況です。京都府助産師会丹後支部では、地域の母子が退院してからの子育てにつながる支援が十分に受けられない状況や、医療者の過酷な労働と母子に向き合う時間の不足から疲弊感、無力感など、様々な現場の不安の声を聞いています。そのような状況の中、母子にも、医療者にもやさしい周産期医療の現場の実現が必要であると考え、そのために何かできないだろうか?と考えています。

その第一歩として、立場や、施設を超え、「京都府北部の母子の未来を考える一人の人として」現状を分かち合い、日頃の思いを寄せあいたいと今回、「周産期医療に関わる医療者の集い」を開催致します。

助産師だけでなく、医師、保健師、看護師、その他周産期医療に関わる医療者の方にぜひご参加いただきたく、気軽に交流しながら、顔と顔が見える関係を築き、京都府北部の周産期医療の現状と課題について共に考えていきたいと思います。皆様のご参加お待ちしています。


日時 11月23日(祝) 10時30分~15時 


内容 10時30分~グループでシエアの時間日時 

   12時~昼食会 全体交流 

   14時 終了(15時まで滞在可)

場所 福知山市 サンプラザ万助

福知山市篠尾新町388

参加費 2500円(食後の飲み物付き)

 

注! 当日は福知山マラソン開催日となっています。福知山市三段池公園から大江町、舞鶴までの由良川右岸沿いの府道はマラソンコースになり通行止めとなりますのでご注意ください。参加者、応援者の交通渋滞も予測されますので、交通手段をあらかじめ考え余裕を持ってお越しください。

 

主催 公益社団法人京都府助産師会 丹後支部

お申込み・お問い合わせ

お申込みは下記連絡先へお電話か、メールでお願いします。(申し込み締め切り11月15日)

参加がぎりぎりまでわからないため迷われている方はご相談ください。

京都府助産師会 丹後支部長 新宮 美紀 携帯 090-9691-4821

                 メール miki-shingu@nifty.com

奥村 恵子 携帯 080-4641-0960

      メール salala.okumura@gmail.com

 

 

 

 

 

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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