京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

丹後地区助産師交流会開催しました!

2013年04月23日 | 支部活動
4月20日(土)に綾部市保健福祉センターにて、丹後地区の助産師の交流会を開催しました。

今年で6年目の開催となります。
今回の参加者は26名。
助産師会会員、非会員問わず、お互いの繋がりの中で参加を呼びかけました。
京都府助産師会のホームページを見て、はるばる亀岡から非会員の方も参加してくださいました。
また、京都市内から京都府助産師会会長もかけつけてくださいました。

午前中は2012年12月に人権の日に国連で上映された「天から見れば」の映画を鑑賞して、午後はお食事と交流会をしました。
映画は一般の方の参加も呼びかけ、京都府助産師会の活動の紹介もしました。

映画の内容は、京都山科のお寺の住職だった大石順教尼とその最後の弟子と言われる日本画家の南正文さんのお話です。
子ども時代に事故で両腕をなくし、絶望の淵にあった南少年を救ったのは、同じく両腕を事件でなくした大石順教尼でした。
その二人の生き様とその中に流れる大きな力を感じる映画です。

午後の交流会では、綾部の会員が注文してくれた、綾部の地元の食材をつかったお弁当を作っているグループのおいしいお弁当をいただきながら、自己紹介、それぞれの思いをお話していただきました。
時間がいくらあっても足りない、皆さんお話したい思いが一杯でした。

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また、参加者の一人の方が、最近お母さんが旅立たれ、「母の遺品なのですが・・・」と持ってきていただいた品々が
会を盛り上げてくださいました。

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大正生まれの助産師さんが持っておられた分娩時に使用する道具の数々です。

赤ちゃんの体重計、羊水を吸う器械、お産の時の簡易分娩補助器具、診察鞄など・・・・。

入っていた段ボールには、「昭和22年、袷1枚を売り、京都京極で購入する」と書かれてありました。

助産師の歴史を感じる品々に、皆さん感激して見ておられました。
この品は、京都府助産師会の財産として寄付していただけることになりました。

最後は、参加者で記念撮影をしました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、皆さんそれぞれにお話に花が咲いたようです。
これからも、丹後支部では、地域、施設、役職などの枠を超えた、人と人とのつながりを大切にして、お互いが顔の見える関係でつながっていきたいと思います。

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(担当:丹後支部長 新宮)




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4月ミドワイフ道場

2013年04月13日 | 研修会

「家庭訪問に自信をつけよう~4月から始める方もベテランも初心忘るべからず~」

担当 藤原朋子助産師(南支部)

まだ少し風が冷たい快晴に恵まれた中、参加者は会員10名(うち潜在助産師1名)、大学院生11名の合計21名でした。

いずれ助産師として活動したいと希望に燃える大学院生、この春から訪問を始める・始めたばかりの助産師には、助産師が地域で行う家庭訪問とはどのような活動なのかが、目に見えるようにイメージできる具体的な内容でした。

訪問歴うん十年のベテランまでもが、助産師ならではの力が発揮できるような、藤原助産師の14年間の経験豊富な実践に基づくお話に胸打たれました。

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プレママ訪問では、実際に妊婦さんがイメージできるように、手のひらサイズの骨盤、胎児人形、おっぱい模型を駆使する方法も紹介してくれました。出産、育児が、少しでも楽しみと思えるように・・・パートナーやご家族への配慮も忘れずに・・・

藤原さんのお人柄と日々の実践から溢れ出る、お母さんと赤ちゃんや上の子を含めた家族への実際の言葉かけや関わり方は、教科書では学べない貴重な体験でした。

以下、参加者の感想の一部です。

一旦助産師を辞めてブランクがある方にも、実際の子育て経験も生かされて、地域訪問はとても働きやすい場のように感じた。

実際に訪問している同期から、まず電話がつながらず大変だったり、産褥ブルーの方への対応などこれから始めようとする自分に不安がありましたが、訪問前の電話や留守番電話のメッセージ一つも大切な関わりのスタートなのだと知ることができましたし、楽しくお話されている藤原さんを見て、訪問は楽しそうに思えました。

家庭訪問というと産後の保健指導がメインだと思っていましたが、妊娠期からの継続した支援や隠れたリスクを把握する重要性などを改めて学べました。電話予約のポイントやコミュニケーションの図り方、母だけでなくその家族関係へと配慮した関わり方など、とても丁寧なお話で実際の活動に活かしたいです。

家庭、生活の中でのケアであること、助産師の仕事の幅が広いことがわかり、様々な視点を持って学んでいきたい。

実際に地域で活動されているお話はとても参考になりました。時間をかけ、対象に喜んでもらえる訪問は大切ですが、コストのことが気になりました(自分の携帯電話代1時間あたりに換算したときの報酬)。

自分の振り返りができて、とても勉強になった。ヒントやアドバイスをいただき、参加して良かった。もっと、訪問事業を頑張ろうと思えました。

藤原さんのお人柄、訪問の様子がよく分かるお話で、もう少し続けてやっていこうという勇気が湧きました。ありがとうございました!

私たち助産師が大切にしている点を具体的に話してくださって、とてもエンパワーされました。

H25411_045_2 交流会では、体重増加が少ない場合の対応についてや、母乳をたくさん飲んで体重が増えすぎる赤ちゃんについてなど、様々な場面での質疑応答がありました。

最後に、家庭訪問に従事している助産師は、自分の身を守るために、日本助産師会が団体契約している『保健指導員賠償保険』に加入することをお勧めしています。まだ加入されていない方は、当会にご相談ください。本日も、早速申込用紙を持って帰られました。(ミドワイフ道場担当 越山)


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   助産師さろん ~観桜、かめおか子育て物語 ~企画展へ

2013年04月05日 | 助産師会個人事業

 

 助産師さろん 4月4日はお花見と亀岡市文化資料館にて~かめおか子育て物語 ー産婆・保育・肖像ー 鑑賞してきました。

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 春の~うらら~な~ よい日和でした。桜の花満開で車窓からもピンクの桜の花、黄色の菜の花がとても綺麗で楽しみました。

展示資料では 助産婦免許証、往診、診療、診察カバン、参考書類や助産録、また京都府、京都市産婆会組合誌、助産師会会則など初めてみたものが多く、戦前から戦後の産婆から助産婦~助産師への変遷を考えました。

 館内に 伊藤巻枝様のお嬢様(安川様)とお孫様が来館されていました。写真の許可をいただき、親しくお話し伺いました。 「母は毎日忙しくしていました。子どもごころに大変どなぁ~と思っていました」 「みんなから頼りにされ尊敬されいました」色々とお母様の当時のご様子を伝えて下さいました。 先輩助産婦さん達との出会いがありとても嬉しかった。

安川孝子様は資料を提供して下さり、京都府助産師会の助産師と伝えると、わざわざ来て下さったですねと、写真や資料を説明して下さいました。よい出会いをいただき感謝です。

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みんな写真や資料を見て時代の流れを感じながら見入ってました。

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上に2枚は安川様の撮影です。

資料館近くの公園を教えていただき、お花見をして楽しいひと時でした。桜の花満開で公園で観桜茶会とはいきませんが、真っ青な空の色、桜のピンク色が映えて美しく、幸せを感じたひと時でした。

桜の花も一年に一度、今日このときのために美しい花を咲かせて人々を楽しませてくれます 人との出会いも今日このとき、しかない 「一期一会」を大切にしたいと感じました。

 

(担当 伊藤)


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  子育て・孫育て講座 in高島屋

2013年04月02日 | 助産師会支援事業

 

高島屋 京都店にて、赤ちゃんフェアの期間中、3月31日(日)「子育て・孫育て講座」を行いました。
10組22名の参加予定でしたが、当日は7組17名の方、妊婦様ご夫婦、妊婦様とお母様、7カ月のお子様とママ、祖父母様。 妊娠初期の方から予定日近い方、子育て中、また最近孫が生まれた方と色んな方が参加して下さいました。

受付後の待ち時間を利用して、今お困りのことなど訪ね話し合いました。

あいさつ後 「あなたは、どのタイプのパパ・ママ? どのタイプの祖父母?」 のチエックをして自分のタイプを知っていただきました。   ちょっとお遊びをしました  

講座の内容は、①最近の妊娠・出産。②子育て今と昔、変わったこと。③赤ちゃんの心とからだを育てる。④祖父母の役割など話しました。最後に質問をお受けしました。

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010_5 プレママさん赤ちゃん抱っこ上手ですね

話しは2時間でしたが皆さまとても熱心に聞いて下さり、メモったりされていました。 

質問では!!

府下から市内に里帰り出産、帰ってからどのように支援できるか心配。

出産時に夫が行う産痛緩和方法。予定日近い実母の不安。

7か月にて完全母乳中で離乳食の勧め方。職場復帰で保育園への入園など。

ご参加下さいました皆様ありごとうございました。

皆さまの~子育て・孫育て~京都府助産師会は応援しております。

 (担当 伊藤)

 


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いきいき孫育て講座@福知山会場(くくう助産院)開催しました。

2013年04月01日 | 助産師会支援事業

★★316日 第1回目★★

いきいき孫育て講座・福知山会場(くくう助産院)開催しました。 

Img_2600

 参加して下さった方10名。男性1名、女性8名+子どもさん1名でした。<o:p></o:p>

 おばあちゃんとその娘さんと赤ちゃん・おばあちゃんと息子さんご夫婦という組み合わせでのご参加もありました。

 第1回目テーマ 「妊娠・出産・子育てについて」

2つのグループに分かれて、ご自分の出産や育児体験を振り返っていただきました。

 

(グループワークの内容)<o:p></o:p>

 ☆立ち会い出産について、若夫婦を見ていると妊娠期から夫婦で力を合わせてお産をする。晴らしいし、うらやましいと思う。

昔は男は厨房に入らずという考えが普通、立ち会い出産は父親の育児参加をスムーズにしていると思う。

出産直後のカンガルーケアは母子の絆を作る上でとてもよい事。

☆核家族化の今、夫婦で相談、勉強して協力し子育てをしている。

口出して良いものか悩む。

男と女の役割がある、そこまでしなくてもと思う事もある。

 

☆息子の母親と娘の母親では接し方が違う。

息子の母としては、お嫁さんには言いにくい。

<o:p></o:p>

…子育て中のママ助産師からも、

やはり義母には気を使う、言葉のニュアンスが伝わらずお互い気持ちの行き違いを感じる事もあるので難しい。と共感の声もありました。

<o:p></o:p>

 ☆母乳が出ず辛かった、ご自分の母乳育児を振り返られる方。<o:p></o:p>

 今は色々勉強して、母乳で頑張っているので偉いと思う。

 

…助産師からも、母乳栄養の利点についてアドバイスがありました。

<o:p></o:p>

 ☆離乳食について、今はインターネットやママ友同士、いろいろ情報がある。

レトルトを利用、昔と違うと感じる。<o:p></o:p>

 離乳食教室で勉強、作り置きしたりして、がんばってやっている。<o:p></o:p>

 

 

★★323日 2回目★★

第1回目と同じ、くくう助産院にて開催いたしました。

参加して下さった方8名。男性1名、女性7名でした。

先日赤ちゃんが生まれたパパとお婆ちゃんのカップルもご参加くださいました。

はじまるまでに、それぞれにお話され、わきあいああいとした空気の中で講座ははじまりました。
Photo

 

第2回目テーマ「赤ちゃんの力の引き出し方」「ママ世代との付き合い方」

<o:p></o:p>

 2つのグループに分かれて、自由に話し合っていただきました。

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(グループワークの内容)

<o:p></o:p>

…赤ちゃんの発達については
☆何時頃から外にお出かけしていいの?

 

☆何時頃から首はすわるの?

 

☆むきぐせってどうしたら予防できますか?

 

☆DVDを見て、赤ちゃんってもっと大きくなってから相手をしたらいいんだと思っていたけど、そんな早くからしっかりと関わるものなのだと思いました。

 

両手が使えるので、家事と両立するために昔はおんぶをした。

薄い布団の様なもので頭を包み首が座る前からおんぶして家事をした。

頭付きのおんぶ紐、今は前で抱っこ、時代を感じる。

 

☆うつ伏せはしなかった。

今は早くからしているので首が座るのが早い。

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<o:p></o:p>

<o:p></o:p>

… 孫家族との付き合い方は

☆自分の娘から、嫁への付き合い方をアドバイスもらっている。
☆自分の娘と、お嫁さんと、同じように接しているつもりなのに、違うと言われてショックだった・・・。

☆自分の子育てを自分の娘に押し付けるのではなく自分も一緒に学び助けてあげたい。娘も一人の女性、息抜きの場所として自分を利用してくれたらと思っている。

など嫁姑関係の難しさに苦労されているお話がでました。
また、それに対して、嫁世代の助産師が自分の気持ちも話し、
祖母の立場と、嫁の立場で話すことができました。
新米パパには、
「これからお互いの関係の調整が大変だから、お父さん頑張って!」
という励ましがありました。
グループワークの後に、休憩をしてお茶とお菓子をいただきながら、またそれぞれのお話に花が咲きました。
季節の、桜茶がとても好評でした。

というようなお話がありました。

Photo_3

 

沐浴の体験もしました。

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参加者の皆さまで、順に、赤ちゃん人形でチャレンジしていただきました。

希望者全員沐浴をされ、いろんな疑問を解決しながら実習していただくことができました。

Photo_4

<o:p></o:p>

 時折、笑い声がわきあがる中楽しく行う事ができました。<o:p></o:p>

 

こんないい講座、もっとしてほしいという感想をいただきました。

 

祖父母世代も、いろいろ悩んでおられ、それを聞いてもらえる場所があったということに、とても気持ちが楽になられたようでした。

 

(担当:片岡、吉田、新宮、内海)


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