京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

2020年11月22日 産前産後訪問支援員養成講座3日目(京都テルサ)

2020年11月28日 | 会館管理

2020年11月22日日曜日「いい夫婦の日」に産前産後訪問支援員養成講座3日目が京都テルサにて行われました。

 

3日目は講義が5つありました。

みなさん休憩をとりながら、講義に集中されていました。

 

1つ目の講義は

京都府栄養士会より

「講座8 赤ちゃんの栄養はお腹の中から〜胎児期から始まる、妊産褥婦、及び家族の食育の大切さ」でした。

妊娠期から離乳食まで、それぞれの時期の栄養について詳しく学ぶことができました。

色々な野菜の重さの実際計りました。

同じ葉物野菜でも重さの違いなど発見がありました。

2つ目の講義は

京都府立洛南病院 精神科医長 山﨑信幸先生より

「講座9 妊産褥婦のメンタルヘルスとケア、子供への影響」でした。

新型コロナウイルスでの影響もあり増加していると言われる産後うつや虐待について基本的な知識から対処や予防まで学びました。

男性の産後うつもあること

妊娠期からの支援の必要性

「声かけ」を続けて行くことが大切

実際訪問に行く上で、重要なことばかりでした。

 

 

3つ目の講義は

くわはらこどもクリニックの桑原勲先生より

「講座10 子どもの発育・発達・育てにくさへの対応などを学ぶ〜赤ちゃんの視点から子育てを考える〜」でした。

お母さんから質問の多いアレルギーについて、新型コロナウイルスの感染対策、今知りたい内容のことばかりでした。

また、育児やお産の歴史から、現代の育児不安やお産がどのように生まれたのか、産前産後訪問支援員としてどのようなことが求められているかを学びました。

 

4つ目の講義は

京都府助産師会 多胎育児支援事業担当 のはらfactory 大藤栄氏より

「講座11 多胎妊娠、育児支援のポイント〜当事者の視点に立った支援とは〜」でした。

一人の子育てでも大変な育児。双子や三つ子などを育てることの大変さは計り知れません。

多胎育児の実際を、良かったこと、問題点や求められる支援などを具体的に学びました。

具体例の一つに「多胎用のベビーカーでは公園には入れない」とありました。

普段生活している中では気づかなかったです。

多胎に優しい世の中になってほしいと思いました。

5つ目の

講義は国際認定ラクテーション・コンサルタント 出張開業つぐみ助産院 越山茂代氏より

「講座12 妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ〜楽しく自信を持って母乳育児を継続するために〜」でした。

母乳の解剖生理、ホルモンから、母乳の利点や抱き方の実際、コミュニケーションなどお母さんへの支援について学びました。

母乳育児に関することは、出産後のお母さんからのご質問が特に多い分野です。

お母さんが育児を楽しく快適にできるために、母乳支援のサポートは大切だと思いました。

盛りだくさんの1日でした。ご参加いただいた皆様お疲れ様でした。

4日目もよろしくお願い致します。

 

文責 松島


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令和2年度第1回研修会レポート

2020年11月07日 | 研修会

2020年11月7日、令和2年度第1回定期研修会が助産所部会と共催にて開催されました。
今年度はコロナウイルス感染症の影響で、今までのような研修会を開催できない状況でしたが、オンラインでの開催となりました。

オンラインということもあり、京都助産師会会員だけでなく、助産師学生さん、県外の方や、海外の方まで、80名の方にご参加いただきました。

今回は「助産の心と技を極める−昨今のお産事情を踏まえてー」というテーマで
兵庫県毛利助産院所長 毛利多恵子先生にご講義いただきました。

毛利先生から神戸市の産後ケアの実態、利用されたお母さんの思いを学び、
コロナにより実家のサポートが得られないなど、産後ケアの利用の増加している現状もあり改めて産後ケアの大切さを学びました。

また、産後ケアを受けたお母さんが、ご自分が受けたケアを次のお母さんに伝えていくことで産後ケアをお母さんたちに知っていただくことがある、行政と助産師の顔の見える関係を築くアプローチをされている、など助産師のケアをお母さんに、社会に知っていただくことも大切だと感じました。

「産後ケアは事後処理。妊娠期や分娩期からの関わりが必要であること」という一言も納得。

最後には助産師の今後の活動の形まで、助産師として胸が熱くなる内容でした。

講義の後は交流会で数名のグループに別れ、お互いの意見交換を行い、毛利先生への質問タイム。

あっという間の2時間15分でした。

これから自分たち助産師がそれぞれの場所で何ができるか、を考える時間になりました。
この学びの時間を、今後の活動に活かしていきたいと思いました。


ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また次回もご参加お待ちしています。

(文責:助産所部会 松島)


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