京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

   1月お茶教室

2015年01月27日 | 助産師会個人事業

   

 1月26日助産師会館にて今年初めてのお茶教室開催しました。

今年の干支は「乙羊」(きのとひつじ)羊の年です。 歌会始めの御題は「本」でした。

 新しい年を迎えて心新たに、一日一日大切に、楽しく過ごしたいです。

今年のお正月は雪で足元が悪く初詣は大変でしたが、雪景色もよかったですね。

      お正月の雪景気

      花びら餅

 色紙は 吉祥= よい前兆、めでたいきざし、この上なくめでたいこと。

 扇子は 祥風来=めでたい、幸福が来ますの意。 年の初めはめでたく、また幸福を祈ります。

扇は初釜にて不審菴に来菴した時に頂戴したものです。表千家14代 而妙斎宗匠。

     知人宅の水屋と茶室です。初釜のお花は結び柳と椿です。

     おむすびを食べ、濃茶は「初釜抹茶」香りよくまったりして美味しかった。

                                                少し甘いお菓子と抹茶は心身共に癒してくれます。

 

皆さまお点前とても上達されて自信を持たれてされています。また味谷さんと越山さんは熱心に薄茶の服紗さばきを練習されていた。

その姿をみて、伝える事の大切さも感じました。

三代、元伯宗旦は、 お茶の心は・・・ 耳に伝え・目に伝え・心に伝え、一筆もなし~と言われている。 自分で体感して感じ得ることが大切です。

日本人は四季の変化を感じ、自然を大切に、自分の感性を養ってきました。日本人の心を大切にしていきたいです。

 

皆さまの熱心な姿。 姿勢よく、手順よく、こころを込めたお点前です。

お点前に集中して凛とした姿は素敵です。

      月1回のお茶教室ですが、皆さま楽しんでされています。頑張って~ご自分の「おもてなし」ができますように!

                                               

                                                     伊藤正子


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第三回定期研修会報告

2015年01月24日 | 助産師会支援事業

第三回定期研修会  日本助産師会タイアップ研修
テーマ 助産師だからできる明日からの保健指導
    ~妊娠中の保健指導を見直そう~

開催日:平成27年1月24日土曜日 13時30分~16時30分
場所:京都テルサD会議室
参加者:24名
ジャパンワクチン株式会社様の共催で行われました。

講演1 『産む前に伝えること』 淵元純子先生(ふちもと助産院)のお話では
もっと母子手帳を活用していけるように項目についての意味や、そこから読み取れる妊婦さんの様子などたくさんのヒントを頂きました。助産師として子宮底と腹囲を意味があって残しましたと言われた事にはとても納得できました。寄り添う事の大切さを改めて考える時間でした。

講演2 『今だから知っておきたいワクチン最新情報』 天満真二先生(天満小児科医院院長)のお話では
なぜ早くから接種する必要があるのかをとても分かりやすく説明いただき、再確認できました。また産後のお母さんが行きやすいように出産された病院で接種できるように働きかけをされています。病院勤務の助産師から先生に働きかけてほしいと何度も話されていました。

その後今日の講演内容をふまえ、予防接種推進の為に助産師が行える指導について4グループで話し合ってもらいました。その中で、祖父母からおもちゃの代わりに予防接種代を頂く<孫への健康プレゼント>はどうかというとても素敵な意見もありました。

ジャパンワクチン様から予防接種に関する資料の説明があり、予防接種のスケジュール表を必要ならそちらのホームページから請求ができるとのことです。お母さん向けのスマホサイトやアプリもあります。

お二人の講師の先生にも最後まで残って頂き、大変有意義な時間となりました。

                        (南支部 教育委員 松久)


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保護者向け性教育講座「思春期の子ども達への贈り物」

2015年01月17日 | 助産師会支援事業

 

1月17日(土)10時~会館にて、保護者向け 性教育講座が開かれました。

性教育事業の初企画ですが、満席御礼!!

大人22名、小・中学生女子4名、乳幼児4名とにぎやかな会となりました。

赤ちゃんから高校生の保護者の方々がおいでくださいました。

 

夏休み親子講座を年1回開催していますが、もっとじっくり保護者が勉強できる時間がほしいとご意見をいただき、

開催することになりましたが、なんせ初企画!

短い時間でどの様な内容を、どれだけお伝えするか、

スタッフ一同たくさん打ち合わせを重ねました。

どんな反応かな・・・ドキドキしながらの開催でしたので、

たくさんの方々にお越しいただいて、本当にうれしかったです!

会場にはパパも2人参加!(残念ながら体調不良のためキャンセルのパパもいました。)

パパとママが足並みをそろえて子どもに性のお話をしていけることはとっても素敵ですね!

 

始めに15問の性に関するクイズに答えていただきました。

これがけっこう、難しいんですよ~。

一部ご紹介します。

 「1、生理の時に流れる血の成分は90%が血液である」

「2、精通(初めての射精)が12歳以下であった男の子は3%くらいである」

「3、エイズは先進国では日本だけが増加している」

 

いかがですか?

答えは・・・

1 ×(約50%です)

2 ×(約30%です)

3 ○(特に若い20~30代に増加中)

クイズの答え合わせをした後に、3つのグループに分かれ自己紹介しましたが、

これがとっても盛り上がりました!時間がいくらあっても足りないくらい!!

みなさん、自身の戸惑った経験から、子どもにはどう接してよいのか?!と悩まれている様子が伝わってきました。

性に対してオープンに語れる場も、貴重なのかもしれませんね。

パパからの貴重な意見に、ママたち「勉強になる~!」

 

その後はパワーポイントによる講義です。

二次性徴(特に男子への性教育は急務であること)、メディアリテラシー、

デートDV、セクシャルマイノリティーについての説明をした後に、

最後は「生まれる」のDVD鑑賞で講座は終わりました。

反響の大きかった助産師川村さんによるセクシャルマイノリティーの講義

 

アンケートでは、やはり「生まれる」は大好評でした。

「あの時のことを思い出し、感動しました。」

「尊い命を宿すこと。二次性徴はそのスタートであり、明るく、幸せなこと」

「性は「いのちの誕生」も含めた大切なことだと気づいた」など、

暗かった性に対する意識に変化があった方も多かったようです。

  

お話の合間に胎児ちゃん人形で遊んでいてくれてありがとう。

 

男の子への性教育の大切さや、セクシャルマイノリティーの人は40人に1人と

身近な存在ではあるものの、本人たちは非常に生きにくい社会であることへの理解につながったと

ご意見もたくさんいただきました。

また、うれしいことに、もっとたくさんの人に届けてほしい!というご意見もいただきました。

 

講座が終わった後も、たくさんの方から、たくさん質問をお受けしました。

質問にお答えしていると、「安心しました。目から鱗です・・・」と

涙がこぼれるママもいらっしゃいました。

 

性が明るく、幸せなものであるように、保護者の皆様の意識が変われば、

きっと子どもたちにもその大切さが伝わります。

そして、自分自身を大切にしよう。

愛する人を大切にしようということが伝わってゆくのだと思います。

 

来館してくださった皆様、ご参加していただきましてありがとうございました。

都合悪く参加できなかった皆様も、どうぞ、またどんどん企画いたしますので、

その時はぜひご参加くださいね!

 

京都府助産師会には、性教育事業担当がいます。

京都府どこへでも出張いたします。

また、性教育に興味のある助産師さん、一緒に勉強しませんか?

会館までお気軽にお問い合わせください。

 

性教育事業担当 渡邉安衣子(中支部)

 

 


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勤務助産師セミナープレ講座:左古かず子先生

2015年01月11日 | 研修会

1月10日(土)勤務助産師セミナープレ講座の2回目が会館で開催されました。

開業助産師のケア 妊娠、出産」と題して、

あゆみ助産院院長、左古かず子先生にお話しいただきました。

会場は満席!たくさんの勤務助産師さんにご参加いただきました。

左古先生は、妊婦健診こそ助産師の腕の見せ所!と、一貫して言っておられました。

「女性が最大限の力を発揮できるよう、助産師は体を整えるためのメニューをどれだけ提示できるか」

「妊婦さんには体との出会いをしてもらうことで、体つくりをしてもらう。」

そのために助産師は、計測診や問診だけではなく、手を使った触診や五感、六感を働かせる感覚診を大切にしながら、

妊婦さんからたくさんの情報を読み取る必要があると。

 

また、健診は母体だけではなく、同様に胎児の診察も大切であることをお話しくださいました。

「助産師は触診の腕を磨くこと。赤ちゃん(胎児)の診察の究極目標5段階を目指して!」

第1段階  赤ちゃんの存在がわかる(左古さんは10週以下の胎児ちゃんも分かるそうです!)

第2段階  胎位、胎向がわかる

第3段階  身長、体重、成長の具合がわかる(エコーまかせにしていませんか?)

第4段階  生命力、胎盤の位置がわかる(4か月でわかりますか?)

第5段階 赤ちゃんからのメッセージがわかる(左古さんは60歳の時に霧が晴れるように分かるときがきたと)

 

この第五段階の目標を聞いて、

「一人ずつの妊婦さん、赤ちゃんを大切に、時間はかかるだろうがいつか第五段階まで到達してみたい!」と

参加者のみなさんからも新たな目標ができたとの声が多数あがりました。、

 

しかし、勤務の中でどれだけそれを意識してお母さんたちと接しているでしょうか?

勤務部会長の橘高さんは、

普段、なんとなくNSTを付けたり、腹囲測定などするそんなタイミングでもお母さんのお腹にはふれられる。

そんな少しずつのチャンスでも大切にしたいと気づいた」とおっしゃいました。

助産師の手は「命をつなぐ手」とおしゃっていたことに参加者の皆さんからも

その責任の重さ、そしてやりがいを改めて感じとられたようでした。

 

最後に、1970年代のブラジルのお産のDVDを見ました。

スクワッティングによる座位産の映像です。

会陰保護はなく、自然に伸び、自然に回旋し、赤ちゃんは生まれてきました。

動物としての人間の力を目の当たりにしました。どの女性も、こうやって子どもを産める体を持っているはず。

そのために、助産師は「女性の体を整えてあげよう!」そうしめくくられ、お話が終わりました。

 

大きな大きな左古さんの「お母さん、赤ちゃんへの愛」は時に厳しいともとられがちですが、

その結果、会陰がよく伸び、出血量が少なく済み、赤ちゃんが元気に誕生し、産後の回復もよい・・・。

その変化や効果を実感するのはまぎれもなく「お母さん自身」です。

「体への気づき」「セルフケアの獲得」は、その女性の今後一生の財産となるでしょう。

また、その子どもたちもそれを受け継ぎ成長していきます。

助産師はただお産を取り扱うだけが業務ではなく、すべての人の「健康」を守る役目があること示していただいた講座となりました。

受講後アンケートより

「妊婦健診、妊娠期の関わりの大切さがよくわかった。」

「もっともっと妊婦さんにふれよう!と思いました。」

「今日のお話で、妊婦さんや産婦さんと関わることの楽しさを思い出した気がする」

業務の忙しさから、つい忘れがちな初心を取り戻すきっかけとなったと思います。

 

来年度は6月から毎月一回ずつ勤務助産師セミナーが開催されます。

地域で活躍中のベテラン会員が講師となり、その知恵と技を伝授していただきます!

地域と病院、若手とベテラン、京都の助産師が一丸となって、

お母さんと赤ちゃんのために勉強できる場を提供させていただけるよう、

勤務助産師セミナースタッフ一同準備を進めてまいります。

どうぞ皆様、ふるってご参加ください。

(4月にお申込み案内を各病院、産院の院長充てに郵送する予定となっています。)

左古さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

勤務助産師セミナースタッフ 渡邉安衣子(中支部)

 

 

 


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   1月助産師さろん

2015年01月08日 | 助産師会個人事業

      1月助産師さろん 初釜開催しました。

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

助産師さろん恒例の初釜を開催いたしました。

新しい年を迎え、今年の干支は「乙羊」(きのとひつじ)羊の年です。 羊をイメージすると今年は穏やかでよい年になりますようにと願います。

今年も「初釜」で皆さまとお顔合わせでき嬉しく思います。 

    

松樹千年翠= 尋牛斎筆 (久田家 十二代) とてもポピュラーな句です。意味は字のとうりです。『続伝統録』

慶雲= 高野山第407世管長 阿部野竜正(若書) おめでたいので使用しました。

仏手柑= 合唱する両手、千十観音を思わせるところから「仏の手」と言われて、不老長寿、漢方薬、疲労回復や食欲増進に効果的。

縁起がよいので、正月飾ります。 皮を砂糖漬けしたり、ママレードだと香りが引きだされます。 鑑賞してから~~食べま~す。

席入りして主菓子、花びら餅をいただき、濃茶をのみました。 花びら餅はお正月のみのお菓子です。美味しいの一言。

濃茶は特別挽上 無上 「初釜抹茶」 柳桜園詰。 香りよくまろやかでまったりで美味しい、他では味わえない、とても素敵な一時でした。

干菓子をいただき、薄茶をいただきました。 薄茶は珠の白 柳桜園詰。

お茶は心身の健康にいいですね。 奥にある心の扉を開いてくれます。日本人としての感性も磨いて~こころ豊になります。

   花びら餅        濃茶は出し服紗を添えます。   

 

       全て略式ですが茶室「助庵」。

   みんな笑顔で祥風来る。

  今年一年素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。

                                             助産師さろん担当 いとうまさこ

 

 

 


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