京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

定期研修会「助産師さんのマーケティング」開催しました 

2017年01月30日 | 報告

先日1月22日(日)京都看護大学にて、「助産師さんのマーケティング」研修会を行いました。

今回の研修は、「助産所運営-基礎編-」の科目に相当する研修でもあります。

京都以外の県外の方も含め、事前予約を超える47名の方が参加していただきました。

帝塚山大学経営学部の菅万希子先生を講師に迎え、マーケティングについて分かりやすくお話いただきました。

普段なじみのないマーケティングですが、

助産師として相手のために何ができるか、どんな価値があるのか、

お母さんたちなどの相手が何を求めているか、消費者(相手)を知ること

など、助産師として、自分が行っているケアについて振り返る機会になりました。

 

講義の後にはグループワークを行いました。

さまざまな雑誌の写真から「京都」「お産」「助産師の現状」「助産師の将来」を表すものを、それぞれ発表していただきました。

 

「京都」は和菓子や、抹茶など和に関する写真が多かったです。

「お産」は、タオルなどお祝いごとに関するもの

「助産師の現状」はお肉やペアワインなどとユニークなご意見も。

「助産師の将来」は積立投資のようにコツコツと積み上げていく、といった発表がありました。

このグループワークでは、それぞれのテーマについて、潜在している思いを顕在化することができました。

自分の思いに気づくことができるグループワークでした。

最後に、菅先生から研修申し込みの際に参加者の皆様に行ったアンケートの集計の発表がありました。

助産師が仕事に対して満足感を得られるには何が関係しているのか、

助産師としての自尊心の高さや、仕事に対する報酬への意識があまり高くないなど、今までにない助産師という職業の視点を教えていただくことができました。

2時間弱の研修会があっという間に感じてしまうほどの充実した研修でした。

<アンケートより>

・マーケティング??というところからわかりやすく楽しく学ばせて頂きました。自分でそこを活かすというところまでは今日、明日では無理だと思いますが、そういう視点があるということを考えながらは働いていきたいと思った。

・違う視点を学べてとてもよかった。もっと自分たちの評価に対する対価を上げたいと常に思っていたので今後の参考になった。自分たちの満足だけでは、だめだと思った。

・とてもユニークな研修会だったと思います。今後も継続的にこのテーマで研修会を希望します。

・助産師の対価やマーケティングについて考える機会がなく、業務をしていたことに気づいた。講演会のワークショップは楽しく参加でき、皆様の創造、思考が面白かった。

・病院の分娩数、患者数を増やしたい。そのための基礎を知ったような気がします。

・マーケティングについて、これまで知らなかった内容や助産師(参加者)が感じているニーズを知ることができて良かった。現在行政が行っている手広いケアと医療機関が行っているケア、非医療者が行っているケアの狭間で、助産師のボランティア精神で行われているケアも多く、また各々の助産師によって考えも異なり、課題が大きいです。先生が仰っていた“助産師のブランド化”ができると良いと思います。

・菅先生の次回の講演を又お願いできたらと思います。

・次回も第2回をして下さい。

 

開業助産師だけでなく、保健指導や病院・診療所でもマーケティングを今後の活動に生かすことができると思います。

大好評のうちに今回の研修を終了することができました。

教育委員会より講師の菅先生、場所をお借りした京都看護大学、そしてご参加していただいた皆様、事前のアンケートにご協力いただいた皆様に、お礼申し上げます。

ありがとうございました。

文責 松島亜弥

 

 

 

 


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 お茶教室 初釜開催

2017年01月24日 | 助産師会個人事業

 1月23日お茶教室、初釜を開催いたしました。

 1月は寒波到来で京都府に大雪警報が出て、市内でも、雪だるまや小さなかまくらで子ども達が楽しんでいました。

              

      大徳寺玉林院の茶室 ”洞雲庵” 茶室の中から障子を開けて外の雪景色を見ました。 

       美味しい菓子と、濃茶と雪景色は最高。

            

     八坂清々館でのお茶会 千葉宗立様でした。

    茶会では寄付きに会記と箱書きあり拝見します。  香合は ”梅重ね” 蓋裏に久田、堀内宗匠の花押がありました。珍しい~~

   

  お茶教室の初釜

  皆で席入りしました。 必ず拝見の時は扇子を膝前に置きます。

  掛物、花、香合拝見し釜と棚や道具の拝見して席に着く。 亭主と正客が挨拶をしました。 

  その後点心 ちょっとした物を食べて ご飯、汁物、向付け、煮物、漬物です。

   お花は椿と水仙。  Y様宅のお花です。

    今時は椿一輪があれば、茶室が華やぎます。

   

        

    菓子のご銘は 松上鶴(しょうじょうかく) おめでたい鶴の姿で、1月らしく~  ゆう月製 中は小豆つぶ飴仕立でとても美味しかった。

    花びら餅は 紫野 源水製  

         

    頂き方、ご飯と汁物、向付けの頂く順序があります。先に飯椀を左手に持って右手で箸を取り左手を添えて持ち替えます。

    ご飯を頂き次は汁物、お酒が出たら、向付けを頂く、今回はお酒はなしです。

    普通に食事を頂く時も、お箸の使い方でこの作法はとても綺麗でいいです。

     濃茶を頂く時は先にお菓子を一緒に  ~~頂きます~~

 

   濃茶のお点前は静かにし、その時を楽しみます。 また正客はお茶銘や詰を尋ねる。 拝見の所望やお尋ねなどの役目がたくさんあります。

        

    

   濃茶は 初釜用 無上 柳桜園詰。  一椀を4人で飲み回しました。 まろやかでとても美味しい。 

   その後はお詰から正客にかえし、茶碗と出服紗の拝見をします。  拝見が終われば出会いでお詰から正客にかえします。

   正客がもう一度拝見してかえします。  少しややこしいですが、お道具を大切に扱う練習。 どんな物でも大切に扱う。

              

 

          

     お稽古始めて2回目です。 姿勢もよくお点前も基本どうり、とてもご熱心でお上手です。    お茶をたて、お客様にお出ししている。

   利休百首のへき頭に  「その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ」  この言葉を思い出しました。  向き合う心が大切です。

   薄茶が終わり、 くじ引きをしました。 空くじなしで、懐紙、茶巾、お茶碗、出服紗でした。 みんなお茶関係の物にしました。 

   今年の抱負は  お点前をしっかりとする。 濃茶のお点前が出来るようになりたい。 皆さまとてもご熱心です。 

   美味しいお菓子とお茶、お点前がそろい、それぞれ人々の心に響き文化としてあり続いています。 世界に誇る日本文化として素晴らしい事です。

 

   今年も楽しくお茶を楽しみましょう。 

   お茶教室を始めて3年目になります。 初回から休まずに続けてこられているMさん、お忙しい中すごい事だと思います。   

   今年も愉しくお茶教室でのお稽古をしましょう。

   皆さま本年もよろしくお願いしたします。 

   次回のお茶教室は2月27日(月)13時~です。

   いつもブログをご覧くださりありがとうございます。

   

   お茶教室担当   伊藤正子


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