秋晴れが続いており、木々たちはうっすら色づき始めています。
京都府助産師会館にて、性教育チームによるいのちのふれ愛講座男の子・女の子も嬉しい二次性徴のお話をさせていただきました。
まずは緊張している子どもたちに3㎏のお人形の赤ちゃんを抱っこしてもらいました。
赤ちゃんを抱っこすると、シーンとしていた会場が和やかな雰囲気に。
※写真は了承を得て掲載しております。無断転用はご遠慮くださいませ。
「みんな生まれた時、これくらいだったんだよ」
「可愛いね~」
にこやかに微笑む子どもたちでした。
「みんな、どの赤ちゃんが男の子で、女の子か分かった?
おむつをしてると、分からないよね?
でもね、大人のスイッチが入ると、男の子のからだ、女の子のからだ、少しずつ変化していくんだよ」
どんな風に変わっていくか、みんな、考えてくれました。
では実際に、大人のスイッチが入るってどういうこと?二次性徴ってどんな仕組み?
まずは
女の子の、初潮、月経について深くお話しました。
女の子の初潮や月経が起こるのは健康の証でとっても大切なこと。
月経の時の過ごし方や、卵子が赤ちゃんの時にみんなの体にあることを話すと、もうあるんだーと驚きの表情。
神秘的だと感じているようでした。
そして、置き去りにされがちな男の子の性器のことや生理のお話
本講座には、男の子もたくさん参加してくれました。
ペニスの役割をしっかり知っているお友達もいました。
男の子の精通って何だろう。
勃起のしくみは?
自分の体を触ると気持ちいい。
セルフプレジャーもその一つです。
男の子も女の子もこんなに素晴らしい体、自分の体もお友達の体も大切にしようねとお話させていただきました。
最後に学びを深めるために、グループワークも行いました。
ご参加いただいた保護者の皆様からのアンケートを一部ご紹介いたします。
・ 自分の事だと分かってないので、継続して話をしていきたいと思います。
・学校の授業では命の大切さがメインだったり、女子の月経のほうが詳しかったりするので、男の子の事が詳しく分かりやすかったです。
・女の子の服に経血がついていてもからかったりしないで、というところ、男の子の親として勉強になりました。
・ 今日のお話の続きもあればまた参加したいです。改めて話を聞いてよくわかり勉強になりました。雰囲気もとても良かったです。
・ 布で作られた教材が優しい雰囲気でわかりやすくて良かった。小学校でもやって欲しいです。皆に聞いて欲しいです。
・子供達はしっかり考えているんだなと思った。正しい事を伝えるのは必要な事だと思った。
・子供達にとってすごく学びの場になった事がグループワークで分かりました。
子どもたは最後まで真剣にお話を聞いて、講座に参加してくれました。
保護者の方々も、性のお話を子どもにどう伝えればいいのか、悩まれることもあるかと思います。
そんな皆様に私達は全力で支援させていただければと思います。
次回のいのちのふれ愛講座は11月21日(土)保護者向け講座を開催予定です。
性について一緒に考えてみませんか。
助産師一同皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
性教育事業担当 矢杉真美