12月25日お茶教室を開催いたしました。
今年も残り少ない日々となりました。 皆さまにとって今年はいかがでしたでしょうか。
今年最後のお茶教室は皆さま今年を振り返りながら、ゆったりとした静かな至福の一時でした。
お茶は寒い時も暑い時でも楽しめる工夫があります。 季節のよい時も其々の楽しがあります。
表千家家元14代而妙斎宗匠は来年2月28日に、利休居士の命日に家督を譲られて隠居されます。 隠居名は三代元伯宗旦の宗旦を名乗られます
三代元伯宗旦(千利休の孫)は 年の暮の詩 「一とせのすぎしも夢のうらなれや けふも又夢あすも夢々」
表千家の表門
お茶室に席入り、拝見 掛物、花、香合、釜と炉縁、棚、水指、風炉さきなど拝見して席に着く。 お点前を終わりまた拝見して退室します。
拝見することは基本的なことで大切です。 会館では省略したりしています。
お稽古の様子です。 皆さまお忙しい中ですが、とても熱心にお稽古されています。
高野山管長 阿部野竜正様の真筆 「無我」 白侘助(しろわびすけ) Yさんご持参で活けてくださいました。
椿は種類が多いです。侘助は小輪で時期も長く咲きます。
お稽古日は25日クリスマスの日でした。 ツリーのお菓子 メリークリスマス お祝いしました。 一乗寺 遊月製
和菓子は季節感とイメージを大切に 五感を感じながらいただきました。 美味し~い~
お稽古は薄茶・濃茶をしました。 棚 二重棚
お茶碗を拭きお茶を点てる
服紗さばきをし、茶器(平棗)を拭き、茶杓を拭く 茶碗にお茶を入れる
濃茶の点前 正客が茶碗をとりにでる。
お茶を飲み終えたら、正客は亭主にお尋ねします。 お茶銘 「蓬莱の昔」 お詰 「一保堂」 お菓子のこと、後は掛物や花入れ花,その他の道具の事。
お点前の最後には水次やかんにて水指にお水を注ぎます。 水次やかんを膝前に置き入り口で礼して、戸を閉めます。
薄茶のお点前は基本です。 皆さまとてもお上手にされます。 お点前は 「動と静」 が大切です。 姿勢と手つきは流れるように美しくです。
月一回のお稽古ですが、とても上達されています。
利休百首の中に 「稽古とは一より習ひ十を知り 十よりかへるもとのその一」 お稽古の繰り返しで茶道の真意も理解できてきます。
今年一年、お稽古されて多くの事を得られたと思います。
いつもグログをご覧くださりありがとうございました。 皆さま大変お世話になりました。 また来年もよろしくお願いいたします。
平成30年1月30日(月) 初釜です。 ご参加ください。
お茶教室担当 文責 伊藤正子