舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

銀魂の新エンディング

2007-12-07 00:54:55 | 徒然話
ものすごく久しぶりにアニメ『銀魂』を観たら、エンディングが代わってました。
これに限らずアニメのエンディングってオープニングよりしょっちゅう代わるんですよねえ。昨日のジャニーズの話じゃないけど、なかなか覚えられないうちに次が出てきてしまいます。

新しいエンディングの映像はなんと異様にサービス精神旺盛で全キャラクターが上半身裸(注:全員男性)でした(笑)。

う~~~む、この作品の同人誌の内容を考えると、こりゃそうとう確信犯的なサービスだぞおお~~~(オイ)。
しかし小生はべつにそういう目でこの作品を見てはいないので、とくに感興はありません(←あったら問題である)。
銀魂は内容が内容なわりにはオープニングとエンディングはわりかし王道を行ってる気がします。たまにテーマ曲への導入のしかたで遊んでいますが(お定まりのタイミングで始めるとは限らない。一度、オープニングとエンディングが逆に放映されたことも)。


アニメのオープニングやエンディングが秀逸だったのは、やっぱりカウボーイ・ビバップです。
何しろあのオープニング、って『Tank!』というインスト曲ですが、これがとにかく格好よかった。
「チャラッチャラッチャラッチャラッチャーラッ!」という前奏は今でも部分的に「ベストハウス123」などいろんな番組で使われてて、未だに聞くたびに興奮します。

でもってこの続きはもっとカッコいいんですよね。
そして映像がまたすごく良かったのです。黒と原色の2色使いの色彩にキャラクターのシルエットが浮かび上がるんですが、この絵だけで十分格好いいものを、音への嵌め方が最高にクールなのですよ。
偶然見てすっかり一目惚れしました。
エンディングももちろんカッコいいです。「THE REAL FOLK BLUES」という曲で、モノトーンに深紅のバラが映えて(このアニメは何たって色彩感覚がいい)なかなか渋かったです。

そしてその初遭遇の際に観た本編が、全話観た今になってとみに思うけど、最初に見るエピソードとして良かったのです。「ヘヴィメタル・クィーン」というタイトルで、まあここに出てきたゲストキャラがすんごいかっちょいい姐さんなんですわ。
この人との絡みで、主人公の適度に気障で適度にヌケてる魅力が特によく出ている作品でしたしね♪


そんなことを思いながら銀魂を観てたら、おもいがけないことに気付いてしまいました。
銀魂とカウボーイビバップってじつはけっこう似てませんか。

まずエピソードが一話ないし数話で完結する点。一貫した設定やレギュラー陣は確かに決まっているけれど、短いエピソードの連続でじょじょに人間関係が進展したり、隠されていたことが明らかになったりしてゆくものです。
これって、私も小説や漫画まがいの物体を書いたことがあるから思いますが、面白くするのがけっこう難しいです。
というより作るのは簡単だけど、「面白く」作るのが難しい。一話完結の物語をいくつも作らねばならない上、その中に本筋の進行も織りまぜていかなきゃならないですからね。
初回から最終回まで続く長~~~い物語を作った方がよほど楽です。毎回結論を引っ張ることで次回につなげられますし。(あまりやり過ぎると駄作のドラマになっちゃいますが)

でもってメインキャラクターも何やら近いですよねえ。
主人公と行動を共にする仲間に強欲なチャイナ娘(いえ、チャイナ娘がすべて強欲って意味じゃありません、念のため)はいるし、ツッコミ担当の常識人(と本人は思っているであろう人)はいるし、なにやら凄いいわくつきの犬はいるし(笑)。あ、書いてて本当に似てる気がしてきた...。

なにより主人公たちの職業がかたや賞金稼ぎ、かたやよろず屋というのがそうとう近いです。不安定な職業ゆえけっこう金欠だし(トホホ)。
そうそう、主人公のビジュアルもなにやら近い気がします。どちらもモジャモジャ頭だし(笑)。
だいたいいつもはうだうだしているくせにイザとなるとすごい強くてけっこう気障なこといっちゃうあたり、そっくりですね。あ、気楽に生きていそうにみえてなにやらいろいろ過去がありそうなところも同じだわ。
う~む、こうも共通点が多いとなると、じつは私ってこういうのがタイプだったりするのか(笑)。

そういえば『銀魂』の銀さんも『ビバップ』のスパイクも、「自分の生きざまがけっして揺るがない」ってところがいたく私好みなのは確かです。グダグダした普段の言動を見るとそういう感じはしないんだけどね(笑)。
勝手気ままに生きているってのは一見気楽なようでいて、これを貫くのはじつはそうとう強い意志と能力が要ると私は思います。これがないとほんとにただのダメ人間になっちゃいますもんね。

こういうとこで何が嫌いというのはあまり書くべきじゃないんですが、私は必要な時さえ自分の意志をきちんと持てない人間、いつでもびくびくと自分よりちょっとばかり強い人の顔色をうかがって、長いものに巻かれないといられない人間はハッキリ言って嫌いを通り越して軽蔑します。
そういう人間にだけはなりたくない。そこまで自分を貶めてまで人間やってる必要はない。って私じゃ、なろうとしても無理だろうけど(笑)。

で、銀さんやスパイクはそういう人たちの丁度対局にいる、私の理想像なんですね。
一番大切なことを貫けるなら、あとの99%の部分がグダグダだっていいじゃない。
あの二人のような腕っぷしはとても持てないから、せめて心意気くらいは見習いたいです。

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