舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

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2006-07-21 23:49:55 | 徒然話
日テレで『ハウル』を観ていたら(しかしあまりにも原作とかけ離れていて原作を忘れそうです)、おもいがけずわが初恋の君と再会しました。

すなわち、スーパーマンの世を忍ぶ仮の姿、クラーク・ケント様です....!!!!!
ちょうど合間に『スーパーマンリターンズ』のCMが流れ、一瞬でしたがスーパーマンに変身する直前のクラーク様を拝むことができました

あ、誤解のないよう申し上げておきますと、スーパーマンには何の興味もありません
私が愛しているのはあくまでもデイリープラネットのちょっとおマヌケな新聞記者、クラーク様なのですよ。

出逢いは私が幼稚園生の頃でした。
テレビで『スーパーマン4』を観た私は、一目でクリストファー・リーブ氏演じるクラーク様に惚れてしまったのでした。
もちろんスーパーマンには目もくれず。
当時から年上にしか興味がなかったようです。

しかし、いったい決め手は何だったんでしょう。
ヴィジュアル面でいうと、黒髪とメガネというのは今に至っても私の嗜好において重要な要素ですが、やはり性格によるところが大きいですね。
スーパーマンみたいに皆から愛される正義のヒーローではなく、ホントはスーパーマンと同じ実力を持っているのに、不本意にも周りからはドジでノロマとおもわれている点が私のS心を刺激し萌えてしまうんでしょう。
うふふ、貴方のホントの魅力を知ってるのは、ラナさん只一人なのよ。

あ、これは別に私の激しいおもいあがりなんかじゃありません。
というのは、1983年(※私の生まれた年です)に製作された『スーパーマン3』において、クラーク様の初恋の君・ラナさんの存在が明らかになったのです。

嘘のようなホントの話ですが、クラーク様は故郷(っていうか彼を運んできた隕石群が落下したとこ)・スモールヴィルに里帰りして、ラナと再会するのです。
クラーク様は故郷でラナとピクニックなどに興じ(うわあ、デートがさすがに初恋的だ!!!)、映画の最後にラナはクラーク様から贈られた指輪をスーパーマンの愛人・ロイスに見せびらかすのさ。へっへ。
ちなみに私の認識では、ラナはクラークケントの恋人であり、よくヒロインとして出しゃばっているロイスはスーパーマンの方の愛人とみなしております。
スーパーマンなんて、熨斗付けてくれてやるわ。ふんッ。

もうこの映画だけで私の心は歓喜のあまり宇宙の彼方までイッちゃいましたが、数年前アメリカで、そんな私をさらに悶絶させるテレビドラマが作られてしまいました。
その名も『ヤングスーパーマン』。すなわち、ラナにほとんどストーカー的に惚れている高校時代のクラーク様が描かれたドラマであります...ッ!!!

ちなみに小説によると、ラナの容貌はこんな感じです↓
「長い黒髪と広い額。口は大きく、表情豊かで、唇はふっくら」

ああ神様...ッ「ほっそりした」とか「華奢な」とか、一言も書いてない...ッ!!!

そんなラナに対し、お隣に住んでるクラーク青年は窓からストーキングんもう、可愛いんだからン。
妄想の内容も「二人で踊ってるところ」と、高校生男子なのにいたって健全。イイコイイコしたくなる可愛さです。

しかしですね。あああラナのアホ莫迦マヌケ(←同名なので心おきなく罵ります)、こんな可愛いストーカー君がそばにいるにも関わらず、しかもときおり二人っきりになるとイイ感じになっているにも関わらずですよ、同じ高校のつまらんアメフト選手と付き合っとるんです。なにしてんだよ。おバカ過ぎです。

悲しいことに、当時クラーク青年を愛を持って見つめていたのは後にスーパーマンの宿敵となるレックス・ルーサー(20代男性)だけみたいです。
当時レックスはクラーク青年の親友だったんです。変人ながらクラークと妙に意気投合していた(私もクラークに惚れてる説に一票)彼が、どうして敵対することになったのか、すごく気になるところです。
私と同じで、クラーク君を愛しすぎた故にスーパーマン(しかも愛人つき)の存在が許せないのかしら。

ともかく、スーパーマン新作の公開は8月19日です。
ちとクリストファー氏に比べて若すぎるしセクシー度が低い気がしないでもないですが、メガネ顔にはわりかし萌えられたので、必ず観に行きますぞ。

好きな雑誌(2)

2006-07-20 23:40:46 | ぼくはこんな本を読んできた
こないだはフラ雑誌をズラズラ羅列しただけで、ちゃんとした書籍情報を書き忘れてしまったので、探しやすいようご紹介しておきます。

画像は『フラレア』最新号(No.25)です。
メリモリポートを載せる時は毎年そうですが、今年のミス、バーニスさんのカヒコの模様が表紙になってます。
あ、本文中では「ナマカナ」というハワイ語のお名前で呼ばれてますね。

フラレアは今やたいていの本屋さんで入手できます。
この書き込みをプリントして持ってくのが一番手っ取り早いですが(笑)、私みたいにひとに物をたずねられない人や自力で開拓するのが好きな人は、「海外ガイド」または「ダンス」「音楽」のコーナーにあることが多いです。
というのは、まだ一般社会におけるフラの地位が確定していないらしく、お店によっていろんなとこに置いてあるのです。

今回は年に一度のフラの最高峰「メリーモナーク」特集なので、特にお勧めです。
会場でもかなりの人数のフラレアスタッフを目撃したので、ずいぶん気合い入れて取材してるんでしょう。

また、今回は54ページにいとしいしとの写真が載ってまして、私はこの写真のためだけにだって1,200円払いますとも。ええ。
店頭で見たときは思わず頬ずりしました。
なんたって「孤高のアウトサイダー」ですぜ。これ以上私のツボを刺激しないでくださいよ。
しかも、「伝統的なものをそのままやっていたら、未来のフラの展望はない」なんて、私の主張そのものじゃないですか。


しかしまあ、これだけの量の写真を見ると、「上手い人の写真うつり」がよく分かります。
一番分かりやすいのはミスアロハフラの写真です。(グループの写真だとどうしてもタイミングがそろってるかどうかに目がいってしまいますので)
出場者全員の写真が載ってますが、やはり上位入賞者のポーズは秀逸ですね。
特に会場で見たときマイ予想でミス候補に挙げていた3人=2位のマカラニさん、5位のタチアナさん、そしてミスになったバーニスさんは、ポーズの美しさが抜きん出ています。

って、ポーズしてるところを撮ったんじゃないのですものね。
踊っている最中を撮ったにもかかわらず、全身に神経の行き届いた(だけどムダな力は入ってない)ポーズで写っているということは、そうとうなダンサーだってことです。

メリモはさすがに綺麗なポーズができてる人の割合がかなり高いです。あくまでも上手いチームの話ですが。
あ、正確にいうと違いますね。本番を真横から見ていた印象だと、あまりよろしくない人(首が据わってない人など)は前から見えないよう巧妙に隠されているので、写真に写るような位置にいる人はうまい人である可能性が高いのだとおもいます。
だから移動の仕方もそうとう差別的でした。
まあ、これがコンペで審査員が正面カブリツキの位置にいるので、仕方ないのでしょう。

どうもそういうことを考えると、私は基本的にコンペはあまり好きではないですね。
メリモ以外のコンペは頑なまでに観ないですねそういえば。
メリモだけは例外で、それは最高峰の大会なので実力派どうしの競演を観ることができるからですね。
それ以外のになるとどうも「実力...?」と首を傾げたくなるものがチラホラしてくるので、まったく感興がわきません。

雨ですね。

2006-07-19 23:16:41 | 徒然話
週末から数日間、雨が続いております
かえるたちが喜んでる感じがするのは大いに結構なのですが、雨のせいでいつも以上に洗ってもらえぬウチの車がさすがにかわいそうになり、晴れ間を狙って洗ってもらいました。
でも、明日も予報は雨なんですよね。がっくし。

かえるだけど、私の寵愛するかえるちゃんは雨が好きではないそうです。飴は好きですが。
なんでも「お肌がしっとりしちゃう」のだとか。
お肌がしっとりするのはさほど悪いことではなさそうですが、彼の皮膚は少しパイル地に似た触感なので、濡れて身体が重くなるのがいやなんですって。

濡れたくないと言われれば懐に入れて守り、甘いものが好きといわれれば際限なく与えて、こういう育て方が子供をダメにするんですけど、何しろめろめろなのでどうしようもないです。
その昔うちには猫がたくさんいましたが、マミちゃんはじめ一家総出でめろめろベタベタに可愛がりましたっけ。
マミちゃんなど、自分の子供(人間)よりも猫の方が溺愛していたような気がするのですが。
何しろうちには人間の子供の写真が猫のそれの10分の1くらいしかありませんからね。
そして今、私がまったくおんなじノリでかえるちゃんを溺愛し、こんなふうに行く先々で飽きずに写真に収めているわけです。
歴史は繰りカエル。じゃないや。繰り返す。

さて、そんな温室育ちのかえるちゃんを無事濡らさず家まで連れ帰ったところで、来月のイベントのポスターを描きます。

ももももも!!!

2006-07-18 23:19:13 | 美食礼讃
アベちゃんのドラマ(しかし半年ぶりくらいで面白いドラマに巡り会えました)を観つつ、魅惑の桃デザートを堪能しました。

おいおい、痩せなくていいのかい。と心の中で誰か(え、もしかして天使???)が叫んでるような気がするのですが、私の頭では桃型の悪魔が独裁政治をしいてるので、桃関連の食品を目の前にすると専制がさらに力を増すわけですよ。
なにしろ25周年パーティーのときも乾杯するや否や桃シャンパンをミネラルウォーターか何かのように一息で飲み干した私です。
あれは酒に強いせいだけじゃなかったんですねえ。
かのファミリーレストラン、デ●ーズもこの季節になると必ず桃デザートを出しますので、私は食事を削ってでも2種類食すよう心掛けてます(※イヤ偉そうに言ってるけど偉かないから)。

そんな私が、このまんま桃なルックスに一目でコロリとやられちゃったのは当然といえましょう。
つややかで麗しいピンクの桃が、小さなカゴに入ってるんですよ。うわああああ。激萌えです。
どこからどう見ても桃なので、フォークとナイフを用意して臨んだのですが、スプーンを入れてびっくり。とってもソフトで食べやすいのです。

上品な甘さにうっとりしつつ食べ進めていくと、種の部分にカスタードクリームが入っててまた感動
しかも、甘過ぎないので周辺の桃の果実の味を損なうことはありません。
もちろん、ここに酸っぱいジャムを入れるとか無駄な行為もいっさいなし。
やはりスウィーツはシンプルで美味しいものに限ります

さらに食べ進めると(※ホントは存分に味わいつつチビチビとケチって食べたいのに、おいしすぎて最早スプーンの速度を緩めることは不可能)、桃の下にこれまたおいしい台が登場しました。
桃の水分が程よくしみ込んでしっとりした部分と、さっくりした食感が残っている部分とがあり、どちらもえも言われぬおいしさで有終の美を飾ってくださり、私に激しい未練を残させたまま完食してしまいました。

いやマジ美味しいですよ桃デザート。
こんな凄まじい誘惑を受けてまた新たな背徳の悦びを知ってしまったこの私、来月のイベントまでにどうやって痩せろっちゅうねん。

好きな雑誌

2006-07-17 23:55:02 | ぼくはこんな本を読んできた
活字中毒の私は、雑誌も結構好きです。
ジャンルでいうと『ニューズウィーク』みたいなのが一番好きで、それは活字量が多いからですね。
内容も、インドの経済成長や映画「スーパーマンリターンズ」特集など、私の好きな国際ネタを幅広く扱ってるのがいいです。
英語直訳まるだしの文章も好感が持てますね。
大学の図書館に行くと必ず読みましたっけ。今も特集をチェックしてたまに買ってます。

ファッション雑誌なら『Harper's BAZAAR』がイチ押しです。
これは『VOGUE』と似たような洋物ファッション誌で、マミちゃんは断然VOGUE派なのですが、私はとにかく写真に動きがあるという点でBAZAARがお気に入り。
目のつけどころもいいですねえ。こないだは大好きなジョン・ガリアーノ(ディオールのデザイナー;但しデザイナーが好きだからといって、ブランドも好きとは限らない)のインタビューをやってましたが、彼のエキセントリックな世界を見事に写真で表現してて、とってもステキでした。

どちらの雑誌も、「本場の」「高級な」「最先端」ファッションを紹介している点が素晴らしいです。
あくまでマミちゃんや私個人の意見ですが、着回しテクだの安いアイテムを高そうに見せるワザだの載せてる雑誌は読みません。
かといって、VOGUEとかに載ってるブランド物を買うために読んでるわけじゃなく、そこから流行の兆しをキャッチするために読むわけですよ。
そりゃそうだ。誰が五百数十万のルイヴィトンのチャームなぞ買うかァァァ!!!っていうか買えるかァァァァァ!!!!(※逆ギレ
...と己の経済状態と照らし合わせつつ読むと、このテの雑誌は相当哀しい気持を呼び覚ましてしまうので、あくまでも最先端で起きてる現象を知るために読むんですのよあたくしたち庶民は。

ちなみにマミちゃんはこういう雑誌から次の衣装の着想を得てます。
過去のネタから挙げれば、数年前に見せブラなど胸強調シリーズが来る気配を感じ取ったマミちゃんは、今のベリーダンスの一連のトップスをデザインしました。
って私がこんなとこに書いてる頃には、マミちゃんのアンテナはすでに次に来るモノを見つけてると思いますので、次回の衣装もお楽しみに。

色もそうですね。ここ数年、恒例の大きなイベントが固定しつつあるので、そこの照明状態に合わせた色を選ぶと同時に、来そうな色かどうかも重要なポイントです。

ファッション雑誌を見てると、生ミッキーを見ても眉一つ動かさないマミちゃんがいやにコーフンしてることがあります。
そういうときはどうやら何かを受け取ってますねアンテナが。
そして、後日衣装のおもいがけないところに反映されてたりします。

話がすっかりファッション雑誌の方に飛んでしまいましたが、先日3種類目が創刊されたフラ雑誌のことにも触れておこうとおもいます。
今までに出ている季刊誌はアドウェーブの「フラレア」、イカロス出版の「素敵なフラスタイル(通称すてフラ)」の2冊。

今やフラ雑誌が片田舎の書店ですら手に入るようになりましたが、まだご存じない方や何を買ったら良いのか分からない方のために、このさいだから解説いたしましょう。
はい、フラレアを買って、すてフラはフセボ先生のハワイ語講座だけ単行本で読みましょう。
おちまい。おちまいじゃないよ。なんて不親切な解説だ。

2冊の雑誌の大きな違いは、主だった書き手がフラを理解しているか(あるいは理解しようと努めているか)であるといえます。
私にとってこれはすごく重要な要素です。
たとえば、ファッションセンスのまるでない人がファッション雑誌を書いていたり、ハワイに行ったことのない人がハワイの旅行ガイドを書いていたら、それは問題でしょう。

フラレアは踊る編集長こと平井氏以下、自分が踊っていらっしゃる書き手がけっこう多いんですね。ということは、もう一つの方がそうではないというわけです。
自分で書けない代わりに、もう一つの雑誌は数名の専門家に執筆をお願いしてます。これはおもわぬうれしい副産物ですね。
たとえば私が師事しているフセボ先生は希有なハワイ語の先生ですし、もう一人の矢口先生にも卒論でお世話になりました。

雑誌に載っていたお二人の記事は、まとめられて本になってます。
したがいまして、それらの本を読むことをおすすめします。
フセボ先生の記事と本に書かれたことを比べると、だいぶ加筆されていました。
先生によれば、雑誌では3ページしかもらえないので提出した原稿がかなり削られてしまうのだとか。
これはやはり最初から本で読んだ方がいいですよ。

一方のフラレアは、最近『フラ事典』も出しましたが、雑誌は雑誌で読んでおくことをおすすめします。
がさばるしすごく重いけど、その分写真資料が豊富です(ちなみに、写真を見ると、それを撮っている平井編集長自身が踊る人なんだというのがよくわかります。いいシーン狙ってますもの)。

なおかつ、フラレアはさっきのファッション雑誌と同じで「今の本場の姿」を伝えようとしてくれてるのがうれしいです。
ハワイのイベントリポートとか、クムフラやダンサー、ミュージシャン(もちろんハワイのですよ)のインタビューなど、今のハワイの姿が鮮やかに伝わってきます。
私は踊りも「本場のを見るに限る!!!」と頑なに信じてますが、雑誌などの情報も同じです。本場のことだけを知りたいのです。

たださすがのフラレアも、記事が多いからどうしても玉石混淆ですね。
つまり、すごく素敵な記事の間に、「エ???」というシロモノも紛れてるということです(笑)。
まあ、ソレは全ての雑誌や新聞にいえることなので、仕方ないですけれどもね。

ようは書かれてることのすべてを信用しないことです。
前、「レッスンにパウスカートを持ってかないのは柔道をやるのに柔道着を持ってかないのと同じ」と書いてた人がいたときは盛大にのけ反りました。
そりゃあなたの教室ではそうかもしれんがね。マミちゃんがハワイで勉強してたとき(30年ほど前)、彼女のスタジオはパウスカートなんざほとんど履かれてなかったらしいですぜ。
時代や各教室によって違うってことです。決めつけぬように。
ちなみに現在のウチでは、「パウスカートでもいいけれど、女らしい踊りを踊りたい時にはタイトなスカートにしようね。ガニ股も心配だし」というスタンスです。

で、今回新しく出た「フラヘブン」という雑誌です。
なにぶん創刊したばかりなので、まだこの雑誌の方向性を探るのは困難ですが、今の時点ではハワイの人々やお店などを紹介していて、いいんじゃないですか。
創刊号を見た限りではすてフラよりは色彩などの趣味もいいし、分かってる人が現地で取材してる感じがします。
すくなくとも創刊号だけはチェックしてはいかがでしょうか。
これの2~3号目が出た頃、改めて三つ巴で検討したいとおもいます。

リロ&スティッチこぼれ話

2006-07-16 23:00:48 | 徒然話
さっきスティッチのことを書いてて、そういえばあの映画にはフラ&ハワイ好きにしか楽しめないツボがあるなあと思いいたったので、ついでにお話ししておきます。
ほかにあったらお知らせ下さいね。

まず1つ目、リロの通うフラ教室のクム(先生)の声はカムエラ・エルアのクム、Kunewa Mookが演じてます。
カムエラといえばハワイの有名な教室で、今年は萌えプイリ(しかしどうやったら道具ものであんなに合わせられるんだ)でしたが、去年はカノホナピリカイを、その前年はナニアヒアヒ&カヒーナノオプナを踊りました。
そろっていることと、衣装がゴージャスなことにおいては、今のところ並ぶものなしです。
クネヴァ氏はそこのカリスマクム、パレカさんの弟御で、メインランドでカムエラエルア('Eluaは「2」)を教えてます。

映画の先生はパレオとか巻いててゴーギャンの絵辺りに出てきそうな素朴ないでたちですが(※注:ほんとはゴーギャンは女ばっか描いてます)、クネヴァさんときたら極太ゴールドバングル2、3本をジャラジャラつけたチョ派手おぢさんです。
一度ハワイで目撃したら、一目でタダモノではないと分かる独特のオーラを発してました。
どっちかっていうとクムフラというよりは、ミュージシャンっぽいオーラでしたが。内田裕也氏とか。

もう一つはエンディング、一番最後の方に出てくる映像をよく見たら、あらぁリロったらメリーモナークで踊ってるじゃないの。
ほんとの会場はあんなところ(舞台後方)にあんな看板ないけどね。あと、後ろはわりかし関係者席なので、ハーラウの横断幕が飾ってあったりします。
それ描いて「カムエラエルア」とかさり気なく紛れ込ませておいたら、関係者受けしたのにねえ。
(カムエラの横断幕は実際にあります。白地に緑の文字がハッキリ書いてあり、結構目立ちます。)
映像だと前にしか観客がいないようですが、ホントは舞台を360°取り囲んでますね。
あとふつう先生は舞台に立たないで、後ろの下から見ています。

しかし気になるのは、あんな子供と大人(&エイリアン)の混合チーム、メリモには出られんぞ!?
たまに大人のチームに一人くらい子供が混じってますが、それにしたってリロみたいな年の子はいません。
まあ、あれはエイリアンもダンサーというもの珍しさから、お茶目なアンクル・ジョージ・ナオペ(今のメリモを創った偉大なフラマスター)あたりが気を利かせて前夜祭に出してあげたのでしょう。
アンクルの姿は、最後のクムが踊るシーンで必ず舞台に登場しているので、ひときわ大きな歓声とクネヴァ氏すら裸足で逃げ出す派手派手ファッションを目印に探せばスグ分かります。

フラ界のすべての人から愛されているアンクルが、いつまでもお元気でいらっしゃることをお祈りしてます。
そして近いうちにスティッチをメリモに出してね

反響や如何に

2006-07-15 23:46:44 | ダンス話&スタジオM
先日の下野新聞の記事は皆さん読んで下さったようで、すごい反響です
何人かの生徒さんは、わざわざ記事をファイルして持ってきてくださいました。

流石にあのイラストが私の描いたものだと気付いた方はたくさんいらっしゃいましたね。
特に女の子の絵は、あのどことなくカエルっぽい顔つき等の特徴から、即座に見抜いてくださったもようです。
あ、でも、あのパウスカートの絵も私の描いたモノですョ。

そういえば、私が幼少のみぎりから絵ばかり描いているので、「将来はイラストレーターになりたいの?」なんて訊く人がけっこう多いです。
私はプロになりたいなんて考えたことは不思議なほど一度もないんですけどね。

そもそも、「絵が好き」→「プロを目指す」て発想が私にはいまひとつ解りません。
うまい人の延長線上に「プロ」がいる訳じゃなく、どんなにうまかろうと、素人と玄人はまったくの別モノですもの。
私はずいぶん小さい頃から、絵は好きだけれどプロを目指すほどの技倆じゃないことはそれなりにわきまえていたんだとおもいます。

まあいいのさ。レッスン中に何か説明するときや、イベント用に衣装のガイドを描く時にいいたいことが伝わる程度の絵が描ければ、それで満足なのさ。

ハーゲンダッツ・クリスピーサンド(ココナッツ)

2006-07-14 23:57:09 | 美食礼讃
私は本来アイスよりシャーベットが好きです(※永遠の恋人チョコレイトは除く)。
マミちゃんに引きずられて甘いものを食べてますが、甘いものと辛いものの二者択一を迫られたら普通辛いものにしますし、甘いものでもアイスよりはシャーベット、プリンよりはゼリーなのです。

そんな私がマミちゃんともどもめろめろになってしまったのがこちらのアイス。
ハーゲンダッツ・クリスピーサンド ココナッツミルクです。
ハーゲンダッツといえばクドいアイスの代名詞で、一個平らげるのは私にとってたしょう難儀なのですが、大好きなココナッツ味となれば話は別です。
ベイリーズと並び称されるカクテル「ピニャコラーダ」のアイス版といえそうな蠱惑的な味で、ついつい背徳の悦びを感じつつ箱買いしてしまいます。
コンビニのこのアイスの棚が空っぽになってると、破壊衝動が高まるくらいの勢いで好きです(※そういう物騒な愛し方はやめましょう)。

じつはついさっきもおもわず食べてしまいました。やばいよなあ冷凍庫にすてきなアイスが一箱あるって状況は。
そう感じつつも、あああ、少なくなってきたとおもいきや手が勝手に補充するうぅ...!!!

Aloha E Komo Mai

2006-07-13 23:57:47 | 徒然話
今回のディズニーランド行きの第一の目的は、リロ&スティッチのパレードを観ることでした。
その名もフリフリ・オハナ・バッシュ
いつもなら着くなりディズニー三山のどれか(ちなみに一番好きなのは、手を離していると闇の中にすっぽり落ち込んでいきそうなスペースマウンテンです。私をどこかに連れてってえ~~)に突撃する私にしては珍しく、真っ先にパレードの場所取りに行き、無事一列目を確保。

ところでこの日の服装は、画像の通りかなりはっちゃけております。
繊細な透かし編みも美しい本物のラウハラハットには、パラパライとスティッチ付きのレイを絡めて付けました。
手には光るスティッチのクーペエが...ってオイ。光るって時点で最早クーペエじゃないぞ。

画像には写っておりませんが、パンツはかなり大柄の白黒ハイビスカスで、首からは光るスティッチとリロ(フラ衣装バージョン)、そして二人のお気に入りの人形スクランプが下がってます。
スクランプはマジかわいくて、私の好きなディズニーキャラ5本の指に入る勢いです。ちなみにあとの4本には、スティッチのほかに、トイストーリーの三つ目宇宙人リトルグリーンメンや、アラジンに出てくる悪徳大臣ジャファー、ロジャーラビットの奥さんジェシカとかがいるよ。

マーク様の痺れるようにソウルフルな歌声でパレードが始まりました。
めたくたな(けどカワイイ)色彩の山車が続々と出てきて目の前で止まると、ダンサーたちが期待どおりちょっとばかしフラを意識したダンスを見せてくれます。
胸で交差するアロハの手が逆なことや、お兄さんもばっちり女踊りになっていることはご愛嬌ですね。
これをみると、フラ的振り付けの見本になったのが女性であることと、習う時に向い合せで踊ったことがわかりますね。
お兄ちゃんは、なまじプロで観察眼が発達してたことが良くなかったんだとおもうよ。

どうもフラってのは、ほかの踊りの経験者などヘタに自信がある人ほど、怪しい踊りに陥る傾向があるみたいです。
(想像だけどこのお兄ちゃんの場合は、見本になったのが女性の踊りだけだったので仕方なかったのでしょう。「男踊り」と「女踊り」があることが分かるほど深く勉強するのは無理だったとおもいますし。)
しかもそういう人って、順番を覚えるのばっかりは早いからよけい深刻なんですよね。つい「できてるような気」がしてしまうわけです。
もちろん、先入観に囚われないようにしつつ本物の踊りをしっかり観察すれば、何の問題もおこらないのですが。

しかしそれをのぞけば、ハワイ語の部分がちゃんと意味に沿った踊りになっている箇所もあって、可也良かったです。
衣装もかわいいしね。ずば抜けてかわいかったのはゴージャスなフリルのついたピンクのドレスを着たクラリスですが、それ以外の人間のダンサーも、大柄で可愛いカッコをしてました。

そうこうしているうちにダンスタイムになり、私以外に出てくるのは子供と「ミッキー命」なお姉さんたちだけという凄まじい状況にもめげずに、しゃしゃり出て踊りましたわよ。
早速「右に4回揺れて~~」といわれたので、こりゃカホロだろうと見当をつけ、ダンサーのお兄さん(先ほどウッカリ女踊りになってた人です)がウェストから腰を振っているのをきょくりょく気にしないようにしながらステップを踏みました。
あああ、そういう振り方してると脇腹が痛くなるよ、と老婆心からアドバイスしたくなるのを必死で抑えていると、振り付けを真似してるうちにウッカリ私のアロハの手まで逆になっちまいました。は、恥ずかしいよう。

下野新聞フラ特集

2006-07-12 23:53:56 | ダンス話&スタジオM
7月12日付の下野新聞別紙「アスポ」「フラ特集」が載りました

スタッフの皆さんが一生懸命取材してくださった甲斐あって、分かりやすい上に可也綺麗な紙面になっております
私達もこのような特集のために協力させてもらえて光栄でした
これを記念しまして、今日は私の参画したとこだけ裏話を解説しようとおもいます。

さて、それではお手元の資料をご覧ください。
本紙じゃなくて、広告と一緒に入ってるひとまわり小さい方です。
それの真ん中へんのページに記事がありますので、辛抱強くめくっていってください。

まずは該当範囲ですが、右ページ(4ページ目)全体です。
プラス、「フラの健康効果」というコラムとパウスカートの作り方のイラストが、ちょこっと左にはみ出してますので、そちらの方もあわせてご覧ください。

あ、これじゃ矢田部さんの記事が切れちゃいますね。すいません。
矢田部さんはスチールギター奏者で、私が子供の頃からのお付き合いの方です。
こないだのパーティーで弾いて下さった時の写真が載ってます。
子供の頃といえば矢田部さん、10年以上前に歌詞を間違えるたびに私(※当時小学生)が踊りながら黒い笑みを浮かべるとこぼしていたっけなあ。そんなつもりはなかったんだけど。

なんてことを懐かしく思い出しつつ、矢田部さんのインタビューを読んでいくと、左隣に矢田部さんお勧めのCDが紹介されてます。
アーティストはケアリイとパラパライとアラン・アカカ。おぉ、王道中の王道ですな。
私だったらここでついマニア心がもたげてマーク様とかエイミー&ウィリー・Kとかローヤル・ガーナーとかソッチ方面に走りそうですが、何といっても今回の特集は「フラを全然知らない人」も視野に入れたものであり、冒頭で「『フラ』とは『踊り』を意味するため、『フラダンス』ではなく単に『フラ』と呼ばれる」と解説するところから始まっているので、この王道なラインナップは正解でありましょう。

ともかく関連記事の解説に戻ります。
賢明な皆様はもうお気付きかとおもいますが、イラストは全部私が描きました。
以前ここでお話しした通り、パウスカートの作り方は私がマミちゃんのインストラクションのもと描いたものですし、身体の名称の欄の女の子も夜明けに描きました。
しかし、なんでこういう作業をしてるときまって夜明けになるんだ。そりは取っ掛かりが遅いからです。

そんな自虐ツッコミはおいといて、紙面全体は著作権とかの問題があるとおもいますので載せられませんが、私が描いたものなら大丈夫かとおもい、その女の子の絵を載せてみました。
ほんとは私の愛蔵品「コンピュータ用ハワイ語フォント」(ハワイ語独特の記号が出るソフトで、ハワイ大学でゲットしたもの)を用いて正式な綴りもお渡ししたんですが、それは載らなかったですねえ。
まあ、英語やアラビア語とかよりは日本語の発音に近いので(何たって全部の子音に母音がついてきますし、母音の数自体も日本語と同じ5なのです)、さしあたっては問題ないでしょう。

「フラ(ダンス)の歴史」の欄は、私が卒論や学会発表のために書いた長ったらしい原稿を、記者の方がかみ砕いて簡潔にまとめてくださいました。さすがプロ
自分の文章の未熟さを思い知らされるよなあ。

あ、でも、重要なミスプリントが一つ。
×ハパ・ハレオ・フラ
○ハパ・ハオレ・フラ

下書きを拝見した時点で訂正しておいたのですが、連絡がゆきとどかなかった模様です。
あと、「福田真澄さん、良奈さん親子にフラついて聞きました」となっていたのも気になります。ほんとは「フラついて」ですね。
でも、最終的にかなりお忙しかったようなので、あまり気にするのはやめよう。
とはいっても「ハレオ」ばっかりは私が出鱈目教えたとおもわれたら困るなあ。

パウスカートの写真やウリウリなどのフラ用楽器は、私物を本社に持っていって撮影していただきました。
特にイプには注目です。なんとこれ、30年ものなのですよ。
お、そろそろ熟成してきて飲み頃だねえ。って飲めません。いや確かにお酒とか入ってそうな形状だけどさ。
つまり、マミちゃんがハワイに住んでいた頃、私が生まれる前からうちにいるイプなのですよ。
わ、私より年上...。落っことさないように気をつけなくちゃ、と無神経な私にしては珍しく、子供の頃から気ィ遣って扱ってます。

そして、一番大きく取り上げられているのが25周年の際の写真です。
これは嬉しかったですね。どういうシチュエーションの写真かは書いてありませんが、会場の様子は懐かしいし、皆さんこの上なく楽しそうに踊ってるし、いい思い出に残りそうです

早速拡大コピーしておきました。
見てない方のために、明日からのレッスンでお見せします

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