舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

衣装は踊る

2006-10-21 23:57:00 | ダンス話&スタジオM
フラのドレス到着後、日光スタジオのレッスンが一巡したので、現在ではほとんどのメンバーがドレスで練習してます。
みんなで着て「素敵なシルエットだわあ」とかお互いに自画自賛しているわけですが、そのためだけに毎度毎度ガサばる衣装を持ち寄って着ているわけではもちろんありません。

今回の衣装はいつにもまして踊りの重要な小道具でして、そうですね、たとえていえばペットを連れてる感じです。



(.....沈黙......)



.....ううむ、的を射てる譬えなのに、実物をお見せできないせいでこれをご覧になっている人の100人に1人もピンとこないであろうことがもどかしいッ。まだ発表前なので具体的に明かせないのがいっそうもどかしい...ッ!!

つまりですね、ペットと一緒に歩くためには、ただ人間の行きたいように勝手に歩いててもペットはついてきてくれないわけで、相応のしつけによって行きたい方向に来てくれるよう、言い聞かせなければならないのです。
ペットにばかり都合を押し付けるのではなく、人間のほうもペットに自分の意志を伝えるための方法を身につけることが大切なのですね。
今回の衣装もそれと同じです。

うがァ、ますますわからん.....ッ!!!!
しかし、私が拙い文章力で苦しい説明を試みるより、11月の日光市民文化祭を見に来ていただいた方が遥かにわかりやすいです。と執拗に宣伝してみるのであった。


今回のフラ衣装に限らず、ダンスの衣装や小道具は皆そうかもしれません。
たとえばベリーダンスのベールです。ベールを持つと簡単に派手に演出できると思いがちですが、とんでもありません。
ベールを使うのはジル(フィンガーシンバル)鳴らしながら踊るよりずっとむずかしいのですぞ。
力任せに振り回せばいいわけではなく、まさしくペットに優しく言い聞かせてしつけるごとく、「どう動いてほしいか」をベールに伝える必要があります。
だから、繊細にやらないと手だけで踊ってる時以上にガサツな動きが目立つんです。

私などこの通り人間の出来がガサツなので、最も新しいベールの曲でようやく初めてまともにベールが使えるようになった気がしているくらいです。ってどう考えても遅すぎだろう。ベリーダンス何年やってんだ私。10年です。

フラの練習着でお馴染み「皆履いてる」パウスカートですら、しつけは必要不可欠です。
それも、素材や長さによってしつけの方法がまったく違うんですよね。
私はパウスカートを10枚以上持っていますが、すべて言うこと聞かせる方法が違います。

お、これもペットの種類によってしつけ方が違うのに似てるなあ。
なんて偉そうにいってるけど、そういえばかつて我が家に君臨していた猫たちのことはそもそもしつけたためしがありませんでしたっけ。
キミたちは居てくれるだけでいいんだよ。えへえへ。そういうめろめろなとこが見抜かれて、猫もかえるも大きな顔するんですよねウチは。

いずれにしても、飼い主(踊り手)がペット(衣装)をおだてて手なずける方法を身につけた方が、力任せに従わせるよりずっといい関係が築けるはずです。

冬眠前のかえるたち

2006-10-20 23:58:00 | カエル偏愛
日に日に寒くなってきた今日この頃、外のかえるたちの数もぐっと減ってまいりました
今日の裏かえるはたったの二人。ただ、みんな冬眠にいってしまったわけではなく、寒いときはどこかでじっとやり過ごし、暖かい日に出てきて冬眠に向けて捕り物をしているもようです。
かえるたちが見えなくなると切なくなる反面、あまり寒い時期にまだ捕り物している姿を見るのも心配です。
部屋の中に招き入れてあげられれば、ほんとにいいんですが。食べ物が合わなくてねえ。しかも活き造り専門じゃあねえ。
というわけで、少なくなってゆくかえるたちの後ろ姿を見送りつつ、来年また元気に戻ってきてくれることを祈る季節です。

画像は表かえるのシロちゃんです。
こないだご紹介した写真では若干パステルグリーンに見えましたが、ほんとはこのくらい白いのです。
シロちゃんは現在、表玄関で一人で暮らし、数日いなくなってはふらっと戻ってきてだいたい同じエリアにたたずんでます。
数日ぶりに姿を見かけると、心がほんわりと暖まります。
あいにく今はお留守。しかし、この写真を撮ったときのシロちゃんはやたらサービス精神旺盛で、シャッターを切るたびにからだの向きを変え、私が変態的なほど迫って接写しても嫌な顔ひとつしないでつき合ってくれました。

でも、経験上私は知っているのです。
かえるたちはサービス精神を発揮した後、きまってさよならしてしまうことを。
冗談のように思われるかもしれませんが、これは本当の話です。
前々から、ずっと高い位置に住んでいたかえるが目の高さまでおりてきたり、窓にいて白いおなかしか見せてくれなかった子が突然顔やからだの色が見えるような角度に座ってみせたり、あまりなつかなかった子がある日カメラをそばに近付けてもじっとしててくれたりすると、その日以降、そのかえるは姿を消してしまうのです。

だから、あの日手を触れられそうな位置まで近付いてきたシロちゃんがふたたび戻ってきてくれる可能性は、私が期待しているほど高くないかもしれません。
寂しいですが、無事でさえいてくれるなら、もう冬眠に入ってしまってても平気です。願わくば、明日でも来春でもいいからまた表玄関に戻ってきてくれることを

秋の新番組

2006-10-19 23:14:32 | 徒然話
韓流ドラマの虜となった皆様、「四季シリーズ」最終作『春のワルツ』はご覧になってますでしょうか?

「四季シリーズ」とは、韓国ドラマに興味ない人でも聞いたことがあるであろう空前の大ヒットドラマ、『冬ソナ』こと『冬のソナタ』を含む4シリーズで、今までに『秋の童話』『冬のソナタ』『夏の香り』が製作されており、日本では今秋ついに最後の『春』の放映が始まりました。
四季シリーズの中で一番好きなのは『夏の香り』です。私はハッピーエンドが好きなんですね。主題歌も良かったですし、美しい夏の緑の色彩も綺麗でした。

「あらあ、間があき過ぎて知らなかったわあ」という方もけんちゃなよ~(=※大丈夫)。
既に3話まで終了してますが、途中からでもまったく問題ありません。例によって例の如くベタな展開...つまり、あいかわらず主人公カップルは幼なじみだし、あいかわらずどちらもそのことにまるで気付いてないし(めずらしく記憶喪失ではないが)、あいかわらず主人公の生い立ちは悲惨だし、あいかわらずヒロインの恋敵はヘンだし、あいかわらず交通事故が起きてます。
だから冒頭を見てなくても余裕でついていけますって。

尤も、その恐れを知らぬベタっぷりが韓国ドラマの魅力でありますね。
数年前、韓流ブームに便乗して日本で製作され大コケした仲間由紀恵主演の和製韓流ドラマ『東京湾景』は、そういう韓流ベタをこれでもかとかき集めたドラマで、私としては大好きでした。
大好きな女優、仲間さん主演のドラマの中でもかなり好きな方といえます。ただあのドラマの悲劇は、あんなに笑えるのに二の線狙っちゃったことでしたけど。

本家韓流ドラマで群を抜いて好きだったのは『パリの恋人』です。
ドロドロ度はわりかし低めですが、爽やかに笑えてスッキリするドラマですし、ヒロインは強引で逞しくて可愛いし、何より主人公役のニャン様(注:主演男優パク・シニャン氏、もちろんメガネ男)に惚れました。
とはいえメガネなら何でもいいって訳じゃなく(※当然である)、あれほど人気だった冬ソナのヨン様にはじつは惚れませんでした。
でもそのあと、ほかのドラマ(愛の群像かな?)で黒髪黒ブチメガネなのを見たらうかつにもウットリしてしまいましたので、ようは髪色の問題だったのかも。あああ、そういえばクラーク・ケント様も黒髪だわ。我ながら現金すぎます。

秋の番組改編ということで、ほかにもいろいろなドラマが始まっているようですが、私は日本のドラマはあまり見ないので一期にせいぜい2~3本しか見ません。
一方でアニメは、秋の改編でよりによって見たい番組が2本重なってしまいました
一つは原作から好きでたまらない『銀魂』、もう一つはかれこれ中学時代からハマりきってノベライズもほとんど持っている『天地無用!』シリーズの、これまた一番好きなキャラクターをヒロインに据えちゃったアニメなのです。つ、辛すぎる。
ううう、観たいアニメはその2本だけなのにまたなぜ...ッ!?

毎週木曜夜6時、私はテレビ東京に行って銀さんに痺れればいいのか、はたまた、WOWWOWで砂沙美ちゃんの魔女っ子コスプレに萌えればいいのか。私の明日はどっち...!?

※ケチケチしないでDVDを買いなさい

My Life as a Dancer

2006-10-18 23:58:00 | ダンス話&スタジオM
昨日『ダンサー』という映画を見たついでに、今日は私のダンス遍歴についてお話ししようと思います。
といっても、その始まりがいつだったかはさだかではありません。何しろ自分で歩けるようになる前から、母マミちゃんは私の腕をつかんで自動的に踊らしていたらしいので(笑)。

とにかく、そんな私が生まれつきやったダンスといえば、フラとタヒチアンとジャズダンスでした。
本当はこれにバレエが加わっていたかもしれません。祖母はバレエ教師で、マミちゃんもクラシックもモダンも幼少からやったクチでしたし、母方の親戚の女性はほとんどバレエを踊っていました。
実際、自分でも3歳くらいの時にバレエ教室に見学に行ったのを覚えています。
しかし私はレッスン風景を一目見るなり「イヤ」と即答...!!
なぜなら、先生が棒で生徒の脚を直しているのがダメだったからと記憶しています。
当時から既に根性もないくせになまいきな餓鬼だったのがよくわかりますねえ(笑)。
そんなわけで地道な努力は苦手な子供でしたが、ノリの軽い母親につられる感じでいろんなダンスを覚えてゆきました。

家庭環境が小さい子供にもたらす影響は決して莫迦にはできません。
記憶もない頃から踊ってきた私が得たものの一つがリズム感で、今では初めて聞いた9拍子とか11拍子とかでも乗れます。
ついでに、さんざん外国語の曲を聴いてきたせいか、外国語の音をつかむこと(アメリカ英語とイギリス英語とハワイ英語を聞き分けるとか)が異様に得意になりました。

少し遅れて小学生の頃に始めたのは社交ダンスです。
最初に覚えたのはジルバで、最終的には国民文化祭で踊ったり、なんちゃらというジュニア競技会で入賞したりとかしましたが、この踊りには私にとって死活問題が二つあったのです。
一つめはヒール付きの靴を履かなきゃならないこと。二つめはもっと問題で、男性(しかもあちらが「リーダー」で女は「パートナー」ですぜ)と組んで踊らなきゃならないことです

私は真冬でも靴下さえ履かない人間なので、本当は足裏を鍛えて外も裸足で歩きたい(マミちゃんが通ったハワイの学校にはホントにそういう人がいたらしいです)くらいでして、ヒールのある靴で歩くのみならず踊るなんて問題外なのです。
さらに男性と組まなければならないという恐怖!!ジュニアダンスで出場するときなどは、わりかし年長者だったので女の子と組んだからまだ良かったのですが、男性と組むなんてダメダメ。鳥肌がぶわああと立ってしまうのです。
これは好き嫌いの問題じゃないです(私が地球上で最もイイ男と思っているジョージ・クルーニーだって嫌ですよ)。

そんなおり、時代は(といっても日本ではまだまだでしたが)ジャズダンスに代わってヒップホップが台頭してきました。
マミちゃんはハワイ留学時代こよなくソウルトレインを愛し、昼はダンス学校で勉強し、夜はディスコ(※注:'70年代前半)に通うという生活を送っていたらしいので、さっそく同じ流れを汲むヒップホップに移行しました。
私は音楽も衣装もジャズダンスよりヒップホップの方が遥かに好きだったので、まもなくこれがマイブームとなりました。
特に好きだったのは音の取り方です。ヒップホップのリズムの乗り方の方が、音と一体化している感じがして気持ち良かったのです。

しかし、私は気付いてしまいました。
男性と女性の踊り方が基本的に同じヒップホップにおいて、アクロバティックな技やパワーに関して、女は決して男に適わないのです。
ならば女性らしい踊りで見せられればいいのですが、残念ながらヒップホップの表現方法は、女性の魅力を最大に引き出すというたぐいのものではありませんでした。

それ以来、私はただただ服装とダンスに限っては「男は男らしく、女は女らしい」のを好むようになりました。
もちろん今もカッコイイ女性に憧れますし、カッコよく踊りたいとも思ってますが、あくまでも「女性らしいカッコ良さ」が私の目標です。

中学にあがったばかりの頃、私はベリーダンスに出会いました。
初めて見たその瞬間、「これが踊りたい」と痛烈に思った私。今考えれば、私が自分の意志で始めたダンスはこれが初めてでした。
当初はまだヒップホップ好きを引きずっていたので、ノリのいいジプシーダンスやトライバルを好んでいたのですが、どういうわけか勉強すればするほどキャバレースタイル(いわゆるベタベタのベリーダンス)に傾倒してゆきました。

自説によれば、長年ほかのダンスを踊った後でベリーダンスに入ったダンサーは、極端に「出身のダンスを前面に出すタイプ」と「どんどんベタな王道に踏み込んでいくタイプ」とに分かれます。
ベリーダンスはフラなどと違い、表現方法がかなり自由なので、お望みなら自分の得意分野を押し出してもたいてい間違いとは呼ばれません。
しかし私は典型的な後者で、ベリーダンス以前に身に付けたダンスの技術を軽率に出さないようにしています。
それは香りの強いスパイスのようなもので、少しなら料理の味に深みが出るかもしれませんが、明らかにそれとわかるほど入れてしまっては、ただの異臭にしかなりません。

だから、「ほかの踊りの経験があれば新しい踊りもうまくいく」とは一概にいえません。
逆にいえば、ダンスを始める時に踊りの経験がないことをコンプレックスに感じる必要はまったくないのです。

たとえ前面には出ていなくても、異なるジャンルのダンス同士がいい影響を与えあうことはあります。
私の場合、ベリーダンスで身に付けた女性らしい踊り方や繊細な手の動きがフラにいい影響を与え、だいぶきめ細かなフラが踊れるようになりました。

とはいえ、相変わらず私の性格は女性らしくもなければ繊細さのかけらもありません。踊ってないときは猫背ですし(笑)。
でも、踊りって意外と本人の性格が出てしまうものなんですよ。せっかちな人は音楽を待たずに先の振りへ進もうとするし、昔の私は御覧の性格の通り、ガサツな踊りしか踊れませんでした。
とすると、繊細さのかけらもないズボラ女(しかも猫背)が踊りだけでも女らしく繊細によそおえるようになっただけでも、20年強のダンス歴には意味があったかなと思います。

祝!! 初ドレス♪

2006-10-17 22:45:08 | ダンス話&スタジオM
今日はいよいよ先日到着したドレスをみんなで着て踊ってみました

レッスンに来た生徒さんたちに「ドレス来ましたよ」と伝えると、普段からしてノリのいい皆さんがさらにハイテンションに!!
だって今回の新しいドレスのために、もう何か月も前から練習してきたんですもの。

ちなみに、そのドレスが出来上がるまでの数カ月をどのように練習していたかというと、ドレスの代わりにパレオとかの布を巻き付けて練習してました。
今日初めて本物のドレスを着て踊ったメンバーの一人は、「やっぱり本物のドレスとは比べ物にならないわね」なんておっしゃってましたが、実はあの布もスカートの持ち方や周りの人との位置間隔を研究するうえで役立っていたとみえ、初めて着たデザインなのに皆さん綺麗に踊れてました。人のスカートを踏み付ける事故もおこらなかったし(笑)。

ドレスは踊りを引き立て、踊り手はドレスの良さが最大限に活きるように踊ります。どちらが欠けてもダメで、その相乗効果が美しい踊りを生み出すのです。
だから私たちはつねに「踊りを引き立てるドレス」と「ドレスを引き立てる踊り」の双方向から考えるようにしています。
マミちゃんと論争!?しながら試行錯誤して生み出している最中も、こうして完成品を目のあたりにしたときも、つくづくダンスは総合芸術だと考えさせられますね。

日光市民文化祭2006

2006-10-16 23:40:18 | ダンス話&スタジオM
先日お伝えしました通り、2006年日光市民文化祭は11月12日(日)に出演することになりました

合併してややこしくなってしまいましたが、要は今まで出演してきた「今市市民文化祭」と同じです。
会場も変わらず、今市インターを降りてすぐのところにある「今市文化会館大ホール」で行われます。
入場無料で、日光市民でなくても自由に鑑賞できるそうなので、市外の方もぜひお越しください

スタジオMの出番は「85番」ということで、午後2~3時頃になると思います。
ただこのイベントの困ったところは、平気でドタキャンする出演者がすくなくないため、出演時間が完全には読めないんですよね
まあ、午後なのは確かだと思います。えっらいアバウトだな。もう少し間際になれば、ちょっとはまともな予定時刻が出ると思いますんで。


今回、スタジオMは20分の持ち時間でフラとベリーダンスを合わせて5曲出演予定です。
まず1曲目はしょっぱなから例の新ドレスの新曲フラです
出演人数も30人くらいですし、わりかしゴージャスなモノをお見せできるのではないかと自負しているのですが、如何せん初お披露目なので必ずしも成功するとは限りません(笑)。
来年の骨髄バンクそして発表会でもっとレベルアップした姿をお見せすることを目標に、今回は気楽にいきますね。

2曲目はゲスト出演のJAの皆さんが踊ります
いつもうちのスタジオでレッスンしている今市のJAのグループで、いつもは別枠で出てらっしゃるのですが、今回は文化祭の出演者が多すぎるために申し込みが間に合わなかったのだそうです
そこで、スタジオMの枠内で特別出演することになったのです。宜しくお願いします

3曲目もフラで、さっき出たメンバーの一部が早着替えして舞い戻ってきます。
この曲は軽快なテンポに合わせて大規模移動を行うもので、今日練習に参加したあるメンバーは「ウチはフォーメーションが凝ってるのが楽しいわね」と言ってくださいました。
えへへ。うれしいなあ。最初は難しくても、移動した方が絶対楽しいですよね。動き慣れてくると、「動かないのはつまんない」と感じるようになってくるそうな...

4曲目・5曲目でついにベリーダンスの登場です。
1曲目の後怒濤の大変身(笑)を遂げたメンバーが再登場しまして、ガラッと変わってベリーダンスを踊ります
もちろんアノ変身バージョンでいきます!!

新作ジプシーも一日も早く披露したいところですが、お客さまに披露するまでには十分に熟成させなければなりません。未熟なうちに出すのはお客さまに失礼で恥ずかしいですもの。
だいいち、ウロ覚えの曲を披露するのは自分が一番楽しくないぞ。
そんなわけで、あれはそう遠くない次回のイベントに持ち越しです。

まずは明日から、いよいよ到着したフラ衣装を実際に着ての練習が始まります
文化祭まであと4週間、楽しくいきましょー

Newドレス完成!!!

2006-10-15 23:44:56 | ダンス話&スタジオM
来月の文化祭で初お披露目となるフラのドレスが昨日、3度の試作を経てついに完成しました

今回の曲のテーマは「月」ということで、月夜の海をイメージしたシックな色を選びました。
ドレスの色合いが落ち着いている分、シルエットはとてつもなくゴージャスにしました♪
ダメ出しにダメ出しを重ねた結果、4度目の正直で!?女性らしいシルエットを出すことに成功しました。よかったよかった。
特にこだわったのはスカートの形ですね。かつてなく衣装を意識して作った振り付けなので、それが最大限に活きるよう、切り替えの位置も裾の形も最後まで調整を繰り返しました。

ためしに土曜夜のレッスンで着て踊ってみたら、動くと立ってる時以上にゴージャスでホッとしました。
あ、パーティードレスじゃなくてダンスのドレスなのですから、踊っているときが最も美しいのは当然ですね。

これから出来上がってくる髪飾りは、煌々とした月の光をイメージしています。
本当は生花を使いたいところですが、日本ではなかなか難しいので極力リアルな花を使おうと心掛けてます。
もちろん、実際にハワイにある花を使うことも重要ですね。

目指すは「大舞台で踊ってもゴージャスで、間近で見ても繊細で美しい衣装」です。
今回のもきっと大ホールに映えると思いますよ。楽しみです

秋の音楽祭in日光

2006-10-14 23:54:42 | 徒然話
今日は日光の田母沢御用邸で行われた「秋の音楽祭」に行ってきました。
インド楽器「シタール」と「タブラ」の生演奏が聴けるということで参加したわけです。

タブラといっても、私たちにお馴染みアラブの打楽器ではありません。
インドのタブラは大小二つでワンセットをなし、アラブのタブラより湿り気があり控えめな音を出します。
この音を聴いていると、ベリーダンスとインド舞踊の踊り方の違いに納得がいきました。
すなわち、ベリーダンスは打楽器の音に敏感に反応して動きますが、インド舞踊(特に古典)はリズムへの反応がさほどハッキリしておらず、もっと流れるようにリズムに乗ります。
この違いは打楽器のもつ音の違いからきているんでしょうね。

弦楽器のシタールは、なんと20弦からなっているそうです。しかもほとんどの弦は共鳴用のものだとか。
ボディ部分は南瓜の実をくり抜いたものだというのも驚きでした。
アラブの弦楽器といえばウード(リュート、そして琵琶とも親戚関係にあたり形状も類似)が有名ではないかと思いますが、やはりインディアンタブラ同様、シタールの方がウードに比べると「湿り気」を感じる響きでした。
湿り気というのは決して悪い意味じゃないんですよ。私はアラブ音楽もインド音楽も大好きですが、アラブ音楽を聴くと心臓に直に揺さぶりをかけられる感じがするのに対し、インド音楽を聴くと全身が桃源郷にトリップしてゆく感じを覚えます。

インド音楽のトリップ間をかもし出すキーサウンドといえば、バックに流れる「ビィヨ~~~~ン」というベース(に当たる音)ではないかと思います。
ぜひお手元のインド音楽で確かめていただきたいのですが、必ず常にこのトリップ音が幽かに漂っているはずです。

このトリップ音は斯様にインド音楽に不可欠のものなのですが、悲しいことに今日の音楽祭には、絶望的に空気の読めない男性がおりまして、「不快だからその音を消せ」とぬかしたのです。
まったく、フラを踊ってるダンサーに対し「不快だからその腰振りをやめろ」と言うのと同じくらいトンデモない注文です!!

確かに音楽というのは本能に近い部分で聴くものですから、私にとってのアラブ音楽のように脳髄を射る音楽がある一方で、人それぞれ「生理的に許せない」と感じるたぐいの音楽があるのは、仕方のないことだと思います。
もちろん私にも苦手な音楽はありますが、それはあくまでも私個人の感じ方にすぎないのですから、耐えられないほど不快なら黙って聴くのをやめるだけのことです。
これって「公演中に携帯電話を使うべからず」というのよりさらに初歩的な聴衆のマナーではありませんか。

さて、なぜか今回の音楽祭のテーマは「洋楽と邦楽の融合」ということで、尺八もシタールとタブラと一緒に演奏されました。
それで気付いたのですが尺八って、なんだかものすごくアラブ楽器のNayに似てる...!!!
もしかすると、インド音楽よりアラブの方が合うかもしれませんぞ(合い過ぎて溶け込みそうな気はしますが)。
今度ぜひウードやアラビックタブラとも共演してくださいね

その後、さらに箏も登場して共演が始まりました。
にしてもなんてデカいんだ箏の音。

箏サウンド、巨大過ぎです。巨大過ぎて部屋を覆いつくし、インド楽器の音を消してしまいました。特にシタールなんて箏と同じ旋律を奏でているものですから、あの独特の揺らぎがまったく聞こえません。
タブラだっていかんせんアラブのと違って押し出しの強くない打楽器ですから、高い「パョン」という音以外全て箏にかき消されてしまいました。

こ、こんなにパワフルな楽器だったのね、箏。そういえばインドの楽器を演奏してる人たちのチカラぬいて旋律に乗って漂ってる感じの奏で方とは逆に、箏弾いてる皆さんは肘をピーンと張って力一杯鳴らしている感じが....。

きっと箏って、頑張り屋の日本人に向いた楽器なんだと思います。
そういえばインドにボリウッドの衣装頼むと、いっつも仕事が遅くて行き当たりばったりでヤキモキさせられたからなあ。
あののんびりっぷりこそ、インド音楽のもつトリップ効果の源だったのね、きっと。

フラ・ヘブン

2006-10-13 23:50:04 | ダンス話&スタジオM
もっとも新しいフラ雑誌「フラ・ヘブン」第2号に、面白いアンケートが載っていました。
その名も「ビューティーアンケート」、ヘアケアや発表会メイクはどうしているの?というQ&Aを集めたものです。
よく初心者向けのQ&A(レッスンの服装はどうするのとか)がいろんなフラ雑誌に載っていますが、こういうのはあまり無いから良い発想ではないでしょうか。
しかも、あくまでも読者の声を集めてあって、広告主様に毒されちゃって特定の商品の宣伝に利用されてないところがフェアでいいですね。

実際に載っている回答は雑誌をご覧いただくことにして、ここでは無謀にも、雑誌で挙げられていた質問に私なりにお答えしたいと思います。
こういう雑食ダンサーの回答なので、フラ以外のジャンルにもなにがしかのお役に立てるかもしれません。


Q1. ハワイアンみたいなロングヘアを保つために特別なケアをしていますか?

そりゃイエスです。
まともにケアをしないロングヘアほどみっともないものはないですから。


Q2. その方法を教えてください。

数週間に一度の「美容院でのトリートメント」に加え、自宅でシャンプーするときも美容院レベルのシャンプーやトリートメントを欠かしません。
あと、「むやみやたらに伸ばさないこと」も重要です。
「伸ばせる長さ」には個人差がありますので、傷みが激しく先細りしている気がしたら、頭皮へのダメージを考えてもそれ以上長くしないことをおすすめします。
私の髪はお尻の下まできてもなお先細りしてこない頑丈な髪質ですが、それでも、あまり長過ぎるのは重ったるくて見苦しいので、定期的に切るようにしています。
今年のミスのバーニスさんも見事なたっぷりロングヘアの持ち主ですが、すっきりアップにしているときの方が断然美しいですね。
ただ、アップにするときのことを考えると、日常生活に支障がないならショートじゃなくてたしょうロングにしておいた方がまとめやすいです。


Q3. おすすめの美容院は?

今一番のお勧めは宇都宮市の作新学院のある通りの"R Hearts"です。
ここのオーナーさん、とにかくカットが巧いんです!!
いつもまっすぐぶつ切りにすればいいやーとテキトーに切っていた私でしたが、ある日気を変えて段を入れてもらったら、驚くほど軽くて動きのある仕上がりになったのです。
私のリクエストを全て踏襲しつつも、センスの良さが光る素敵なカットでした。これでこそプロ。
最近長くなり過ぎたので、11月のイベント前に切りに行きます。


Q4. ハワイ製のお勧めヘアケアやグッズは?

あはは、ハワイってあんまりヘアケアグッズみたいなものは得手じゃないんだよなあ。私なんてわざわざ日本から持っていきますもの。
ただし、髪留めクリップやピン、カーラーはハワイで買っています(たぶんハワイじゃなくてアメリカ製でしょうけど)。
私の髪色は日本では珍しいので、あちらの方が合う色のピンが手に入るのです。
あとシャワーキャップもハワイで買いますね。お風呂用ではなく、カーラーを巻いた頭に被ってそのままイベントに出向くための黒いキャップです。
日本ではどこにもなかったのに、あちらのドラッグストアで普通に売ってました。
お勧めドラッグストアはロングスです。なにしろメリーモナークのときさえもクラフトショップはそこそこにロングスに入り浸ってましたからね(笑)。


Q5. 発表会でのヘア・メイクはどうしてますか?

自分でします。生徒さんによっては美容院に頼んでくるようですね。しかしなぜかうちには「踊る美容師さん」が多いので、そういうメンバーがグループにいる人はラッキーですな。
ちなみに、マミちゃんはあの早川先生(フラガールのまどか先生のモデルです)に「美容師免許取ったら!?」とか「あなたたち(注:ハワイアンズのダンサー)、メイク方法を教えてもらいなさいよ!」なんて言われていたとか。若い頃から過剰に作っていたもんなあ。


Q6. メイクはどのように学び、どのようなメイクにしていますか?

マミちゃんは独学だそうです。ファッション雑誌を見ればそのとおりにメイクできるとか。
私はそんなに器用じゃないので、マミちゃんから教わったようにやるしかできません。つけまつげだってこないだやっとできるようになったくらいです。
だから偉そうなことはいえないんですが、それでも舞台メイクのポイントはいえます。

(1) バッチリメイクにすること
舞台に上がるのにナチュラルな顔に見せる必要はありません。むしろ、強い照明が当たるとナチュラルな顔は飛び去ってのっぺらぼうになってしまいますし、だいいち舞台衣装に顔が負けてしまいます。
(2) 美白メイクにしないこと。
私はそもそも美白メイクが好きではありませんが、個人の好みはさておき、舞台に上がるときは美白はやめた方が無難です。
なぜなら顔が一身に照明を受けて激しいハーレーションを起こすからです。
だから「いいえッ、この白さがあたしの肌の色なのよッ!!首だってこの色よッ!!!」といくら主張しても、地球人の顔の付き方では、舞台に立ったとき顔ばかりが照明を浴びる構造になっているのです。
首より少しだけ黒めくらいでちょうどよろしい。もちろんシャドウもしっかり入れましょう。


Q7. 使用しているメイクグッズはどんなものですか?

メイクグッズにいえることはただ一つ。ブランドは思いっきり浮気しましょう。
化粧品メーカーは、自分のとこ専門になってもらいたい一心でいろんなごたくを並べるでしょうが、落ち着いて考えてみましょう。メーカーによって得意不得意分野があるのです。
例えばマスカラはランコム(私の場合、ベースと二度塗りとトップコートで3ブランドを使い分けます)。ネイルはマヴァラ。口紅は(落としたくないときなら)レブロン。フェイスパウダーはパルガントンとアウェイク。あとディオール、ソーホーベイシックN.Y.C.も随所で使います。
ちなみに美容液はエスティ=ローダーのイデアリストです。
あと、化粧品に限っていえば、高けりゃいいってものではありません。
ぜひいろんなブランドのいろんなアイテムを試し、運命の相手を見つけることをおすすめします。

ハワイアン・タイムでいこう

2006-10-12 23:57:36 | ダンス話&スタジオM
このブログをご覧になっている方で、ハワイに行ったことがおありの方は、ひょっとするとこういった経験をお持ちではないでしょうか。

・やっとホノルル空港に着いたのに、係員はほったらかし。さんざん経ってから声をかけにいったらあっさり「あ~らごめんなさい、忘れてたわ」とぬかされた。
・待てど暮らせどバスがこない。
・やっと来たバスに乗ったら、途中のバス停で運転手の交代時間にぶち当たり、さらに待たされるハメに。
・ワイキキトロリーに乗ってアラモアナまで行こうとしたら、グルグル寄り道するので結局歩いた方が早かった。
・ハワイの人と待ち合わせしたのにまるで来ない。なのに30分遅刻して現れた彼/彼女には、微塵も悪びれる気配なし。
・レストランにショーを見にいったら、衣装姿のダンサーがそのへんでゲラゲラ笑いながらお喋りしてるのを目撃。おいおい、おまけに何か食べてるよ。あああ、もう開演時間なんですけど。どうするんでしょうこの人たち。

ちなみにこれらは全部私の経験です(笑)。

このテの経験に象徴されるハワイの人たちの性質を俗に「ハワイアンタイム」といいます。
遅れてもまったく悪びれないあたり、確かに日本人としては理解しがたい感覚といえますが、これが「ハワイらしいフラ」を踊る鍵ではないかと私は思います。

こないだの公演を見ていても、日本のグループは皆さん一生懸命順番を覚え、一生懸命振り付けをこなしていることがこちらにも伝わってくる演技をしていました。
それにひきかえハワイの人たちときたら、あんのじょう開演直前にほっつき歩いてるし、わざわざハワイから来たのに踊りを覚えてない人はいるし、間違えても隣の人と顔を見合わせて笑って済ませるし、踊りながらしゃべっている人とかもいます。
なのに踊りはものすごく素敵なのですよ。
必ずしも「一生懸命な踊り」=「素敵な踊り」ではないんですね。
おそらくあのチカラの抜けっぷりが、昨日も言った独特の「間」を生んでいるのでしょう。



ん。待てよ。
よく考えたら、ウチのスタジオってもしかして筋金入りのハワイアンタイムではないですか...!?
まず、レッスンの開始時刻になってもだれも急ぎません(笑)。
それでもいちおうレッスンは定刻に始まりますが、始まっても生徒さんがたったの4人しかいないので「今日はお休みが多いのかな?」とか思っていると、あれよあれよという間に人が増えてけっきょくほとんどのメンバーが勢揃いなんてこともあります。というかザラです。
もちろん、遅刻をすると先生や仲間の冷たい視線が突き刺さるなんてこともまずありません。
まあ、先生というのはマミちゃんだから当たり前といえば当たり前ですが、すごいのは生徒さんたちです。遅刻してくる人のために前方の場所を空けて取っておいてくれるのですぞ(笑)。
我先にと前を陣取る教室というのは聞いたことがありますが、後から来た人に前を譲る教室なんて、ウチくらいしかお目にかかったことがないですねえ。

レッスン中も様子は大して変わりません。
しょっちゅう話が横道にそれては笑い、忘れちゃった~とか覚えられな~いとか言っては笑い、ボケにはツッコミが入ります(笑)。そうこうしながらも肝心の踊りもキッチリ踊ってますが。

しかし不思議なのは、マミちゃんがそうしようと思ってそういう雰囲気になったわけじゃないことです。
実際、出張レッスンにいってるグループは、それぞれいろんな個性がありますものね。
なのにマミちゃんと付き合いの長いメンバーや、一番レッスン回数の多い日光のスタジオは、もれなくこういう雰囲気になってゆきます。
これをハワイアンタイムと呼ばずして何と呼ぶ。「アロハスピリット溢れる教室」とかいっちゃうと偽善的なにおいがしてイヤですが、ウチの場合「ハワイアンタイムで動いてる教室」くらいが当意即妙ではないかと。

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