93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「盛り」

2017-01-14 11:24:07 | 言葉

ここ数年毎年咲いてくれます。

夏は庭の木陰に放りっぱなし、寒くなって玄関にいれます。

年年、葉がみすぼらしくなっていますが、花はきれい今花盛りです。

「老い盛り」 最近この言葉に出会いました。

盛りとは辞書に依れば、勢いが盛んなこととあります。それと動物の発情期。

 暑い盛り  花盛り  女盛り  働き盛り  盛りを過ぎるなどが即座に思い浮かびます。

「老い盛り」はなんだか馴染めません。

↓この本は現代の高齢歌人の歌ばかり集めたものです。

ユーモラスな歌、自虐的な歌、明るく詠んだ歌等々。

 2006年86歳で亡くなった築地(ついじ)正子(歌人)がこんな歌を詠んでいます 

 のび盛り 生意気盛り 花盛り 老い盛りとぞ 言わせたきもの』

意気軒昂たる築地正子さんです

万葉集にも防人などが遠く異郷の地で老いを悲しむものなどありますが、

その老いは40代、50代だったり・・・現代なら働き盛りです。

言葉はいつの時代も生きていると言いますから、

今後どんな「盛り」に出会えるのでしょう?

今朝の雪 14日9時頃  ↓

報道では名古屋の積雪2センチとのことですが、2センチもないような。

コメント (12)
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