昨日に引き続き、続けて投稿です。 3ヶ月後の6月に入ると、ジャックは新型の608号を運転するようになった。古女房のラ•メゾン号と異なり、気まぐれなメス馬を操りながら、体調も万全で、ひどく穏やかな幸福感に包まれてた。 ジャックは、火夫のべクーの愛人であるフィロメールを、二度に渡って寝取った。例の発作が治ったのか試したかったのだ。結果、何も起こらず上機嫌だったが、火夫のべクーとの関係は険悪に . . . 本文を読む
さて、前回は、ジャックとセブリーヌが、夫のルーボーを殺害し、アメリカへ逃亡する計画を夢見るが、結局、ルーボー殺害は未遂に終わる。 一方、”怪力娘”のフロールが、”恋する”ジャックを寝取ったセブリーヌに復讐する為に、彼女とジャックが乗った列車を転覆させるが。その現場をはっきりとジャックに目撃され、追い詰められたフロールは列車に体当りし、自殺する。 ジ . . . 本文を読む