
”ヤコビの微笑み”(要Click)の夢の続編をぜひ見たかったが、その翌日(3/22)に夢に出てきたのは、なんとMLBのスーパースターであるブライス•ハーパー(PHI)だった。
ハーパーと言えば昨年2月、フィリーズ(PHI)と当時FA史上最高額となる13年3億3000万ドル(約350億円)で契約した、超の付くメジャーリーガーだ。
私の夢に出てきた中で、メジャーと言えば大谷翔平だったが、それを遥かに上回る(”日本一のバッターは誰だ”も要Clickです)。
この”異端児”の年収は、スポンサー契約等も含めると45億円を超える。小さい頃から天才と謳われ、典型の”嫌われ者”でもあった。
勿論、大人になってもメジャーになっても、その”問題児”ぶりは全く変わっちゃいない。
因みに彼が12歳の時、大会が行われたアラバマから電話で母親に、”まあまあの成績だったよ”と言ってきた。
しかし、その中身が12打数12安打11本塁打である事を聞かされた母は、息子を”天才だ”とはっきりと認識する様になったという。
ブライス•ハーパー参上
夢の舞台は、とあるアメリカの田舎だった。そこで私は、土木工事の雇われ工員として働いていた。
昼の休憩時には皆で、TVの前で大統領の予備選挙に見入っていた。
ある男が囁いた。
”誰が大統領になろうが、俺たちの待遇は変わらないさ”
私は少し悲しくなった。自由を求めて渡ってきたアメリカで、選挙権すらない。
”お前らなんていい方だよ。俺なんて出稼ぎ労働者だから選挙権すらない。誰が大統領になろうがの、その誰がすら選べないんだ”
休憩が終わると、再び仕事に取り掛かった。その時だ。あのメジャーリーガーのブライス•ハーパーがやってきたのだ。
しかし、そこには感動も衝撃もなかった。
ハーパーはいきなり叫んだ。
”全くこんな辺鄙な田舎じゃ、俺たちアメリカ人だって大統領を選ぶ権利すらないんだぜ。アンタ言ったよな、出稼ぎだって?俺たちもその出稼ぎのアメリカ人みたいなもんさ”
私はそのハーパーに語りかけた。
”いい事言うね。でもアンタは白人だろ?選挙権くらいはあるだろ?”
ハーパーは少し微笑んだ。
”あるって言っても、大統領を直接選べる権利がないって事よ。つまり俺たち白人であろうがなかろうか、奴隷ってわけよ”
190センチ100キロ。彼の自慢の肉体は光り輝いてた。あまりにも素晴らしい肉体だったので、私には眩しく感じられた。そして、とても”いい青年”に思えた。
ある男が叫んだ。”アンタいい身体してるな!何かやってんの?”
ハーパーは笑った。”ああ俺はヘビー級のボクサーさ。まだペーペーだけど、今に頂点に上り詰めてみせる。そう俺は皇帝なのさ”
みんな笑った。全員が笑い転げた。
ヘビー級ボクサーは叫んだ。
”今から俺について来いよ。ボクシングというものを見せてやる。こんな所で汗を流しても一文にもならないじゃないか。相手を殴り倒して大金を稼いだ方がずっと効率がいいぜ”
私は納得した。彼はバカじゃない。自分の人生を今のアメリカと天秤にかけ、よ〜く考えてる一人の男だ。
私は彼に言った。”俺はアンタを信じる。そしてアンタに人生を賭けるよ”
ハーパーは笑った。”そうこなくちゃ。アメリカンドリームは国境を超えるもんさ、皆そう思わないか?”
アメリカンドリーム?
舞台は、とあるボクシング大会に変わった。ハーパーは既に会場入りしていた。
私はフロントで手続きを終えると、トーナメント表を渡された。アマチュアの3回戦クラスだったが、階級は何とヘビー級だ。
私はフロントに抗議した。”ちょっと待てよ。俺はどう考えてもウエルター級がいいとこだろう?”
その時、ハーパーが笑いながら近寄ってきた。
”気にすんな、俺が言ったんだ。だってそうだろ?ヘビー級以外は殆ど金にならないって。お前だったらヘビーでも十分行けるさ。心配すんなって、俺がついてる”
何だか変な気分になった。私の同僚は俺よりもずっと体格がいいのに、軽いクラスに登録している。
私は自身のナマリきった身体を見て、ますます不安になった。試合までまだ時間はあった。
早速、トレーニングルームに行き、サンドバッグ目掛け2ダースほどのパンチを放った。久しぶりにしては悪くない。でも腹がダブついてる。重たいパンチでボディを狙われたらイチコロだ。
そうこう思ってる内に、ハーパーがやってきた。”おい、試合だぜ。早く準備しろ”
”オイ今からやんのか?俺は何も練習すらしてないんだぜ?”
私は戸惑いながらもリングに上がった。相手は”バタービーン”みたいな超の付くデブだった。私は思わず吹き出した。
セコンドのハーパーと目があった。彼も笑ってた。
”言った通りだろ?ヘビー級なんて楽勝さ”
そこで夢から醒めた。しばらく私は笑っていた。昨晩の夢といい今日の夢といい、一粒で2度美味しかった。
”ヤコビの微笑み”の続編でもないが、”ハーパーの大笑い”と考えると、そう悪くはない。
いや、そう思う事にしよう。全てはいい方向に考えよう。
でも性格と気性に大きな問題アリですね。
怪我さえなければとも思うんですが、大型契約後のスター選手の行く末は悲しいものです。
故に、球団としても懐はあんまり傷まないのかなです。
人気もあったし、そこそこ活躍してました。
夢とはいえ、絢爛豪華ですねぇ
夢を小説にすることで、夢の続編を見る事が可能になる事もあります。
ま何でもモノは試しようですね。
最悪中止になったとしても、552万円から9600万の年棒が保証される。
今季から高額契約した選手は大損ですね。
大谷翔平の場合、2000万が保証されるそうです。
日本プロ野球選手の保証額はどれほどなんでしょうか?まさかマスク2枚とかじゃないでしょうね(笑)。
来年末はMLBの「新労使協定」が切れます。窮地に立たされたオーナー側はかなり厳しい要求を突きつけてくると思います。
”メジャー消滅”も現実味を帯びてきたかもです。ハーパーはやはりボクシングに転校するんでしょうか?