神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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だから黒茶は面白い

2009-10-21 | 黒茶(中国茶)
XiangLe中国茶サロンの今年の特別企画
「プライベィト・コレクション/普洱茶70種を飲む」
に参加しています。
工藤先生秘蔵のプーアル茶を一回6~7種類いただくと言う企画です。

古いものから新しいものまで、形状も餅茶、沱茶、磚茶、散茶と様々です。
美味しいものもあれば不味いものもある(不味いものはほんのわずかですが)。
プーアル茶と一口に言っても、保存状態によって個体差もあるので、
実際に飲んでみるまで評価できないというのが難しいところでもあり、
魅力的なところでもあります。

先日のサロンでいただいた中に甲級雲南沱茶(2002年熟茶)と言うのがあって、
甲があるなら乙も丙もあるんだろうという話になりました。
確か我が家にもあったはず、と戸棚を探ったら、ありました、ありました。乙級。
しっかりブログでも書いているじゃないですか<自分→下関乙沱茶



下関茶廠の沱茶に関するサイトも見つけました。
それによると中茶牌※の乙級沱茶は1988年から作られ始め、
1991年と1992年は一旦ストップしますが1993年に生産再開、
ただし中茶牌は松鶴牌※に変更され、乙級の名は一級に改められたそうです。
やっぱり乙は甲より劣るような響きがあるもんね。
でも、この頃の沱茶に関しては乙級のほうが評価が高いようですよ。

 ※中茶牌・・中央の「茶」の文字を囲んで八つの「中」の字でデザインされた八中茶の商標。
       雲南省の国営の貿易会社「中国土産畜産進出口公司」のマークで、
       餅茶や沱茶の包み紙などに使われています。
 ※松鶴牌・・2004年に下関茶廠は国営から民営になります。
       それと同時に、商標も変更され、包み紙のマークも
       中茶牌からオリジナルの松鶴牌が使用されるようになりました。
       中央に鶴、その周りに松が描かれています。

と言うわけで、私がプーアール茶.comさんから購入したこの乙級沱茶は
1988~1990年あたりに作られたのは確かなようです。
今年で約20年経つわけですね。

久しぶりに飲んでみることにしました。
前回飲んだのは購入直後、4年半前です。
その時は香りも味もまだ若さを感じました。
今回はどうでしょうか?



トップ写真は茶壷で撮っていますが、実際には蓋碗を使って飲みました。
一煎目は捨て、二煎目から味わいます。
まだ若い香りはありますが、確実に4年半前と比べ、まろやかになっています。
三煎目からの美味しさはちょっと感動的でした。
喉越しのよさ、鼻に抜ける花のような香り、しみじみ美味しいです。
30年、40年と経つ頃には名品の一つとなっているのではないでしょうか。

中国でのプーアル茶ブームに便乗して、
私も2004年~2005年にプーアル茶をいろいろと購入しました。
4,5年経って、少しずつ変化を見せています。
この乙級沱茶のように美しく変身したものばかりではないと思いますが、
経年変化を楽しむことも黒茶の面白さの一つなんだと実感します。
今度家にあるプーアル茶で茶会を企画するのもいいなーなんて。
私の中でまたプーアル茶ブームが再燃しそうです!
コメント (2)
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