神融心酔 

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気になる新茶は・・

2010-03-31 | 緑茶(中国茶)
今日で3月も終わり、いよいよ春本番!
と思いきや、ここ数日肌寒い日が続いています。
今日あたりから少しずつ暖かくなるかな?と思って天気予報を見ると、
行きつ戻りつという感じですね。
関東地方の桜の花見は今週末からが見頃でしょうか。

春と言えば、気になるのは新茶。
特に龍井や碧螺春、黄山毛峰などの新芽を使った緑茶は欠かせません。

今年の初めに茶農さんから、
今年は農暦によれば無春年となり、
そういう年はお茶の生育に影響が出ることが多い、と伺いました。
茶農さんもこのことは中国の茶農家さんから聞いたそうで、
茶農家さんたちの間に経験則からそういう言い伝えがあるのかもしれません。

無春年、つまり今年の春節は2月14日でそこから一年が始まるわけですが、
立春が2月4日であったため、春の訪れが春節よりも先になってしまい、
今年は春が無い年、ということになります。
(無春年についてはこちらのサイトが参考になります→

 余談ですが、無春年にはもう一つ迷信があるそうで、
 寡婦年とも言われて、この年結婚した夫婦は夫が若くして先立つとされているそうな。
 春節前の中国関係のニュースでは、昨年末に駆け込み結婚したカップルが多かったと
 報道されていました。

実際に無春年の影響かどうかはわかりませんが、
中国サイトの情報によれば今年は雲南省が深刻な旱魃の被害に遭い、
浙江省、江蘇省でも冷害によって早摘みの新芽にかなり影響が出ているようです。

清明節は4月5日。
いつもなら龍井や碧螺春の新茶が届くのを心待ちにするのですが、
今年は明前茶にはあまりこだわらないほうがいいかな、と思っています。
お教室でも新茶をいただくのは5月に出揃ってからにしようかな、と。
サロンでの春の訪れは今年は少しゆっくり目となりそうです。


 ※トップ写真は人形町にある「茶の木神社」
  日本橋七福神巡りのうちの一つで布袋尊が祭られています。
  昔、立派な茶の木が周囲に巡らされていたことから、この名があるそうです。
  今はその面影はありませんが、お社の周りにわずかですが茶の木が植えられています。
  (2009年6月撮影)
コメント (2)
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