神融心酔 

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有田から唐津へ

2014-04-28 | 茶旅
GWが始まったばかりの週末、佐賀へ行ってきました。

学生時代からの友人Mさんの計らいで佐賀市内にある肥前通仙亭で初めて茶会を開いたのが2年半前。
今回またMさんと佐賀在住のDさんの協力を得て、茶会を開かせていただくことになりました。

茶会の前日に佐賀に入り、有田、唐津と回ってから
夕食はMさんお薦めの呼子のイカを食べて佐賀市内に戻り、
二日目の午前と午後、2回茶席を設け、夜便にて帰路につくというもの。
若干ハードではありましたが、Mさんのナビゲートのお陰で充実した2日間の佐賀の旅でした。


今回の茶会では有田在住の陶芸作家豊増一雄さんの茶器を使わせていただくことにしていましたので、
茶器のピックアップも兼ねて、まずは豊増さんの工房を訪問。



豊増さんは有田泉山の陶石を使い、登り窯で焼成する作風にこだわっていらっしゃいます。
少し青みがかった白瓷の茶器は茶席に風格を備えてくれます。

泉山の磁石場にも連れて行っていただきました。
17世紀初頭に朝鮮人陶工李参平(日本名・金ケ江三兵衛)によって発見されたと伝えられています。
今はここの陶石を使う人は少なくなってしまったそうです。




有田焼陶祖神「陶山神社」にも行きました。
珍しい磁器製の鳥居や狛犬を見ることができます。
第十代今右衛門が奉納した狛犬、格好いい!




ランチをご一緒して豊増さんご夫妻に別れを告げ、唐津へ。

唐津では中里太郎衛門陶房を見学しました。
数寄屋造りの瀟洒な邸内では陶工たちの作品が展示され、購入することができます。
新館では十三代、十四代の美しい作品を堪能。
GW特別展示の第十二代中里無庵の朝鮮唐津水指が特に素晴らしかった。




大正13年まで使用されていた御茶盌窯と工房も歩いてすぐの場所にあります。




この後、唐津城に登り、満開の藤の花を愛で、
一路呼子へ。

活きイカを堪能したことは言うまでもありません。



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