今日は八十八夜。
今年は春先が少し冷えることが多かったけれど、
♪夏も近づく八十八夜♪の歌詞の通り、だいぶ暖かくなってきました。
茶畑では新芽が綺麗に色づいていることでしょう。
日常生活ではまだまだStay Home!が解除されない様子です。
家でのひとり飲みもしばらく続きそう。
早く皆さんと楽しく語らいながら新茶をいただきたいですね。
今日選んだお茶は
宜紅工夫茶 2016年
湖北省の宜昌、恩施の山間部で採れる茶葉で作られる紅茶です。
祁門などと並び、歴史のある紅茶ですが、
戦後の混乱で生産量が落ち、その後新興の紅茶に押され、
日本でもあまり名前を聞かなくなっていました。
このお茶は2016年秋の西双版納ツアーで武漢を経由した時にガイドさんにお願いして購入してもらったものです。
武漢での宿泊は空港に近い郊外だったため、武漢市内のお茶屋さんに行くチャンスはなかったのですが、
なかなか手に入らない宜紅の高級茶を買えたのはラッキーでした。
武漢は20代後半の時に仕事で一度行ったことがあります。
その時の印象は夏だったと思いますが、とにかく暑かったこと。
夜に道を歩くと、道端に簡易ベッドを出してそこで寝ている人がたくさんいました。
家の中はまだエアコンもなかった時代でしょうし、風も通らず眠れないくらい暑かったのでしょうね。
歴史的にも文化的にも多くの名勝地があり、商工業の拠点でもありますが、
今回の新型コロナウィルスの中心地として世界中に有名になってしまった武漢。
湖北省ではこの宜紅をはじめとして、美味しい緑茶や黒茶が生産されています。
お茶どころとしても武漢の名前を憶えておきたいものです。
紅茶はやはりお菓子と一緒に。
蕪木のドラジェと自家製甘夏ピール。
最強の組み合わせ!
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