神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

鳳凰単ソウ 蜜蘭香

2004-12-04 | 烏龍茶(中国茶)
鳳凰単[木叢]([]内は一語)を初めて飲んだのは約2年前のこと。
東京三田にある「China Cha Club」 でお薦めのお茶は何か、と聞いたら入れてくださったのがこのお茶だった。
それまで青茶は台湾と福建省のものしか知らなかった私は、広東省でこんなに美味しいお茶が作られるのか、と驚きだった。
マスカットのような果実香と、力強い後味にすっかり魅了された。

正直に言えば、中国茶は台湾が一番、と私は長い間思っていた。
大陸には仕事で何度も訪れたことがあるが、その時に飲むお茶は焙煎の強い(香港人好みの)烏龍茶とか、かび臭いプーアル熟茶か、渋みの出てしまった緑茶がほとんどだったからだ。
いま、私はここで懺悔する。大陸のお茶をみくびっていて、ごめんなさい!
それほどまでに鳳凰単ソウは自分の中で革命的だった。
(その後、大陸の緑茶やプーアル茶にも素晴らしく美味しいお茶があることを知ったが・・)

でも残念なことに単ソウは当たり外れが大きいお茶だ。
美味しい!と感動する単ソウに出会うのは並大抵ではない。
鳳凰水仙という種類の茶樹の一株だけの茶葉を使って作ることからこの名前がついたというが、出来にはばらつきがある。
人気のわりに生産量が追いつかないのだろうか、まがい物も多いらしい。

今回の単ソウは、「遊茶」 で買った、蜜蘭香。
香りはまずまず。パーフェクトではないけれど・・。
だんだん舌も肥えていっているのかもしれないなあ。
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