雅行の酒と絵画の日々

日々の暮らしを「はがき絵」と「五行の文章」で綴る。

遠・中・近

2022-05-11 14:48:32 | 伊藤画塾

今朝「伊藤画塾」は今までにない風景。今までの画塾ではデッサン力はあまり必要としない風景。

大自然を描く事が多く、遠くに山々、中景に林や田んぼがあり、近景に木々や建物等。遠・中・近

はっきりしていたが今回は狭い空間の風景。ここでも『遠・中・近』と分けファースト、セカンド

ウォッシュを明確に、そして仕上げ、描き込みと続く。技法的には水分量を「大」から「小」へと

意識して描く。多少絵柄が複雑になっても基本は同じ、遠・中・近とウォッシュと水の量が大切。

 


Wash

2022-02-09 14:00:16 | 伊藤画塾

今日の「伊藤画塾」も新型コロナの影響で休塾者が多く、寂しいお絵描き会。描く絵も寂しい?

白馬村平川を描くが色合いは「青~緑」テーマは『Wash』ウォッシュ。水彩画基本技法である。

絵の描く手順、下描き、1stWash、2ndWash、描き込み、仕上げの5段階での大きなウエートを

しめる技法。大きく腕を左右の方向に描く。特に、山のある絵などに山の稜線を無視、直線的に

描く。初めの授業、初めての技法紹介で慣れても、忘れがちな技法を…今回はうるさく指導(笑)。


絵づくり

2022-01-12 14:24:15 | 伊藤画塾

今年初めての「伊藤画塾」。この2年、満足なスケッチ旅に出られていないので、古い写真

資料の中から選んだのが、佐久市鼻顔稲荷神社脇を流れる「湯川と八ヶ岳」を描く。前回は

デッサン力必要な風景、今回はテーマを『絵づくり』と、自由にアレンジできそうな風景を

選んでみた。空には多くの雲、八ヶ岳、森、湯川と川に沿って木々…。全体の色相と空気感。

透視図法より色合いによる絵づくり感を大切にして欲しい。デモよりワークショップに徹底。


絵作りと空気感

2021-12-08 14:42:00 | 伊藤画塾

嫌だな~!寒い雨日。自転車では上下雨具着用、傘は差した事がない。今日はクルマで行く?

施設の駐車場は減額団体なので一時間100円。でも、駐車場の門扉を開けて入り閉めるという

面倒くさい施設駐車場。雨も小降りで、自転車。高齢者受講者なので、参加者も少なくなる。

テーマは『絵作りと空気感』。安曇野・有明山麓の集落。メインは山か集落かを明確に描く。

下描き・デッサンはシンプルで早くできるが、どんな絵にする?空気感を如何に出すか?を。


消失点

2021-11-10 15:00:01 | 伊藤画塾

月2回の伊藤画塾。素材は、佐久平に咲く野草、小さな白いハルジオン。蕎麦の花のように

白一面でなく、路地の脇に咲く。密集度が違うので描くのが楽しかったり難しかったりする

野草。スパッタリングのドットが小さかったり、大きすぎたり、だから筆で生真面目に描く

そんな、塾生がいたり、メンバーが皆ご高齢者。同じような感覚で描く方も多い。風景画の

基本『消失点』。一点透視図法と色あいでの空間づくり。いくら説明しても消失点は?と。


マスキングインクのスパッタリング

2021-11-09 15:38:07 | 伊藤画塾

明日は第2水曜。午前9時から「伊藤画塾」。テーマは『マスキングインクのスパッタリング

原液では少し濃いので、薄めて使う。特に、細かい作業をするには薄めて使わないと、作業が

難しい。しかし、薄めすぎるとマスキング効力が弱まる。今回はスパッタリングでの画法にて

描こうという事なので、薄め方も1.5倍程度に薄めて使う。まぁ~!感覚的なもの慣れることで

理解できるでしょうが…。試しに見本を作成してみた。この程度で着彩できるだろう、ホンと!


先入観や概念

2021-10-27 16:43:58 | 伊藤画塾

今朝は2回目、第4水曜日開催の「伊藤画塾」。透明水彩画教室として下描きデッサンには

「消失点」「一点透視図法」だけを注意した指導をしてきましたが、初めてのテーマとして

自然の中の建築物を描く。外角の輪郭、縦横の比率、その中の分割。今回は建物の正面だけ

簡単な素材を選ぶ。今まで船舶や自動車を描く事があったが、『先入観や概念』が前に出て

オブジェ感覚でなく、イメージで描かれていたが、今回は何とか纏まった絵となっていた。