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宇宙膨張が標準理論と不一致か?クエーサーの観測でわかった120億年前の宇宙

2019年02月17日 | サイエンスジャーナル

 標準宇宙モデルとは何か?

 現在の標準宇宙モデルでは、人体や惑星、恒星などを形作っている「普通の物質」(バリオン)は宇宙全体のエネルギーの数パーセントしか占めていないとされている。宇宙の全エネルギーの約4分の1は、重力は及ぼすものの電磁波では観測できない「ダークマター」が担っていて、残り4分の3は宇宙の加速膨張を現在も引き起こしている「ダークエネルギー」という謎の物質が占めているとみられる。

 この標準宇宙モデルを構築する基礎となったのは、約138億年前に起こったビックバンの熱放射の名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の観測と、より地球に近い(=時代が新しい)宇宙で得られた観測データ。地球に近い宇宙の観測で得られる情報には、超新星爆発や銀河団の観測データや、遠方の銀河の像が重力レンズ効果で歪む効果の観測データなどがある。こうした観測結果は、今から約80億年前までの「最近」の宇宙膨張の様子を調べるのに使われる。

 しかし、今の標準理論では、「ダークマター」や「ダークエネルギー」など正体不明のものを必要とし、誰もが知っている普通の物質では数%しか説明できないことが問題になっている。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 アストロアーツ: http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10463_expansion

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