ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

マジレン劇場版舞台挨拶

2005-09-03 14:47:35 | ノンジャンル
ジャスティライザーを犠牲にして、マジレン&ヒビキの劇場版を見に行って来ました。
お目当てはマジレンの舞台挨拶。場所は伊丹のTOHOシネマズ。第一回目の上映が終わった後に舞台挨拶がありました。

ヒカル先生、麗、翼、魁、芳香、蒔人の順に登場。ヒカル先生、登場でコケそうになる。多分天然。蒔人兄ちゃん、ハデにコケる。こっちは狙ってやったのかも知れない。生で見るとみんな細い。顔小さい。特に女の子たち。
コメントの内容は……うろ覚えですが、
○先生→小津兄弟より衣装が厚着なので、夏の撮影で汗だくだく。
○麗→顔に風が当たるシーンで目を開いて演技するのが大変だった。
○魁→馬との絡みが大変だった。
○翼→馬が自分の方に後ずさって来るので恐かった。
○芳香→ビル屋上での変身シーンが恐くて、一人だけ命綱を付けていた。
○蒔人→雨のシーンはみんな大変。
その他、「番組での初めての台詞は?」の質問に
長兄「ジャジャーン! 特製アニキサラダ!」次男(すかさず)「食欲なくすぜ」の掛け合いがあったり、先生の「キスしてケロ」に麗が「やーめーてー」みたいなリアクション取るのが可愛かったり。
そして兄ちゃんは、明日の放送について「明日は蒔人が……(マイクから顔を遠ざけて口パク)……になっちゃうんですよ」などとネタバレにならないネタバレをやってました。
それからヒカル先生は、苦労したことを聞かれて無言でEDダンスの振り付けを。「翼先生の評価はどうですかね?」とか言われている所を見ると、現場では次男がダンスの先生らしいです。
最後は キャスト「マジで決めたぜ」 客「マジレンジャー!」で締め。

ちなみに客層は8割以上お子様連れでした。梅田の方はどうだったんでしょうね。

あと、上映前に「セイザーX」の予告編が流れていました。
……正直、笑いを堪えるのに苦労した。ステキ。最高。絶対見に行きます。

劇場版マジレンジャー・インフェルシアの花嫁

2005-09-03 14:46:00 | 特撮
そういう訳でマジレン映画です。
基本的には王道一直線。いつもより派手に豪華に、かつ脚本は手堅くまとめたお子様にも安心の一本……ではありますが、全体的に魁と山崎さん絡みのトキメキ☆ラブコメディ(しかしあくまで清く正しく爽やかに)カラーが強めではあります。魁がメインの話なので、他の兄弟たちはどちらかというと脇に回っているかもです。

以下、一応ネタバレなので要反転。


○いきなりの巨大ロボ戦、破壊されるミニチュア。劇場版ならではの……ん? 土曜日の朝にいつも見ているような?
○今回の敵・バーサーカーの王のデザインにサウロン様の面影を見ました。そして、王の鎧に宿っているという死霊軍団に、「王の帰還」の死者の軍隊を思い出す。……死霊軍団が蘇るところもちょっと見たかったような気がします。
○ゾビル軍団やスカイホーキーなど、テレビでは幾久しく御無沙汰なネタも登場。
○マジトピアの映像、天空聖者様たちと御対面。ああ、お祭りムードだ。
○曽我町子さん演じる大天空聖者マジエル様。ちょっぴりお茶目で可愛いお婆ちゃんでした。
○ヒカル先生も久々に本来のサンジェルの姿を披露。「僕に奥の手を使わせるとは……」しかし結局ボコられる。しかもネコに突っ込まれる。ふと思ったんですが、マジシャインは「先生」というだけに、レギュラー五人と対等なポジションではなく、彼らを食っちゃう訳でもなく、常に一歩退いた立ち位置なのかも知れないですね。
○マジドラゴン久々に登場。主役の赤が特別扱いなので、残り四人で合体できるドラゴンは上手い設定だと思います。ていうかドラゴン好きなので、出番がいっぱいあって嬉しかったです。
○カラー爆発やっほー。
○実は個人的に一番ツボにハマったのは、マジマザー誕生秘話だったりします……。
「私は天空聖者ブレイジェルの妻です。勇気なら誰にも負けません!」
母の若づくりにはちょっと無理があったけど、マジエル様に向かって切る啖呵に、母の漢気と夫への愛を感じました……。



ヒビキ劇場版・響鬼と7人の戦鬼

2005-09-03 14:40:07 | 特撮
同時上映でこっちも見ました。
いやあ、面白かったです。2、3日で脚本書いたにしては。

……いえ、嫌味ではなくて。
ヒーロー物としてのお約束とかセオリーとか盛り上げ場所とかは押さえてあって、普通に楽しめるものになってます。
井上脚本にしては、よく言えば王道、悪く言えば無難な仕上がり。
クライマックスが些か間延び&説明不足ではありますが。
でも歌舞鬼とオロチが気に入ったので個人的にはOK。

ラストシーンは安倍麻美の歌う『きみをつれていく』をBGMに、横一列に並んでGメン歩きする8人の鬼でした。
……ごめんなさい嘘です。

以下、ネタバレにつき要反転。


個人的には、歌舞鬼を通して、『人間を守る存在でありながら、異形の者として人々に恐れられ、忌み嫌われる鬼』という存在の葛藤が描かれていたことが大きな評価ポイントです。
……だって、『鬼』ですよ。普通に考えれば日本古来からの由緒正しき悪役ですよ。それを敢えてヒーローに持って来るのは、本来そういったダークヒーロー的な側面を描くため……だと思うんですけどね。何故テレビではそこに触れないのか。ていうかテレビの方の描き方だと、わざわざ「鬼」という名称を使う必然性が理解できない。
だから映画の方は、「ああ、やっと響鬼で見たかったネタが見れたな」という感じです。

もちろん、歌舞鬼の描写があれで十分だったとは思えないし、もっと深く掘り下げて描こうとすればいくらでも出来たと思うんですが。
しかし同時に、本来の響鬼&明日夢主役で、派手派手なご当地ライダー集めてお祭り企画!みたいなノリで行くなら、これが限界だったのかなという気もします。言っても井上脚本だし。

個人的には、歌舞鬼は多分、本当は誰よりも人間が好きだったんじゃないかと思うんですけどね。好きだからこそ受け入れて欲しいという気持ちも強かったし、それ故にその気持ちが裏切られた時の怒りも大きかったんじゃないかと。
エンディング、それぞれ他の鬼たちの「その後」が語られている中、歌舞鬼だけが、子供と触れ合っているシーンの「回想」なのがなんだか切なかったです。
ていうか歌舞鬼、ものすごく井上氏が好きそうなキャラだったな……。いや私も好きですが。

それにしても。
「猛士の死を通して葛藤し、それを乗り越える響鬼と明日夢」の物語と、「異形の者として人々から恐れられる事に絶望する歌舞鬼」の物語、という二つのラインが含まれてるんですよね、この話には。上手く行けば「明日夢=鬼を憎む人間」「歌舞鬼=人間を憎む鬼」の対比で纏められたと思うのですが。
正直、どちらにも消化し切れていない部分があったのは残念です。

結果、クライマックスが
1)歌舞鬼 VS 響鬼
2)ヒトツミ VS 七鬼
3)オロチ VS 現代響鬼
……と延々続いて、正直どこで盛り上がったらいいのかが良く分からなかったです。
特に2)。やっぱり音撃って設定自体がダメですね。いちいちテンポが悪くて間延びして見える。それを七人連続でやられた日にはもう。必殺技を連続で叩き込む!って、本来なら激燃えシーンのはずなのに。

あと、オロチがすごく可愛いかったです。短い手足ジタバタさせて動くの。
連れて帰りたい。ペットにしたい。あの短い前足でお手とかさせたい。