ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

F1第1戦 バーレーンGP

2006-03-14 23:04:07 | F1
ミカ・ハッキネン引退後、実はあんまり見てなかったF1。
別にミカ「だけ」を目当てに見ていた訳じゃなかったけど、やっぱり10年以上おっかけしてた人の抜けた穴はデカかった訳で。
ミカ引退後はしばらくシューマッハ独り勝ち状態でしたしね。そういうのって、当のシューマッハのファン以外にはちょとつらい。
それでも去年の鈴鹿を久々にテレビ観戦したら、若手が台頭して来て中々面白そうなことになってて、こんなんなら最初から見とけば良かったと思ったり。
(ていうか、アロンソって誰?)
……なんてことを思ってる内にトリノオリンピック。開会式で登場した真っ赤なフェラーリ。一糸乱れぬピットクルーの作業。彼らの期待を背負ってコースへ出て行くドライバー。冷気を切り裂くエキゾースト・ノート。
ああ、やっぱり私F1好きだわ、レーシングカー最高だわと久しぶりに思ったものです。
ありがとうトリノ。

そんな訳でバーレーン。
すっかり定着してしまった永井くん。
オープニングに地味にミカ登場。良かった忘れられてなかった……。
ところでバーレーンってどこ? なんで砂漠にサーキットが?!

とかなんとか言ってる内に始まるフォーメーションラップ。ひさびさのこのトキメキ。ゆっくりとサーキットを一周し、スターティンググリッドに並ぶマシン。期待に胸が高鳴る中、ゆっくりと点灯されるレッドシグナル。それが一斉に消えると同時に、猛然と飛び出すマシン。最初の第一コーナーを征するのは誰だ?!
……あー、これよこれこれこの感じ。これだからレースはやめられない。

実に熱いレースでした。
無気味に復活して来たシューマッハと若きディフェンディングチャンピオン・アロンソの新旧チャンピオン対決は火を吹くようなガチバトル。
畜生、悔しいけど強いね、アロンソ。『速い』というより『強い』って印象。勝負どころでガンガン攻めて行く辺りが末恐ろしい。

末恐ろしいと言えばルーキー、ニコ・ロズベルグ。お父さんのケケ・ロズベルグと言えば、私的には「ミカがお世話になった人」です。その息子さんが数年前から頭角を表し出したらしい、とは聞いていたのですが。「親の七光りとは言わせねーぜー!」とばかりにこちらもガンガン攻めまくって七位入賞。デビュー戦にして強烈なインパクト。
ヒゲとサングラスを装着したら、パパそっくりになりそうです。

一方、予選のクラッシュが原因で最下位からのスタートとなったライコネンも、怒濤の追い上げて三位表彰台ゲット。なにげにカッコいいよ、あんた。
やっぱり今年も私的イチ押しはフライング・フィンで。
メタリックにぴかぴかしてるマクラーレンのマシンもカッコいいですねー。

そして。
フジテレビが今回、フェラーリよりもルノーよりもマクラーレンよりもフューチャーして大々的に取り上げていたスーパーアグリ。本家ホンダより扱いがデカい。
やっぱり日本人ドライバーの存在が大きいんだと思いますが、チームのおかれている状況を思えば、最下位は覚悟の上。ほとんど「車がコースを走ってるだけで奇跡」に近い状態ですよ。

ていうか、去年まで日本人でほとんど初めて勝てるマシンに乗れてたんだけどな、琢磨……去年の結果がアレだったもんだから……orz……まあ、過ぎたことは仕方ありません。

この厳しい状況の中(ピットクルーの動きが、他チームに比べてあきらかに慣れてなくてあわあわしてたしね……)、18位完走は立派でした。
今後も我慢のレースが続くとは思いますが、長い目で見守らせて頂きます。

それにしても、しばらく見てなかったもんだから完璧浦島状態ですよ。
新しい予選のシステムがさっぱり理解できなかったので、これから雑誌読んで勉強します。

以下、自分のための覚え書き。

ベネトン→ルノー/ルノー
フェラーリ/フェラーリ
マクラーレン/メルセデス
BAR→ホンダ/ホンダ
トヨタ/トヨタ
ウィリアムズ/コスワース
ジャガー→レッドブル/フェラーリ
ザウバー→BMWザウバー/BMW
ジョーダン→ミッドランド/トヨタ
ミナルディ→トーロ・ロッソ/コスワース
(アロウズ→)スーパーアグリ/ホンダ