ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

東京までのカウントダウン

2007-03-11 00:14:07 | 日記
今日は。
いよいよ世界選手権が近づいてまいりまして、大ちゃん始め海外で調整していた代表選手たちが続々と帰国し、ついでにオロCのCMも流れ始め、迫り来る予感に突如舞い上がったり反動で不安にかられたりと暑苦しい日々を送っている虹川です。
私が浮いたり沈んだりしてどないすねん、と思う反面、まあこれも楽しみの一つかと開き直ってみたり。
思い出すのは98年鈴鹿の前、某モータースポーツ誌に載っていた「かくも長き5週間のインターバル。これだけあればあれもできるしこれもできるぞ」というフレーズです。お祭りを待ちながらうだうだしているあの空気感が。
ミカが勝つかシューミが勝つか?!パーセンテージ付きの予想グラフまで載せてる本があったなあ……終わってみれば何%っていう数字なんて全く意味を失うんですが、そうやって無為に数字を弄ぶのもお祭りの前の楽しみなのかも知れません。

あと、東京では駅などに貼られているらしい世界選手権のポスター、TVnaviに載ってるのを見ました。
イマジネーションの膨らむ美しいポスター…のはずなんですが、見てるとどうしてもマジレンジャーの主題歌を口ずさみたくなる自分が悲しいです。大ちゃん単独で見るとキグナス座の聖闘士のようにも見えます。

そんな中増え続ける関連本をここにまとめていたのですが、文字数オーバーしちゃったのでこっちに続きを書きます。
一応、オススメ度とか付けてみたけどあんまり参考にはなりません。多分。

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【既刊】フィギュア世界選手権パーフェクトブック*購入済み
いつの間にか本屋さんに並んでいた本で、かなりの突貫工事で作ったもののような気がしないでもない。こちらは世界選手権を放送するフジサンケイグループの本です。そのせいなのか、「完全ガイド」の方がF1で言えば日本GP直前ガイドのノリなのに対して、こっちはサーキットで売ってる公式プログラムのノリに近いと思いました。本のタイトルは「パーフェクトブック」ですが、表紙に小さく「世界選手権を楽しむための一夜漬け講座!」とあり、こっちの方が本音かと思われます。
あと、カタリナ・ビットさんのインタビュー入ってます。
オススメ度☆☆☆…記念品・或いは手軽なガイド本として何か一冊欲しい方に。

【既刊】Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 3/29号 [雑誌] *購入済み
Numberはスポーツ「総合誌」なので、総じて専門誌のような濃いマニア向けの内容ではないのです。昔のF1なんて、初心者向けの入門編としては良かったんだけどな。ていうか、女子は一人一本ずつ記事があるのに、男子は相変わらずニコイチなんてヒドいわ(涙)。でも中扉の横の関西大学の広告の大ちゃんの写真が死ぬ程かっこ良かったので満足です。
スケートとは関係ないけど、習字のコーナーに笑いました。
オススメ度☆☆…大ちゃんのファンなら関大広告に一見の価値を見出せるでしょう。

【既刊】ワールド・フィギュアスケート 27 (27)*見送り
「世界選手権プレビュー」は、先行したムックに比べると物足りない内容。26号とは対照的に、その他の試合には大ちゃん出てないし……ということで今回は見送り。一応、白黒でオロナミンCのCM撮影の記事もありましたけど。
オススメ度☆…欧州・全米(カナダも?)・四大陸・アジア大会に出場した選手のファンなら要チェック?


【既刊】Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 4/12号 [雑誌]*購入済み
世界選手権の速報として、日本選手全員の紹介記事。メダリスト三人は写真付き。関大広告が今度は織田くんバージョンでしたが、順番逆の方が良かったかもね。
オススメ度☆…記事は少なめでしたが、写真は中々セクシーなので記念にという方に。個人的には、半分はF1の記事目当てに買いました。

【既刊】ブルーガイド・グラフィック フィギュアスケート FLASHBACK*購入済み
F1で言うとシーズン総集編みたいな本かなと思ってたんですが、寧ろそのまんま「F1速報フィギュア版」という感じでした。色んな意味で。裏表紙の大ちゃんのノリは、昔のレーシングオンみたいだし。分かりにくい例えですみません。試合内容の速報以外は予め編集を進めておいて、試合の結果が出次第記事を埋めてGO!みたいな。ページ数が少ない割には、ファッションチェックとか海外選手の日本観光とか世界ジュニアとか意外に幅が広かったと思います。その分文字は少なめ。でもそのお陰で、変に記者の主観とか思い込み混じりの文章を読まされることもなく、さくさく快適に読み進められます。データや選手の肉声が多めなのも良し。
オススメ度☆☆☆…意外にお買い得。付録のポスターは日本シングル5選手ですが、大ちゃんが一番デカいです。


あと、「ワールド・フィギュアスケート 28」が世界選手権の特集になりそうですが、こっちも中身を確認してから購入を決めます。

その他、週刊誌とかにちょこちょこ。私が見たのは「女性自身(お母さんの良い話)」・「テレビジョン(CM撮影ネタ)」・「アエラ(モロゾフさんインタビュー)」・「サンデー毎日(しょーもない駄洒落)」くらいかな。サンデー毎日はあまりのくだらなさに怒る気も失せましたが、同時に毎日発行のムックに感じてた違和感の理由も分かりました。要するにセンスないのね、あの人たち。センスのない人が芸術を語るからおかしな事になるんですね。

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「パーフェクトブック」は内容だけでなく装丁の雰囲気までF1の公式プログラムに似ている気がするんですが。
あれは生観戦しに行ったら必ず、記念品として買って帰るんですけどね……。
個人的には、佐野稔さんの解説が興味深かったです。
大ちゃんのジャンプが安定した理由が解説されていて、成る程と思いました。偶然でもなく、精神的な理由からだけでもなく、技術的にもちゃんと理由があることが分かってちょっと安心しました。
それから、「フィギュアは個人種目だけど、国際大会では「チーム」としての連帯意識も大切」という話を聞いてなるほどと思いました。その点日本はチームワークが良くて良いことだと。
ファンの中には、自分の応援する選手のライバルに過剰な敵意を抱いている人もよく見かけますが(特に女子選手周辺)、高いレベルで高め合うライバルというのは同時に心強い味方にもなり得る大切な存在なのですね。ファンもその点心したいもんだと思いました。

Numberは完全に、関大広告にやられました。
ロン毛(メッシュ入り)&ヒゲ付きで競技用ロクサーヌの衣装を着てるのは、いつ撮った写真なんでしょう。特に左端の、両手で自分を抱きしめるようなポーズで上目づかいにカメラを睨んでる写真は反則です。何の映画の一場面かと思うような。オロナミンCの天然営業社員と同じ人だとは思えません。ありがとう関大。