ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

岡山から来た奇跡の男

2010-09-24 00:16:00 | 日記
タイトルでフェイントかましてすみません。
今回は大ちゃんの話ではありません。

9月6日の「カンブリア宮殿」ごらんになりましたでしょうか?
猫駅長たまちゃんがニュースになる時、よくたまちゃんを抱いて一緒に映っている品の良い初老の紳士。
和歌山電鉄の親会社・両備ホールディングス社長 小嶋光信。
地方公共交通の救世主。そして岡山県スケート連盟会長。

番組ではスケートには触れられませんでしたが、氏の手がけて来た地方交通再生のスキームが、倉敷のリンク存続運動に生かされているのはよく分かりました。

負担の大きな初期投資を財政基盤の大きな所が担い、実際の運営はノウハウを持っている所が担当する。
初期の設備投資を官が負担し、実際の業務を両備が担当する三重のフェリー会社のスキームは、ヘルスピア(旧サンピア)倉敷のリンク運営に当てはまりますね。
初期の設備投資を加計学園が。そして実際の運営をスケート連盟が。
地道なコスト削減のため、和歌山電鉄のお偉いさんが自ら売店の売り子をやっている姿を見て、倉敷で自らザンボニーのハンドルを握る大上君の姿を思い出しました。

改めて、草の根運動の熱意や大ちゃんの善意をひとつの形にまとめあげてくれた小嶋さんの手腕があってこそのリンク存続だと言う事がわかりました(同時に、彼のスキームが交通だけでなく様々な分野に応用できることもわかりますね)。こういう人がいてくれたことが本当に有難い。

社会貢献への高い志と、ビジネスマンとしての経営感覚のバランスの取れた、素晴らしい経済人だと思います。

***

実は密かに、大ちゃんの夢のスケートアカデミーは岡山の地に実現するんじゃないかと思っています。
小嶋さんの尊敬する津田永忠は、地元では名君として名高い池田光政公に仕えて閑谷学校を作った人だったんですね。
閑谷学校は、藩士の子弟でなくても、一般庶民が誰でも学べる初の公営の教育機関として画期的な存在だったそうですが…スケート版閑谷学校、どうですかね?

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拍手コメントへのお返事

□2010/9/21 10:33
かっこよかったですねえ。私はダンスのことはよく分かりませんが、あの見せ方のセンスとリズム感はやっぱり天性なんでしょうか。

□2010/9/22 9:56
いや、私も正直他人に対してそんなに心が広い訳ではないです(笑)。でも大ちゃん自身も「僕もできてる訳ではないですが…」とさらっと言ってて、そこが彼の良い所だと思いました。最初に「ノクターン」を見た時に「彼の目には一体何が見えてるんだろう?」と思ったものですが、やっぱりちゃんと正しいものが見えている人だと思います。

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