さむいよう。
日本の昔ばなしで「笠地蔵」やってた。
この話けっこう好き。
せっかく交換してきた笠をお地蔵さんにあげてしまう、
おじいさんもいいんだけど、
それをまったくとがめないで、いいことをしましたね、って言ってしまう、
おばあさんがもっとすごい。
こういうご夫婦が実際にいたら、
年末にはいろいろお歳暮とかおすそ分けとか、いろんなとこからもらえてる気はする。
そもそも、こんなものもらうわけにはいかないって、警察に届けたりするかも。
「大年の日」っていうのもよかった。初めて聞いたけど。
うちは去年の今ごろお風呂の給湯器がこわれて、
こごえながらふろに入ってたから、なんとなく他人事じゃない。
年末には、こういうまじめで正直な人にはしあわせが来るっていう話がいいなあ。
って思ってたら、最後が「雪女」ってなんだよ。
不可逆的。
「元に戻せないこと」っていうことらしい。
そう言われると、あんまりぴんとこないけど、
英語の irreversible にして調べると、
〈決議など〉撤回できない,取り消し[変更]できない、という意味なんだそう。
それならなんとなくわかるような。
アメリカを巻き込むみたいだし、まあ、そういうことなんだろうな。
『あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、
謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。』
ということを実現させるためのことと思えば。
最終的には、きちんとこれを履行させるってことが大事なんだけど、
これがもし失敗しても悪いイメージがつくのは、たぶん外務省と岸田さん。
軽減税率のマイナンバーで、なんとなく悪いイメージがついたのも財務省。
中国との関係改善で、表舞台に立つのは二階さん。
森元首相がB案と言ったおかげで、なんとなくA案でいいような雰囲気になってたり。
失敗すると内閣のイメージが悪くなりそうなところには、
あまり、本流の人は出てきてないような気がする。
芸人さんが事件を起こしたっていうのが、けっこうニュースになってる。
これ、一般の人が起こした事件だったら、こんなさわぎになってたのかな。
定時のニュースで、床の上に盗難品をずらっと並べた映像をバックに、
容疑者の映像もなしでさらっと事実関係を伝えて終わり。
下手したら容疑者の名前もでなかったりすることもあるような。
犯罪は犯罪なのは確かだし、さすがに芸人Tですますわけにはいかないだろうけど、
そこまで叩かれないといけないことなんだろうかな。
もっと取り返しのつかないような悪いことをしてても、
なにごともなかったように、社会に戻ってる人もいっぱいいるような気がするけど。