「全石連会長が中小SS生存不能とエネ庁長官に訴えました」の紙をお客さんに渡す。
うちの店の寿命が近いと思われないだろうかと心配しながら...
「そんなもん渡したってしょうがない」
こうちゃんもあまり良い顔はしない。
(;^_^A アセアセ・・・
でも続けるのだ。
全国各地で、ガソリンで9円、軽油で15円、灯油で16円も、大手特約店より高い値段で仕入れをしている地場零細3者店があることを知ってもらうために。
恐らく“流れ”は止まらないし変えられないと思うけど、
こんな大きな仕切り格差をインセンティブなんかで片付けて良いわけがないと思う。
昔から地場で営業を続けてきた店は、その地域への燃料供給(責任)を担ってきました。
だから昔は出店に“枠”もあった。
規制緩和でその枠はなくなり、異業種も自由に出店できるようになりました。
自由に・・・
だけど、系列特約店制度という枠はそのままでした。
そして多くの地場店主はそれまで意識していなかった“供給責任”を意識せざるを得なくなったのです。
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卸格差は中小SS生存不能。
地場3者店は、
法人の大口掛け取引先に自店の仕入れ値では不可能な安値営業を掛けられ、
そしてまた、
他店の掲げる価格看板(自店の仕入れ値以下)に、個人客の多くが流出するのを見送ることになった。
3者店より優位な2者店でも業転玉を仕入れなければ(業転玉を仕入れても)競争出来ない。
不条理な仕切り格差20年という年月に、2者店より優秀な経営を続けてきた3者店も疲弊し、撤退、廃業。
ピーク時の約半数になるまで。
1日に4軒が店を畳むほど。
供給責任という意識を持ち全量系列仕入れをしながら廃業へ至った店主は断腸の思いだったに違いない。
全国各地に、今も年金で生計を立てながら、或は不動産収入を投入しながら、供給責任を果たそうと営業を続けている店主がいる。
災害時の最後の砦(災害インフラ)と認識されるのは結構なことだけど、
安定供給は経営が安定していてこそ果たせる責務だということも理解してほしい。
「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」
この、九州の販売店主さんの言葉に共鳴する地場店主は多いと思います。
ガソリンが9円台、軽油は16円台、灯油が15円台
これだけの系列内格差が生じている現特約店制度は、元売曰く「合理的なシステム」だそうで、
これだけの仕切り格差が生じている中で元売は、「規模や出資の有無に関係なく公正・公平にお付き合いし、一緒になってブランドを高めたい」。と宣う。