1月16日ぜんせきより
全石連・石油協会 SS網維持に全力
SS数はピーク比でほぼ半減し、SS過疎地は全国288地域にまで拡大した。
安定供給を続けるためには、全国の7割を占める1SS1ディーラーを中心とする地場SSに依存する部分が大きい。
全国の消費者に安定供給を約束するためにも、現在のSSネットワークを維持しなければならない。
「論説」正しくない子会社SSがある
ビジネスモデルは胡散臭い
1月18日燃料油脂新聞より
エネ庁 初の元売販社ヒアリング
仕入れ、値引きなど聴取 元売支援の内容も把握へ
※出光のCA
週間コスト9週ぶりに下落
※転嫁しきれないまま(==;
販売業界激変の予感 SS勢力図変わる
今年はSSの閉鎖や弱小業者の撤退などが、ゆっくりしたペースではあるが、これまで以上に進行するとみる有識者は多い。
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>SS網維持
これ以上地場店を減らさないためには、数量とマージンを地場店が確保するしかない。
経営の多角化は人件費が必要になる。疲弊した地場店には困難なことです。
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もう何回も書いてきているから、耳タコ目タコかと思うんですが、
当店の仕入値同然の価格看板を、新規出店してきた2者店(中小特約店)に掲出されたのはまだセルフもない時でした。
今、特約店の方々が(も)コストコ等異業種の廉売や販社の安売りを問題にしていますが、
私に言わせれば、
「それってアナタたちが地場3者店に対してやってきたことでしょ。地場3者店をスケープゴートにしてきたことは棚に上げてよくもまあ」、って感じなのです。
平成20年頃でしょうか?
業界は「経営は自己責任です」「業転は経営努力です」と、全量系列仕入れの地場3者店の“声”を切り捨てるような空気の時もありました。
お蔭様で、大きな仕切り格差のなかで、業転に頼らずとも、また官公需に頼らずとも、自助努力で営業を続けることが出来ています。
って、自慢してるんじゃないんですよ。
腹を立てているんです。
当店は優良法人客が数社あったお蔭で、業転に手を出さずに済んだけど、
(逆もまた真なり、ですけど)
近隣店より10円高値でも給油に来てくれる有難いお客さんもいるけど、そうではない消費者の方が圧倒的に多い。
「必要とされないから淘汰される」っていう人がいるけど、この業界でそれ、間違ってますから。
こうちゃんは今日もお昼休憩殆どナシ。
明日の配達&洗車の予約状況からみて明日もお昼休憩は無理そう。
午前中masumiさん一人のときに、軽トラ満タン+ポリ容器4つ(灯油)のお客さん(高齢男性)と、原付バイク、そして満タン+空気圧のお客さんと続けてほぼ同時に来店があった。
高齢の男性客は優しい人で「こっちは急がないから後でいいよ」と声を掛けてくれたり、ポリ容器も自分で運んで荷台に積んでくれて、「最後の1個くらい私に運ばせて」って言っても、「かまへんから、向こうの人、(先に)入れてあげ」って。
そして最後は「忙しい時に来てごめんやで」って・・・
おかしいでしょ。
本当ならこっちが「お待たせして申し訳ありません」でしょ。
「低マージンで人を雇う余裕がない」
これに対して、
「じゃあマージン取れるように値段を付けて売ればいいじゃないか」って簡単に言う人もいるけど、
近隣よりリッター30円も50円も高値で売ってどれだけの人が給油に来てくれるというのでしょう。
「現卸格差は中小SS生存不能」なんです。
「(資本)力がないから」「サービスが悪いから」「必要とされないから」淘汰されるんじゃない。
それ以前に、「卸格差」があるからです。
卸格差によって顧客の流出が起こり、これ以上にもこれ以下にも出来ない値付け、即ち低マージンでの経営を余儀なくされる。
疲弊して、十分なサービスが提供できなくなるのです。
※因みに午前中のこの時の空気圧点検はしましたが、時と場合によっては「今、主人がいないので」と言ってお断りすることもあります ことにしました。
当店がもし昔のまま(窓ふき、空気圧点検等の無料サービスや、いつ売れるか分からない油外販売を行うために)従業員を数名雇用し続けていたら、
地下タンク改正消防法対応工事も、新POSへの入れ替えも、配達用ローリーを新しくすることも出来なかったでしょう。
つまり、店を畳むしかなかった。
そういう3者店が多いから、ピーク時の約半数にまでガソリンスタンドの数が減ったのです。
方や、数量インセンティブや経営支援を受けている大手特約店の存在がある。
「災害時の安定供給は地場SSに依存する部分が大きい」
私がガソリンスタンド経営者や従業員などと無縁の、一消費者だとして考えてみる。
「災害時の安定供給は地場SSに依存する部分が大きい」
いくらそう言われても、(距離にもよるけど)10円安い店があればそちらへ行く。と思います。