masumiノート

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灯油ポリ容器2つ、福岡県まで

2017年01月28日 | ガソリンスタンドでの出来事

午後2時頃に電話が鳴った。
「はい、○○石油です」
「すみません、灯油の配達をお願いしたいのですが?」
(ん?この声は・・)「どちらへでしょうか?」
「福岡県の○○市まで、灯油をポリ2つ」

爆笑

「いくらですか?」
「そうですね~、10万くらい頂きましょうかね」
「9万円で」
「いやあ、無理ですね~10万はまけられませんねー」
「10万出したらポリ容器2つ手に提げて福岡県まで来てくれるんですか?」
「うーーーん、どうしましょうかね~、まぁ考えてもいいかな~」

爆笑

「masumiちゃん、お誕生日おめでとう」


以下略。


小学生の時からの友人です(笑)

あー楽しかった♪




マージン18円論

2017年01月28日 | ガソリンスタンド3

1月24日燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)


マージン18円論台頭 販売店の大勢 質販重視

大分県市場では、新年に入り燃料油マージンリットル18円論が台頭している。
大分市場や別府市場などがすでに採算体質を築き上げており、平均マージンは15円強。
しかし1SSオーナーなど地場業者からはプラス3円の底上げの必要性が叫ばれており、変化への波が高まっている。


※数円のマージンで営業を続けている激戦地からは想像もできないマージンですね。
でもこれを、消費者はもう「暴利」などと言ってはいけない。


15-20円のマージンは規制緩和以前がそのくらいだったそうです。
(販売価格が横並びの時代ですから、仕切りで優位な立場の2者店は更に大きな利幅を得ていた)



***


「店頭での給油だけ」という大手セルフなどとは違い、
昔ながらの地場店には町工場や個人宅への配達という役目があります。


「店頭での給油だけ」という大手セルフなどとは違い、
昔ながらの地場店が扱っている燃料油は、ガスや水道と同じライフラインです。





だから、
卸格差のせいで”、
「低マージンで未来への明るい展望もない」ような業界ではいけないのです。

今のような「息子はいても跡継ぎはいない」というような状況ではいけないのです。
元売が「安定供給を約束するものでは無い」としている業転玉で「一時凌ぎ」をしていてはいけないのです。



給油施設も、配達用車両なども、
(元売が「安定供給+品質保証」をしている系列玉で)
再投資可能なマージンを得られるようでなければいけないと思います。








残存者利益実感できず 中小業者の需要減少深刻

※卸格差のせいで新規での顧客獲得が困難です。

昨年、市内のフル店が閉鎖廃業されたことで、配達(企業や公用施設等の大口)への問い合わせが数件ありましたが、全て受注には至っていません。
相見積もりですから、

卸格差があり、業転玉にも手を出さず系列玉での単価を提示することになる地場店は、不利です。







業界再編“予測できない事態”警戒 元売は地域経済へ配慮必要

「本当に市場正常化されるか」  過去振り返り懐疑的な見方も

元売の基本的な戦略は「効率化の追求」で「エネルギーの安定供給」への関心は低くなっている。







コストコ名古屋進出に警戒「常滑の比ではない」










数年前に、恐らく業転玉を仕入れていると思われる方から「アンタ正論ばっかりやん」という怒りのコメントを頂いたことがあります。

私も分かっているのです。

「業転は命綱」
それは
近隣に他市から進出してきたセルフでもない2者店に自店の仕入れ値で価格看板を掲出された当店が一番分かっています。

だから他社買い業者を責めたいわけではありませんでした。

でも、自己を正当化しようとして全量系列仕入れを貫いている者のことを愚弄するような発言を無視することは出来ませんでした。




別の2者店が「赤字でこれ以上は無理」と撤退しようとした店を元売がCAセルフにしたとき、
「業転玉では地場中小零細店が救われることにはならない」、「正論でしか元売を責めることは出来ない」と思いました。




今日の燃料油脂新聞のトピックのなかに
「大手元売りにターム契約で相当台数を抑えられたら、業転は運べない」(ローリー不足)とあります。

もしそんなことになっても「業転は供給を約束するものではない」と元売が表明している以上、地場中小零細1SSPB業者は元売を責めることができないのです。

流通も元売の手中にあるのです。


地域への供給責任を担っている我々地場業者は、「ブランド料には安定供給と品質保証が含まれている」という元売の説明を逆手に取って、元売の責任を質すしかないんじゃないかなと思ったのです。


でもそれもただの理想論かも知れません。

私たち3者店の声を元売は直接聞いてはくれません。「特約店を通して下さい」と言われます。
特約店曰く、元売は巨大化したので「暖簾に腕押し」だそうです。

残る頼りは組合ですが、その組合の幹部役員は“調整金などの元売支援を受けている”特約店の方々が大勢です。



話はマージン18円論に戻りますが、
マージンが18円あれば雇用も可能かと思います。
が、それが続くという保証はない。

この、斜陽産業と見られるガソリンスタンドでも、コストコ等の異業種が参入し、次々と出店しています。
18円もマージンが取れるとなると、確実にその商圏には猛者が参入して価格競争が勃発すると思います。


一旦他人を雇用したら、そこにも責任が生じます。



私たちは、それぞれのやり方で「やれるところまでやる」
それしかありません。